第115号 2024年6月のブレインテックニュースまとめ、最近読んでいる本を教えてください

// 2024年7月30日 第115号
// １. 今週のトピック：2024年6月のブレインテックニュースまとめ
// ２. 質問コーナー：最近読んでいる本を教えてください

こんにちは、東京大学で医師かつ脳や人工知能の研究をしている紺野大地です。

ChatGPT研究所代表の石川陽太さんが開発した「AI完全自動メール返信生成システム」が本当に便利です。

「生成AIが仕事の役に立つ例」として、ほぼ全ての人が効果を実感できるプロダクトだと思います。

心からおすすめできるサービスなので、未使用の人はぜひ使ってみてください😊
（実は似たようなGPTsを作成して個人用に使っていたのですが、比べ物にならないくらいUIUXが良く、ChatGPT研究所さん（石川さん）のアイディアと実装力に脱帽です。）

メール対応に時間が取られている人に朗報です。
AIが完全自動でメールの返信生成を行うAIツールを開発しました。スレッド対応もしているので文脈理解も完璧。メール対応が5倍は時短できて、仕事のキャパが増えます。AI時代のメール対応は送信ボタンをポチるだけに。詳細🧵👇https://t.co/1EarIEk952

— ChatGPT研究所 (@ctgptlb) July 16, 2024

では、今回も始めていきましょう！

１. 今週の注目ニュース：2024年6月のブレインテックニュースまとめ

今号では、2024年6月の重要なブレインテックニュースを取り上げます。
先月の注目すべきブレインテックニュースは、以下の3つです。

1. Paradromicsが2025年に臨床試験開始の方針

2. SynchronがOpenAIの技術を用いて生成AIチャット機能を実装

3. 脳の半球全体をシナプス1個の単位でマッピングできる手法が開発された

以下で、それぞれについて見ていきましょう。

1. Paradromicsが2025年にヒト臨床試験開始の方針