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大学職員の仕事内容・特徴

大学職員の仕事は主に下記のような内容です。

①学生支援(学部事務、学生、就職)部

学生が入学し、卒業するまでに授業から私生活まで様々な面でサポートします。具体的には、下記のような業務になります。

  • カリキュラムの作成

  • 成績の管理

  • 奨学金の申請受付

  • 近隣からのクレーム対応、警察対応

  • 就職活動支援

②研究支援・社会連携部

学生の支援だけでなく、教員の研究のサポートも行います。具体的には、民間との共同研究外部資金調達の支援、特許取得などを行います。

③国際化推進部

外国人留学生の受け入れや日本人の留学の支援を行います。
提携大学の拡大などもあり、多岐にわたります。
(英語ができなくても、配属されるケースもあります)

④図書館部

図書館業務全般を行います。
具体的には、図書館内でのイベントや企画、本の整理や資料の保存などで
す。比較的、残業も少なく安定した部署になります。

⑤入試部
入試の企画から実行までをすべて行います。高校や塾への営業なども業務の範囲に入ります。出張が多い部署となります。

⑥法人系(人事、財務、広報、情報部など)

法人系の部署は基本的に一般企業と同じような働き方になります。細かい業務内容でいうと、学校特有の職種や会計方法などがあります。

大学職員の仕事の特徴

大学職員の仕事には、以下のような特徴があります。
①部署の異動がある。(学校や人によってタイミングは様々で約3年~10数年に1度)
②業務の幅が多岐にわたる。
③専門職に未経験者が配属されることがある。(財務や情報システム部など)

①②③について、それぞれ詳しく説明していきます。
①部署の異動がある。
どの大学も定期的に人事異動があります。1つの部署でスペシャリストとして育成していくという会社も多いですが、大学の業務は学生の入学から卒業までに関与し、様々な部署が関与します。ですので、いろいろな部署で経験を積むことで大学職員としては、スペシャリストとなっていきます。

②業務の幅が多岐にわたる。
学生課といった学生活動を支援する仕事もあれば、研究支援といった教授の研究を支援する仕事、同窓課といった卒業生や保護者とやりとりする仕事などがあります。それらはお客様となる相手も異なり、接し方や業務の仕方も全く異なります。そういう点でいうと、飽き性の方には非常に向いているかもしれません。(本が好きな人には図書館での仕事などもあり、業務の中で司書の資格も取れることが多いです)

③専門職に未経験者が配属されることがある。
これは一般企業では考えられない話かと思います。大学職員は基本的には総合職のような形で専門職採用などがない大学が多いです。ですので、中途入職で入ったのちに、財務部や情報システム部などに配属されることがあります。傾向としては、簿記や基本情報技術者の資格を持っていたり、前職で会計やITに関与している人が配属されるケースが多いです。

大学職員の仕事は、どの仕事も学生の成長や生活に関係するものです。職員の中には、「学生時代に●●さんに対応してもらった」や「●●さんにあこがれて職員になった」などという声もよく聞きます。こういった感謝してもらえる仕事は大学職員の魅力の一つだと思います。


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