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2023年4月のまとめ~読書記録からポッドキャスト配信、所感まで~

さて、2023年7月である。7月1日から2023年上半期のまとめをよく見かける。そんな中、私は4月の記録をつける。世間とは3ヶ月ぐらい時間軸がずれているのかもしれない。
いや、本当は6月中に4、5月分の読書記録をつけるつもりだった。
なぜだろう。できなかったのだ…日々が光陰矢の如し過ぎ去っていたんだろう。たぶん。

前置きにもならない話なので、記録をつけるぞ、と。

4月の読書記録

4月に読んだ本たち

「聖なる証」エマ・ドナヒュー
「街とその不確かな壁」村上春樹
「世界は贈与で出来ている」近内悠太
「辮髪のシャーロック・ホームズ」トリヴァー・モリス
計4冊

4月に買った本たち

「街とその不確かな壁」村上春樹
「目的への抵抗」國分巧一朗
「世界は贈与で出来ている」近内悠太
「5月 その他の短編」アリ・スミス
計4冊

4冊買って、4冊読んだということはプラマイゼロ!
と思いきや、実は「聖なる証」は縁あって、版元のオークラ出版さまから献本頂いた本になるので、実質1冊増えた形になります・・・
1~4月で41冊買って、1冊もらって、18冊読んだことになります。
現状月平均4.5冊、去年よりもペースが悪いかもしれないな・・・
あ、でも先月3月の記録で雑誌2冊を買った本の冊数に計上していて、それは読んでいるので2冊読了として計上してもいいかも?(雑誌の読了条件ってむずかしい。端から端まで読まないよね)
となると・・・1~4月で20冊。まあまあのペースかな?

紹介したい本
「世界は贈与でできている」近内悠太
ずっと気になっていた本ですが、読んでみたら、本当面白かったというか、自分が日々感じていた感覚を言語化してもらえた感じがしてよかった。
資本主義という概念の外にあるのが、お金ではな買えない贈与。そのことに関して近内さんの思考と考察が、素晴らしい構成により、迫ってくる一冊です。
一番しっくり来たのは「贈与は呪いにもなり得る」ということ。多分、日常的に、自分も呪いを撒いているのではないかと思った。
そして「本当の贈与は遅れて気付く」という点。受け取った側が、それを贈与と知るのは未来であるということ。それを贈与する側は意識しなくてはならない。
面白かったので、結構なスピードで読んでしまったので、またすぐにでも読み返したい一冊。

文学ラジオ空飛び猫たち

4月に配信したのは以下の通り

第113回 完成度が高く奇想天外なSF短編集「いずれすべては海の中に」サラ・ピンスカー 著

これは本当に素晴らしい一冊だった。SF作家は、感情を描きたいという人たちが多い気がする。SFという設定を使って人間を描く。SF入門としてもよいし、SF好きが読んでもうなると思う。

第114回 ノーベル文学賞作家によるオートフィクション「嫉妬/事件」アニー・エルノー 著

2022年ノーベル文学賞を受賞したアニー・エルノーの、最近映画化された作品。オートフィクションというジャンルを今年はたくさん読んでいるが、ある意味の到達点をこの作品にみた気がする。これはノーベル文学賞とるぞ、うむ。

番外編 第34回「ビブリオバトルイベントの開催報告&リスナーからのお便り紹介回#3」

リスナーからのお便り紹介に加えて、オンラインで開催したビブリオバトルに関してもご報告いたしました!盛りだくさんですが、楽しい配信でした!

第115回 清朝末期の香港にあの二人が現われた!「辮髪のシャーロック・ホームズ」莫理斯 著

このエピソードの配信日が日本翻訳大賞の発表日だったのですが、まさかのこの作品が受賞という・・・配信側すると衝撃の展開だったエピソードです

Paring Talk Radio

サシ飲み公開ポッドキャストも、引き続き毎週一回は配信を続けています。
ちょっと音源が枯渇気味かな?
もし私とサシ飲み収録したい方がいたら是非!

所感

4月、実はめちゃくちゃ忙しかったのは文学フリマの準備をしていたからです。というか冊子づくりで後半の土日はつぶれました・・・
その成果は5月の記録で書きますが、今回は反省を・・・
入稿には余裕をもってスケジュールを組まなきゃダメ!!!
これに尽きます。
11月も文学フリマがあり、現在新しい冊子を作る方向性で動いています。また違ったものになる予定です。それは余裕をもって動きたい・・・!

この記録ももっと前に公開する予定でした・・・
月日は本当すぐに過ぎる・・・

5月の記録は濃厚になりそうなので、どうぞお楽しみに!
(遅れてきたハルキストという話をします)



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