見出し画像

#2 noteを読んでもらいたい人

は、どんな人か?
それは簡単に言えば『決算 / 経理に携わる人』です。
具体的には以下です。(その他の方々にも是非読んで貰いたいです!)

◆ 税理士さん
◆ 財務・経理ご担当者
◆ 中小企業経営者
◆ 元銀行員(ヤメバン)
◆ 生命保険営業の方々

上記、皆さんに読んでもらいたい理由を書きたいと思います。
※なぜそう思ったのか?は #1 note もご参照ください。


税理士さん

税理士さんには特に読んで頂きたいと思っています。
中小企業が必ず関わる最も身近な『士業=先生』として税理士さんは存在します。中小企業経営者の多くは、良くも悪くも税理士さんを信頼しきっています。依存と言っても過言ではないレベルです。

財務の話を中小企業経営者にした時、高い確率で「財務?それは税理士さんに見てもらっているから大丈夫だよ。」との答えが返ってきます。経営者が財務を理解していない。という事がわかる発言です。

しかし、そもそも「税理士に任せている。見てもらっている。」というのは本当でしょうか?
税理士さんにお聞きすると十中八九「いやいや、財務をうちの事務所が見る契約なんてしてないよ💦」と言われます。完全なる勘違いが発生しています。これは、先日の note#1 でも書いた通り、財務と経理(税務)の違いについて理解していない、もしくは混同している、等が原因だと思われます。結果的に経営者は税理士に対して過剰な期待をしているわけです。

この勘違いや期待は、税理士さんに対する不満に繋がったり、後に契約上のトラブルや契約解除に繋がりかねません。是非とも、税理士さんの口から財務と経理の違いや、契約範囲を明確にしておいて頂きたいと思います。もちろん、財務もできる税理士さんや事務所もあります。ですので、全ての税理士さんにあてはまる話ではありませんので悪しからず。

ただやはり、税理士さんの業務は、決算を締め、P/L(損益計算書)や納税額のフィードバックが主になっている様に思います。しかし、そのフィードバックのタイミングはすでに企業における新年度がスタートしており、過去のものとなっています。事業計画や未来のCF(キャッシュフロー)に言及したフィードバックやアドバイスを見た事がないのも事実です。

税理士さんには、是非とも財務の知識をつけて頂き、中小企業経営者をサポートして頂きたいと勝手ながら願っております。当然、業務量は増加しますので、報酬も増額すべきだと思いますし、経営者も財務の重要性を理解しそれに応じて貰いたい(後述します)。

少し偉そうな文章になりますが、中小企業の財務に携わってきた人間として少しでも税理士さんのお役に立てればと思い、今後も書き綴りたいと思っておりますので、お付き合い頂ければと思っております。

財務経理ご担当者

財務経理のご担当者にも是非とも読んで頂きたいと思います。
中小企業において資金繰りの安定は永遠の課題。にも関わらず、経営者には一任されている。そんなご担当者をよく見ます。当然、一任と言っても最後は経営者の決断であり、経営者の責任ではありますが「○○部長、これ、大丈夫だよね?」の一言で、熟考せず判を付く。あるあるですよね。
経営者が、詳細まで全てを理解するのは難しいのかもしれません。よく言えばご担当者を信頼しているとも言えますし、悪く言えば丸投げからのメクラバンです。

本来、財務と経理の違いを考えると、別の部署として存在することが望ましいのは明白です。しかしながら、業務量を考えると「財務:経理=5 : 95程度」(今東の私見)であり、その財務業務だけの人材を雇用するにはコスト的に現実的ではない。そう考えると、やはり経理の人材に財務を兼務させる事が妥当であると、私も思います。

しかし、現場の皆さんはおそらくお気づきだとは思いますが、対銀行の対策などはある種の銀行の言いなり、交渉があるとしても金利の交渉等はあれど、期間や借り方、事業計画までの立案など、非常に難しいと考えます。1人でその重責を担うのが重すぎる。と、お感じの財務ご担当者には是非とも参考にして頂き、少しでもお役に立てるモノになる様、書き綴って参る所存です。

中小企業経営会者

本来なら、財務ご担当者より先に経営者を名指しすべきかもしれません。でも、上述の内容を読んで、「俺もそうなってるな〜。」「それ、俺やん!」となった経営者の皆様、是非読んでください。

