雨の日を有効に使う
建築業者と雨とは、あまりいい関係ではありません。
雨が降ると仕事が出来なかったり、
造った建物が雨漏りしたり、
「一年中、晴れたらいいのに」
と考えたことは一度や二度ではありません。
しかし、日本で雨が降らなくなってしまったら、もっと大変なことになりますので、雨の日でも少しは前向きになれるように色々と考えています。
■雨の日に出来ること
1 晴耕雨読
現場では、雨の日に出来ない作業がたくさんあります。
屋外の作業はほぼ絶望的ですし、
室内の作業でも資材の搬入なども出来ない場合があります。
こんな時は、
普段は現場から戻ってから行っている事務作業などが捗ります。
主に、見積り、請求書、申請書類、設計プラン、などを進めていきます。
最近では、noteの記事作成もその一つになったので、
雨の日には雨の日の仕事をすれば、少しは前向きになれます。
2 土地の新たな情報が得られる
新しい土地を購入して家を建てようと考えた際に、
だいたいは晴れた日に見に行くことが多いと思いますが、
足元の悪い雨の日にも見ておくのがお勧めです。
なぜなら、
雨が降ったらその土地がどうなるか、
土地の周辺がどうなるか、
を見ることが出来るからです。
もしも、土地の水はけが悪かったり、道路の排水が悪かったり、その他にも気になることが炙り出されるかもしれません。
特に、高低差がある土地、元々は住宅以外が建っていた土地、地名に水関連の漢字が使われている土地、などでは水に関するトラブルがないかを知っておくと良いと思います。
3 屋外の掃除
雨の日でも屋外で出来る作業としては、外装の清掃があります。
塗装工事前に高圧洗浄機などを使って汚れを落とす作業です。
これをしっかりとしていないと、塗料のノリが悪くなってしまい、塗装の耐久に影響が出ます。
水で洗うので、作業する人がしっかりと雨対策さえしておけば、雨が降っていても作業が出来ます。
また、最近の外壁は雨が当たることで汚れをセルフクリーニングする性能があるものもありますので、雨が降ると、家をきれいにしてくれます。
4 雨水をためる
雨水貯留タンクを雨樋と接続すれば、
雨が降る度にタンクに雨水が貯まっていきます。
そうして貯めた雨水は洗車や散水に使えます。
弊社でも事務所にタンクを設置し、プランターなどへの水やりにも使っています。
無料の水を使えるとあって、雨の憂鬱が少しだけ解消されます。
■最後までお読みいただきありがとうございます
雨の日を如何に前向きに捉えられるかは、この業界ではストレス緩和に必要なスキルかもしれません。