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スピーチ台本 超記憶術の実践編①

スピーチ台本超記憶術シリーズの続編です。

前回の記事では、スピーチやプレゼンでスラスラ話すためには、単に人前で話すことに対する緊張や不安を解消するだけでなく、話したいことをしっかりと記憶し取り出せる必要があるという話をしました。

今回紹介する記憶術は、記憶力に自信がない人ほどやるべきだと断言します。

記憶力に自信がない人ほどやるべき理由

単に暗記しようと思って台本を何度も暗唱しても、いざ本番で人前に立って「さあ、話すぞ!」と思った瞬間、「話したかったことが頭からすり抜けて頭の中が真っ白に…」となってしまったら意味がありませんよね。

なので、できるだけ負担が少ない方法で話すべきことを記憶し、必要な時に情報を脳から取り出せるスキルが必要になってきます。

こう聞くと、「うーん、俺は記憶力が弱いからなぁ」と思う人もいるかもしれません。

ぜんっぜん自慢じゃありませんが、僕自身、記憶力が良い方ではありません。

ですが、今回紹介する方法を使って、動画や講義でもムリなく内容を覚えてスラスラと話せるようにりました(前回の記事のインスタ動画参照)。

とは言え、もともとの記憶力が変わったわけじゃありません。

どうして記憶力が良いわけではない僕でも、内容を覚えられるようになったかと言うと、前回もお伝えした「イメージの力」を利用しているからです。

記憶力に自信のない人ほど、今回のイメージによる記憶術を使うと、圧倒的な効果が出やすいです。

また、この記憶術は使えるようになると、いろいろなことに応用が可能です。

たとえば初対面で会った人の名前を一発で覚えたり、買い物リストやマニュアルを瞬時に覚えたり、読んだ本の内容を暗記したりということに応用できます。

このイメージの力を使う記憶術が今回紹介するテクニックですが、この記憶術は脳の仕組みと深く関係しています。

そもそも脳の仕組みとして、なんでもかんでも記憶するわけじゃないんですよ。これはヘッブの法則(※)が関係しています。

※ 1949年にドラルド・ヘッブという神経科学者が提唱した法則。脳の神経細胞間のシナプス結合の変化を説明したもの。ヘッブの法則によると、情報が記憶されるには、一定以上の刺激強度が必要(協力性)で、きっかけとなる情報から他の情報が呼び起こされ(入力特異性)、まとまりのある情報が記憶されやすい(連合性)。

なんやらムズカシイ話ですな

小難しい話はさておき。

要は、

ただやみくもに丸暗記しても上手く行かないぞ!イメージのような覚えやすいものと紐付けると、効率的に記憶できるぞ!

ということであります。

今回の記事では、具体的にどのように台本や話したいことを脳に記憶させて行けば良いか、実践的なテクニックをお伝えして行きます。


スピーチ台本 超記憶術の基本

イメージリンク・メソッド

いきなりですが、例題からやってみましょう。

以下の単語のリストを覚えてください、と言われたらあなたならどうやって覚えますか?

ラジオ
夜間
電信柱
映画館
週刊誌
くつした
こたつ
サンマ
かばん
信号

こんな単語リストを覚えることはないと思いますが…

これまで記憶術といった情報に触れたことのない人だと、何度も復唱して覚えようとする人もいるかもしれません。

僕自身がまさにそうでした。

おかげでなかなか覚えられない、覚えてもすぐに忘れるということがよく起きていました。

イメージリンク・メソッドを使うと、イメージ力を使い簡単に覚えることができます。

イメージリンク・メソッドは一言でいうと、イメージ(ビジュアルの想像)を使い、覚えるべき単語と単語を紐付ける方法。

この方法の一番良い点は、最初のきっかけとなるトリガーワード(キッカケ語)さえ思い出せれば、次の単語がラクに思い出せる、ということです。

なので、順番が大事になってくるもの(料理の手順やスピーチ原稿など)を覚えるのにうってつけ、というわけです。

では、イメージリンク・メソッドの具体的な手順を解説して行きましょう。

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イメージリンク・メソッドの手順

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