見出し画像

Web業界未経験者がWebディレクターとして1ヶ月働いて感じた超リアルな3つのこと

初めまして!長野県松本市のWeb制作会社に勤務している金子大地(@daichikanekoda)と申します。

今日はWeb業界未経験の僕がWebディレクターとして1ヶ月働いて感じた超リアルな感想を一切の着色無しで書きたいと思います。

予防線

このnoteは「感想文」なので、新しい知見とかを期待されている方は今すぐ画面を右にスワイプしてください。笑

読んでいただきたい方

何かと忙しい世の中なので、無駄なお時間を頂かない為に、このnoteを読んでいただきたいメインターゲットの方々を示しておくと・・・

①僕と同じようにWeb業界未経験でWebディレクターになろうと考えている方

②①のような人を採用したいと考えている方、もしくは既に採用された方

①の方は、実際に自分が働いた時のイメージが湧いていただけるかと思いますので、ご自身の就職活動に少しでも参考になれば嬉しいです。②の方は、「未経験者は採用するとこんな風に感じなんだなー」や「自分の部下は今こんな気持ちなのかもな・・・」と今後の採用活動や日々の業務に少しでも参考になれば幸いです

このnoteを書くに至った経緯

前置きが長くて、すみません・・・笑

今回どうしてこういったnoteを書こうかと思ったかです。

僕が10月に入社してから、毎日ほぼマンツーマンで未経験の僕にあれやこれやとご指導していただいている直属の先輩がいます。(何なら採用面接もしていただいております。笑)

その先輩がこちら!!

松本市の制作会社イー・オフィス webディレクター・マーケター ← ECのwebデザイナー ← DTPデザイナー/上級ウェブ解析士/ONLINE上司 ウェブデザイン課チーフ/日本ディレクション協会長野支部/WordPress/Adobe XD/青学法学部卒/松本山雅FC/デザイナーの奥さんと毎日晩酌してます🍶

※しっかり先輩の紹介も混ぜ込む
※できる後輩
※今度ラーメン奢ってください

そんな大先輩と同行訪問していた帰りの車の中でこんな事を言われました。

「金子くん最近、Twitterのフォロワー伸び悩んでいるでしょう( ^ω^ )それは多分、金子くんの発信が足りないからだと思うよ。試しに金子くんが「今」しか書けない事をnoteに書いてみたら?」

僕は素直に生きると決めているので「わかりました!書きます!」と答えたは良いものの「業界未経験だし、入社して1ヶ月だし、まだ特段これといった仕事もしていない僕が何を書けば良いんだ・・・?書くことなくないか?僕の可愛い奥さんの「嫁のここが可愛い100選」でも書いてみるか?」とあれやこれや悩みました。

うーん・・・と考えていた時にこんな記事を読みました。

もう素敵すぎる記事なので上から下まで全部読んでいただきたいのですが、僕がピンっと来たのがこちら。

例えばAという分野について、10段階でレベル10の人がいるとする。この人が発信する情報は確かにAに関わる人すべてが参考にできるだろう。(途中略)では、まったく経験がないレベル0の人はどうだろうか。Aに関わっている先人たちに役立つ情報提供はできないだろう。しかし、なぜAに関わろうと思ったのかという話は、これからAを目指す人たちには貴重な情報になりうる。さらに、優秀な未経験者を探しているAに関わる採用担当者にとっても、これは貴重な情報になるかもしれない。

そうか・・・Web業界未経験の人がWebディレクターとして1ヶ月働いて感じた超リアルなことを書けるのは、想いが鮮明な今がチャンスかも・・・!

と思い、このnoteを書くに至りました。

※前置き長すぎ
※ここまでで1500文字

本題

そんなこんなで本題です。

まず「業界未経験」という言葉があまりにもざっくりしているので、僕の未経験レベルがどんなもんかというと、こんな感じです。

HTML・CSS→ドットインストール、Progateを3周くらいやった程度
WordPress→存在を知っている程度
Photoshop・Illustrator→触ったことある程度
デザインの経験→小さい頃、エドワード・エルリックの絵を模写していた程度

画像3

そうです。ガチガチの未経験です。

僕は社会人になって、まず某証券会社に入り、4年半営業として株とか債券とか投資信託とかを売り歩いた後、「まだ、ここにない出会い」を求めて某広告企画会社に転職、そこでも営業として1年働いた後に「時代も時代だし、営業の経験を活かしながら専門スキルも身につけたーい!」と思い、今の会社に入社しました。

※まだ前置き?


