田舎であらためて考える「自由」について

 長年自分なりの自由を追い求めてきました。理想と現実の狭間を彷徨いながらも、それなりに自由のレベルは上げてきてると自負してます。

自分にとっての「自由」の視点

そんな自分が考える「自由」には、以下の視点があります。

経済的な自由
時間的な自由
考え方の自由

なんとなくこのうち1つだけあっても求める自由じゃない気がする。
ちょっと言い換えてみる。

お金と自由な考え方を持っていても時間が無ければ自由とは言えない。
→ ふむ
お金も時間もあっても自由な発想ができなければ自由とは言えない。
→ これはそうかも
時間もあって自由な発想ができてもお金が無ければ自由とは言えない。
→ いや、結構自由かも?

さらに言い換えてみる。

お金と自由な考え方があれば時間を作ることができる。
→ できそうな気がする
お金と時間があれば自由な考え方を得るのは簡単。
→ 違う気がする
時間と自由な考え方があればお金を作ることができる。
→ できる人とできない人に分かれそう

うーん、やっぱり3つの自由の足並みを揃えたいなぁ。

田舎で得やすい自由は何か?

時間的な自由 田舎に住めば自動的に得られるわけではないけれど、家賃を抑えることで今の日本で生きていく為に稼がなければいけない金額をグッと下げることができて、結果労働時間を抑えやすく、時間的な自由が得やすい
 ちなみに田舎暮らしも一歩間違うと非常に忙しい。地域おこし的な活動に参加したり地域のコミュニティの使える若手になると、そうなったりする。そういうのを田舎に求める人もいるだろうけど、自由を求めるなら、逆行してしまう。

経済的な自由 仕事の選択肢は人口が多い場所(都会とか)より少ない。仕事があるから人が多いとも言えるのかもしれない。
 今ならリモートワークできるかできないか、そういうスキルを持っているかどうかで、だいぶ違う。そういうスキルがあればわざわざ人が多いところに住む必要がない、と言える。
 リモートワークとは違うが場所に拘らずに経済的な自由が得られるのは、投資家や不労所得がある人、それを増やすことができる人、というのもある。
 資産形成の指南では、お金に働いてもらう為に、安易にお金を使わないことを前提としているものが多いので、家賃を抑えられる、田舎暮らしは、そういう道の1ステップとしては向いているかもしれない。
 家賃以外でも生活費を抑える方法はある。湧き水で暮らして水道代を浮かす、ソーラーパネルでオフグリッドな生活をする、食料の自給自足、とか。でも行き過ぎると、それと引き換えに時間が奪われる。

考え方の自由 田舎都会といったロケーションに限らず、コミュニティなりロケーションなり、1箇所に留まっていると、自然と視点は固着してくる。そこから離れることで「こんな考え方もあるんだ」「こんな人達もいるのか」と既成概念を壊すことができて、考え方の自由を獲得することができる。そういう意味では移住による田舎暮らしは、移住して何年かはそういう効果がある程度期待できるかもしれない
 ただ、人が少なかったり、ある意味短調な暮らしを積み重ねてきている日本の田舎には、全体的に思考の柔軟さに欠けるとことがあるので、それに染まると固着してしまう。

「自由」という視点で田舎の絶対的優位性

 ここまで書いたように、やはり「物は使いよう」なので、田舎に住んだからといって何か自動的に人生が望む方向に進むわけではない。「自由に生きたい」と思っている自分が田舎に目を付けた大きな要因の一つは、生活費、特に家賃が抑えられることなので、結論としてはそこに行きがちだが、今回も色々書いたが、結局そこに行き着いてしまった。




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