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勘違いしていませんか~最新機器の家~

10年経つと社会は様変わりしてしまいます。
20年経つと社会は別物になってしまいます。
30年経つと社会は歴史の1ページになってしまいます。

それほど変化のスピードはすさまじいものがありますが、
住宅も随分と様変わりしてきましたよね。

しかし、変わったことが全て良いかと言うと、私はそうではないような気がします。色々とありますよね。
これまでの経験上、新しいものの導入については慎重気味なのはそうした思いからです。

太陽光発電は蓄電しないと災害時に役立たない

太陽光発電で良く勘違いされるのが、

自宅の屋根に太陽光発電をすれば、災害時などで停電してもいつも通り電気が使える!?

と言うことです。

そうはなりません!

停電時に全く電気が使えないということはないのですが、
パワコンについているコンセントだけが使えます。

なぜならば、太陽光発電パネルによって発電される電気と電力会社から供給される電気は種類が異なるため、そのままではご家庭ではご使用になれないからです。

太陽光発電で発電された電気はパワコンによってご家庭で使える電気に変える必要があり、パワコンを動かすために電力会社から供給される電気が必要だからです。

停電時にも、通常通りご使用になりたい場合には、電気を外部から供給することが出来る蓄電池の設置や電気自動車との接続などが必要となりますので、併せてご採用ください。

オンライン操作とセキュリティ

住宅の設備などでもオンラインでどこからでも操作が出来るようになりました。
エアコン、お湯はり、照明、防犯カメラ、インターホン・・・、
家電まで含めると、
かなりのことが外部から操作できるようになりました。

便利になりましたし、
遠方のご家族とのコミュニケーションなども取りやすくなりました。

一方で、設備の進化のスピードに人間の方が付いていけていないという状況もございます。
外部から自宅のことを操作できるということは、
アクセスさえ出来れば、他人に自宅を操作されてしまう危険性もありますので、セキュリティはしっかりとしておかねばなりません。

しかも、アナログのセキュリティと違って、
目で見えないセキュリティなので、ちゃんと出来ているかの判断が難しいのではないかと思います。

便利を受けるためには、セキュリティも万全にしてください。

故障のリスクは高い

便利な2タイプの機器についてお話ししましたが、
私の実感としては、
最近の機器は故障しやすくなっているような気がします。

たくさんの機能を搭載し、しかも、自分で色々な判断、運転を行うのですから、壊れやすいのも仕方がないのですが、
直すのも大変ですので、便利さと故障のリスクは比例すると考えてご採用いただくのが良いかと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。