もちろん経営者が全てを理解したり、ご自身が手を動かして資料を作る事が必ずしも正しいとは思っていません。然しながら、やはりご自身の会社でありご自身が連帯保証するのであれば、一度しっかり考えてもらいたいと思います。そしてご納得の上で、責任を持って判を付いて頂きたいと思います。
あと、財務の重責を担っているご担当者に労いの言葉を掛けてあげてほしいと思います。

一方、企業規模やコストの関係で財務経理がいない経営者。また、現状任せられる財務ご担当者もいない企業におかれましては、このnoteを必ず読んで頂きたい思います。理想はご自身で事業計画・資金計画を書けるのがベストですが、なかなかその情報も多くありません。特に対銀行については微妙なニュアンスが重要にもなってきます。アウトソーシングも検討すべきかとも思います。

兎にも角にも、経営者は必読であると。すごい高いところから言い切っている自分に焦りますが、確信を持っております。少しずつアップしていきますので、お付き合い頂きたいと思います。

元銀行員(ヤメバン)


もし、元銀行員(ヤメバン)がこのnoteを読みすすめてくださると、「は?当たり前の事言ってるやん。コイツ」と、なるでしょう。
はい。当たり前の事しか書かないです。でも、それは銀行員にとっての当たり前で、世の中の皆様にとっては当たり前ではないんです。そんな事を書き綴ります。簡単に言えば『ここが変だよ銀行員』的な話です。

銀行では初期教育で徹底的に決算書を読まされる研修があったと思います。実務においても徹底的に決算書を読まされました。もちろん、出身の銀行や世代によって違いはあるかもしれませんが、私は徹底的に調教されました笑。感謝しかありません。

そんな初期教育が我々の当たり前を醸成しています。でも、当たり前すぎたが故、それが世の中でどれほど稀有で、どれほど切望されているか、気付いたのは恥ずかしながらここ数年です。沖縄の人が『沖縄の海の素晴らしさ』に気がついていない様に、銀行員が『銀行員の当たり前が世に切望されている事』に気がついていない。そんな感じです。(※沖縄の皆様ごめんなさい。悪意はありません。)

『世に切望されている』と書きましたが、本当のところは少し違います。正確には『潜在的に世に切望されている』です。ここ数年、数多くの決算書を読み漁っていましたが、それを確信しました。今こそ元銀行員の我々が1社でも多くの中小企業を健全な財務体質に改善せねば!と思い、MUFG同期の3人でbanquestを立ち上げました。詳細は今後のnoteや別の機会でお伝えできればと思いますが、「俺も中小企業の為に一肌脱ごう!」と思って頂ける方が出てきたら嬉しく思います。今後もお付き合いください。

保険営業の皆様

保険営業の皆様が最も中小企業経営者と密に接しているなぁ。と感じています。事実、相談を受ける多くが保険営業の皆様からなのです。私自身が同じポジションを持っていることも大いにあろうかと思いますが、皆様が中小企業の財務改善におけるキーパーソンになるのでは?とすら考えています。

世間一般的には、保険を売る事しか考えていない『保険屋』と揶揄された呼び方をされる事もありますが、「それがなんぼのもんじゃい」と、関わるお客様の役に立つのであれば、人を繋ぐ・自ら学ぶ、そんな時間や労力を惜しまない方々がたくさんいる事を私は知っています。事実、私もそんな保険営業の仲間に囲まれています。是非ともそんな皆様に読んで頂きたいと思っています。

このnoteは時に実務寄りに書く事もありますので、少し分かり難いかもしれませんが、学びの観点からも是非ともお付き合い頂き、何か疑問等があれば都度コメント頂ければと思っています。そして、決算書の読める保険営業マンとしてお客様の力になって頂ければ嬉しく思います。

最後に

また長くなりました。すいません。
優秀な作家さんほど、文章が短い。と聞いた事がありますが、その通りです。優秀でもないし、作家でもないから、ええか。と開き直ってきました。

次回は『#3 自己紹介』を書きたいと思います。順序が逆になりましたが、ここで今東大岳を少しでもご理解頂ければと存じます。はい。多分長いです。
※今後、週一程度で書いていこうと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?