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合格発表を振り返って 公認心理師を目指す方へ⑥

第3回公認心理師試験の合格発表が丁度1週間後。
ということで、今回は自分の合格発表の時のことを書きます。

2019年9月13日、金曜日。
第2回公認心理師試験の合格発表日。試験は同年8月4日でしたので、1ヶ月とちょっとですね。
この間、本当何もしてませんでした。結構解答速報を確認したり、それで合否を予想したりする方が多いように思いますが、一切やらず。別にそういうものは必要ない、なんて考えがあったわけではなく、開放感でだらけていました。

この年の元旦に、「試験が終わるまで酒断ちする」と決めてずっと飲んでいなかった上に、例年8月は仕事がゆったりなので、家で飲み、友人と飲みに行き、フットサルをして、旅行に行って、と充実していたら、あっという間に発表だった次第です。8月4日、試験終了後に飲んだビールと日本酒(どちらも1週間前から用意しておいた)は、感動の美味さでした。

一応、合格ラインは超えた手応えはあったのですが、発表当日は吐き気がするほど緊張していました。直接厚労省へ見に行くと決めていた(コロナまえのため、厚労省内でも発表がありました)ので、発表開始に合わせて近くへ行ったのですが、急に不安になり、日比谷公園をウロウロすること30分。意を決して厚労省へ入り、発表会場へ。

誰もいない。
100人はゆったりと余裕で入れる広い部屋の、入口右隅に設置された長机。その上におかれたファイル。受験会場別に合格者の受験番号のみ記載されているので、東京会場のページから探したのは、「1B-0316」。

見つけた時は、喜びよりも安堵が大きかったことを覚えています。取引先にも受験をオープンにしていましたし、SCでみていた中学生たちが、その年のはじめに一生懸命頑張って受験に挑み、見事に未来を勝ち取っていたので、彼らに恥じない自分で在りたい、そんな思いで試験に臨んだ体と思います。

頑張ったからこそ、不安になる。
不安だったからこそ、その先の喜びや安堵感も大きい。

皆んなが受かるわけではないし、そうでないからこそ資格に価値があるとも思うので、「大丈夫、受かってますよ」なんて言えません。だけど、この不安は、今しか味わえない努力の証です。もしも今、不安を感じているとしたら、どれだけ頑張ったんだと、自分を褒めてあげて欲しいです。

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