そんな僕が入社して一発目!実はこんなことを思いました。

超リアルな感想①「めっちゃ地味やん・・・」

Web業界って中にいる人にはわからないかもしれませんが、外から見るとかなりキラキラしてるんです。私服出社だし、MacBookとかカタカタ打ってるし、なんか・・カッコいいじゃないですか?(語彙力)

ましてやWebサイトを一から作るって、アイデアとかセンスとかクリエイティブとかイノベーションとか必要そうじゃないですか?(決して馬鹿にしてませんので怒らないでください。超リアルな感想文なので!)

「どんなクリエイティブを巻き起こそうかな!?ウフッ」とワクワクしながら出社すると「早速だけど、金子くんにお願いしたい仕事がある」とすぐに仕事を振られました。

このサイトのディレクトリマップを作って欲しい

ん?ディ、ディレクトリマップ?地図ですか?Googleマップ的なものですか?でもとりあえずなんかカッコ良さそー!

※バカ

話を聞くと、そのWebサイトがどういう構成か図解してほしいとのこと。サイトリニューアルにあたって、まず今のサイトがどういう構成なのか知りたいんだよねと。ふむふむ・・・なんとなくわかるぞ。今どんな感じか教えてってことですね!

先輩「こんな感じで!よろ!」

画像1

な、なるほど・・・一つ一つまとめていくのですね・・・

えっと、まず実際に今のページを開いて、トップページなのか商品一覧ページなのか何のページか書いて、URLコピペして・・ん?このサイトは食品サイトだから各商品ごとにもまとめないといけないのか・・・えっと〇〇1000gのページ、〇〇500gのページ、コマンドCでコピー、コマンドVで貼り付けっと。げっ、商品100個以上あるじゃん・・これ一つ一つ開いてはURLをコピペ、開いてはコピペするの?まぁやるしかないか・・・コマンドC、コマンドV、コマンドC、コマンド・・・・

いや、めっちゃ地味!!!

サイトのリニューアルってもっとシュパーンっとサラーっとやるんじゃないの!?(語彙力)今の所、クリエイティブのクの字もないよ!?

(ちなみに2件目の案件は、商品点数が1000個以上あるサイトのディレクトリマップを作って、まぁ無事に死にました。笑)

「いやいや、当たり前だから」と経験者の方は思うでしょうけど、僕からしたらだいぶビックリする出来事でした。まぁ当然で「Webサイトをどうやって作るか」なんて1mmも知らないんです。というか今でもよくわかっていません。笑

その後もワイヤーフレームという「新しく作るサイトの下書き」みたいな物をひたすらXDを使って作りました。ちなみにXDも使ったことはないので、聞きながら調べながら黙々と作りました。涙

イメージ図↓

画像2

ひたすら灰色の長方形と字を打つ日々・・・

結論:地味

あくまでも「入社して1ヶ月時点」の感想ですが、Webサイトを作る、リニューアルするって全然華やかなものではないんです。もちろん、この工程がとても大切な事はわかります。この後ワイヤーフレームを元にデザインカンプ(カラーのデザイン完成見本図)を作ったり、それを元にコーダーさんにコーディングをお願いしたり、実装したりしていくにあたって必要なことだということもわかります。

そして俗にいうキラキラしたところは、作った後に現れるのかもしれません。作ったサイトをどうやって知ってもらうかをSNSで発信したり、その内容を検証や改善したり、CVRを測ったり・・・ここら辺になると、いわゆるマーケティングっぽくなってきてキラキラしてくるかもしれません。

※キラキラってなんなん?

ここで伝えたいのは「理想と現実はちゃんと見極めた方が良いかもよ」です。自分としても会社としても、需要と供給にミスマッチがあっては誰も幸せにならないじゃないですか。ここの部分を転職者はちゃんと調べた上で、採用者はちゃんと伝えた上で物事を前に進めた方が良いと思います。

まずは僕のように思っている未経験の方って少なくないのかなぁと思って、赤裸々に書かせていただきました。

超リアルな感想②「めっちゃ静かやん・・・」

まぁこれは会社によって違うのかもしれませんが、少なくとも僕が前に勤めていた会社と比べると社内が圧倒的に静かです。笑

もう皆さん、ひたすら黙々と作業をされております。僕は毎日お腹の鳴る音を誤魔化す為に何の音を出すかで頭がいっぱいです。

※いい方法があったら教えてください

いや、別に無駄話をしたいというわけでもないんです。皆さん本当に真面目に業務に向き合っているのはパソコンの画面を見れば何となくわかります。

・・・にしても!!ちょっとはなんか・・お喋りしたい時もあるじゃないですか!「肩こりますねぇ」とか「この机、低くないですか?」とか「柔軟剤、何使ってますか?」とか。

