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子供と遊んで知ること

子供がブロックで遊んでいる。
ブロックで遊んでいるといっても、ブロック同士をぶつけて音を出したり、ブロック専用の透明の箱を噛みながら透明の箱越しの世界をみたりして、ブロック本来の遊び方とは違うことをしている。
説明書がふと目に入り、
「大人がお手本を見せてあげて下さい。」
と書いてあり、まぁ読まなくてもやっていたとは思うが、電車と象さんを足して二で割ったようなものを作って渡してみた。
すると子供はそれを少し眺めた後にばらして、さらにブロック一つ一つになるよう丁寧にはずしていき、箱にしまっていくことを楽しんでいた。
僕も一緒になって周辺に散らかったブロックを箱にしまった。
箱に全て入れ終わると、子供が肩甲骨を軸とした大きな拍手をして、二人で笑った。
しまい終わって思ったのは、片づけは爽快感があって楽しいのだ。
最近感じるのは子供が楽しんでいるものには、プリミティブな面白さが潜んでいる。
好きな音楽が流れると、大人ほど自由の効かない体をダイナミックに動かし、地団駄を踏んだりして笑う。
僕も一緒になって、へたくそな踊りとともに(結局自分も体を自由に動かせていないわ)地団駄を踏むと、これがけっこう楽しいのだ。
それだけではない。 まだあるぞ。
最近、子供がなんでもかんでも叩いて音を出すのが好きなので、前に買った子供用のジャンべを僕が割と本気になって自分の好きなように叩くと、これまたすごく楽しいのだ。

道を歩いていると、子供を公園で遊ばせながら、父親がベンチに座ってスマホを眺めている光景を見かけることがある。
子供は成長に合わせて、遊びが変わる。
その変化に応じて大人に気づかせてくれることも当然変わる。
だから子供の遊んでいる姿を見ないのは、「超もったいないぞ!」って思うんだよなぁ。

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