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基礎のきそ:金融リテレシークイズ(8)投資の基礎を学ぼう

こんにちは。日米の証券アナリスト資格を持つだいだいです。前回の(7)では、自分の資産を管理・運用するうえで一番大事な「リスクとリターン」の定義、「アセット・アロケーション」の意味を学びました。これは非常に大事な部分で、繰返し理解を深めていく必要があります。今回も引き続き「リスクとリターン」について学び、自分のものにしていきましょう。

問6 資産AとBの平均リターン(年率)は、下記の通りです。2001年の初めにAとBに各々100万円を投資し、2010年年末まで10年間投資しました。各々いくらになりましたか(税金等は考慮しません)?(図表2)から正しい組合せを選んでください。

(図表1)資産Aと資産Bの期間別平均リターン(年率)
(図表2)2001-2010年の10年間に継続して投資した場合の金額(百万円)

ヒント:「複利」の計算式がここでもまた役に立ちます。電卓やエクセルで計算してみましょう。

問7 資産AとBに2001年の初めに100万円を投資し、2022年の末まで投資を続けました。各々いくらになっていますか(税金等は考慮しません)?(図表3)から正しい組合せを選んでください。

(図表3)2001年から2022年まで投資をした場合の金額(百万円)

問8 資産Cと資産Dの8年間のリターン(年率)は(図表4)の通りでした。「リスク(リターンのばらつき)」が大きいのはどちらの方ですか?

(図表4)資産CとDのリターン(年率)

A. 資産C
B. 資産D
C. 同じ

問9 下記のような状況にあるXさんとYさん(年収など、他の条件はほぼ同じとします)が余裕資金で株式(インデックスファンド)投資を考えています。どちらの方がより株式への配分を多くできるでしょうか?

Xさん:35歳。65歳で定年。
Yさん:50歳。60歳で定年。

問10 では年齢と定年の年が同じ以下のMさんとNさんではどうでしょう?年収や他の条件はほぼ同じとします。

Mさん:妻は専業主婦。2人の子供の高校・大学進学を控える。
Nさん:共働き。子供は一人。大学進学を控える。

いかがでしたか?問9と問10は「長期で期待できるリターンが大きいが、短期では損失のリスクも大きい株式投資」への配分を左右する条件を考えてもらうための問題です。これを読んで、ちょっと考えが変わったら、また回答をやり直してみましょう!答えはまた次の日曜日に。(続く)


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