※雑談下手

結論:静か

これは向き不向きがあるかもなぁと思っています。僕はこんな事を書いておいてあれですが、結構黙々と作業することが好きなので全然苦でもないですし、むしろ全集中ディレクターの呼吸ができてありがたいと思っています。

もし未経験者の方で「そういう環境はちょっとな・・・」と思う節があるようであれば、実際にその会社が普段どういう環境で仕事をしているかを見に行ったほうがいいかもしれません。人間関係も大事ですが、物理的な環境も働く上では大切だと思うので。

※会社の名誉の為に書いておきますが、社内の人間関係はめちゃくちゃ良好です。笑
シンプルに物静かな人が多いだけというのと、もしかしたら業界的にそういう人が多いのかも・・?という程度です。

超リアルな感想③「かじっておいて良かった・・・」

僕が今の会社に転職した時は「未経験でもOK」という募集要項だったのですが、「とはいえ少しは勉強しておいた方がいいよな・・」と思い、入社する前に先ほど書いたようなレベル感で一応勉強していました。ほんと〜に上部だけを掬った程度ですが。

Webディレクターの業務には「ちょっとしたメンテナンス作業」というものもあります。例えば既存の病院のお客さんから「インフルエンザの予防接種始めるからサイトに載っけておいて!」やお花屋さんから「新しいお花を売りたいからサイトで買えるようにしておいて!」などなど、大なり小なりはありますが、こういった更新・修正作業も行います。「こういう事もやるんだ〜」と未経験の方は知らない人も多いのではないでしょうか?(会社の規模とかにもよるのかもしれません)

入社して一週間くらい経つと、勉強も兼ねて簡単な更新作業を振っていただくことがあったのですが、その時にふと思いました。

かじっててよかった・・・

ほんと〜〜に甘噛み程度にしか勉強していなかったのですが、それでも一才何も知らないよりは100倍マシでした。未経験者あるあるだと思うのですが「何がわからないのかわからない」「何を質問すればいいのかわからない」っていう状況によく陥ると思うんです。それがちょっとした前提の知識があるだけで全く違うと思います。

例えばHTMLやCSSで「コメントにすると非表示になる」とか超初歩的な事あるじゃないですか。( /**/ ←こんなの)実は直近「コメントを外して表示させて」という作業があって、たまたま僕は知っていたのですぐに対応できたという事がありました。多分、本当に何も知らないと「タグって何?」「divって何?デブ?」「h2って何?漫画?」みたいに、かなり苦労するのではないでしょうか。

結論:かじっておいて損はない

僕もそうでしたが、未経験の方って「何を勉強しておいたらいいかわからない」じゃないですか。僕はこの1ヶ月で「HTMLとCSSちょっとだけかじっておいて良かったぁ」と心から思いました。当然これはたまたま僕がそういう作業を振られたからで、かじるのはPhotoshopでもIllustratorでもなんでも良いと思います。逆に僕は「WordPressかじっておけば良かったぁ」と毎日思っています。笑
とりあえず色々な事を薄らでも知っておく事は現場で生きる事もあるかもね」と言うのが僕の実体験です。


まとめ

長々と書いてみましたが、感想をまとめて大雑把に言うと「Webディレクター(というかWeb業界?)にはイメージと大きく違うところや向き不向きがあるかもなぁ」です。まぁどの業界もそうなんですけど・・・

華やかかと思えば作業はすごく地味だし、社内はものすごく静かだし、細々とした作業も多い。(というかほぼ細々した作業。笑)多分、これからお客さんと更に接するようになれば、業務量もかなりのものになるだろうな〜と想像するに容易いです。

幸いなことに、僕は今のところ実務的にも性格的にも「向いているかも?」と感じていますが、未経験の方が飛び込んでくるには「結構ギャップが大きいかもな・・・」とも感じています。もし僕が採用の面接官なら、相手の想像している仕事や環境と会社側のリアルな所を結構細かく擦り合わせた方がいいんじゃないかなぁなんて思いました。

※入社して1ヶ月の奴
※早く仕事覚えろ

とは言ったもののまだまだ1ヶ月ですし、これからがっつり仕事をしていく上で気付くことも感じることもたくさんあると思います。半年後には全く違うことを書いているかもしれません。笑

一つ確かなのは「Web業界未経験者がWebディレクターとして入社して1ヶ月経って抱く感想はこういうものでしたよ〜」というところです。

半年後に読み返したら恥ずかしくなるだろう感じもまたオツですね!笑


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!


※一人前のWebディレクターになる為に日々奮闘している金子のTwitterはこちら↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?