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丸亀城(香川県)を訪ねて

金刀比羅宮(こんぴらさん)参りの続きです。


国内に残る12か所の天守閣

現在,国内には12の天守閣が現存しているそうです。

今回は,そのうちの1つである「丸亀城」に足をのばしてきました。

丸亀城

丸亀城はそのうちの1つで,ガイドブックによると,日本一小さな木造天守だそうです。「標高66 mの亀山(かめやま)に築かれた平山城。別名亀山城とも呼ばれています。」(ガイドブックより)。

大手二の門に掲げられた京極家の家紋

今回の旅で驚いたのは,子供が門にかけられた家紋をみて「京極家」と当てたこと。「そうなの?」っていう感じで私は答えていたのですが,展示を読んでいたら間違いありませんでした。子供の成長に驚いた瞬間でした😆
本で知った知識を実際に目で見て確かめることができるというのは,本人にとってとても貴重な経験になったのではないかなと思います。

大手一の門のあとに続く坂(見返り坂)

山に築かれたお城ということで,天守閣までの坂が急でした。

石垣(扇の勾配)

さらに圧巻だったのは石垣です。どうやって作ったのだろうかと見入ってしまいました。敵からの攻撃に備えるには有効だったのだろうなと往時を想像しました。石垣の曲線は美しさも兼ね備えていると思います。すごいですね。

二の丸と天守の間の坂

二の丸を過ぎると,いよいよ天守閣が見えてきました。ここまで到達するのにずっと坂を登り続けてきました。戦国時代ならば,このお城の守りは強固なものであったのだろうなと容易に想像がつきました。

天守
天守からみた丸亀の街

天守からは丸亀の街を一望できました。向こうには瀬戸内海もみえました。昔の方もここから同じ景色を見ながらどんなことを考えていたのでしょう。お城を作る目的は敵の攻撃から身を守るためでしょうけど,高台からは素敵な景色が望めます。平穏な時期は美しい景色をみながら一息ついて,楽しい時間を過ごすくらいの余裕はあったのではないかなと思う。

まとめ

天守閣のあるお城を訪れる度に,現在まで残ってきた奇跡を感じます。いろいろな時代や状況があったと思うのですけど,結果として残ってきた。それは偶然もあるし,地元の方々が力を尽くしてこられたものもあると思うのです。そういう目に見えにくものに思いを馳るということも大事なことだと思います。名前も残っていない誰かがきっと力を尽くしてきたと思うから。素敵なお城でした。


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