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家も趣味に走るとお金が掛かる

趣味への出費は厭わない方も多いとは思いますが、
のめり込むほどに出費は増えていくものです。

住宅についても同様に、
趣味(こだわり)に走ると出費が増えがちです。
それが初期投資だけにとどまらず、
その後の出費にもつながることもございますので、
一部をご紹介したいと思います。

1)隠蔽~見えなくする~

コンセントやスイッチ、
エアコンの配線や室外機、
照明器具や換気扇、
など、家に必要不可欠な設備ですが、
お客様の中には、こうした設備を
「視覚的に隠したい」
と言うご要望をお持ちの方もいらっしゃいます。

間接照明と言うとイメージが付きやすいと思いますが、
これらは技術的に難しいということはありませんが、
普通に設置するよりも手間が増えるのは間違いないですし、
場合によっては対象機種が限定される場合もあります。

また、交換の際には、新築時よりも交換の手間がかかる可能性がありますので、出費増につながるかもしれません。

2)センサー~触らない~

照明器具の人感センサーや照度センサー、
水栓金具の人感センサー、
エアコンの各種センサー、
など、現在は様々な機器にセンサーが搭載されていますが、
新型ウイルスの流行以降はますます非接触のご要望が増加しています。

1台のスマートフォンで家中の家電や玄関の施錠・シャッターの開閉を操作するということまで実現できるようになり、住宅の利便性は向上し続けております。

しかし、一方では、
センサーなどの機能が付加されたことで、
各種機器の精密性が上がり、
故障の頻度や部品交換の頻度が短くなっているとの実感があります。

昔ながらの機器のようなシンプルな構造ではないため、
簡易的な修理対応が出来ず、
機器交換の頻度も短くなっていることも感じています。

機能の充実と共に、
維持管理、交換費用は確実に増加傾向にあります。

3)創エネ~エネルギーを造る~

家庭用太陽光発電システム、
家庭用蓄電設備、
と言った最新の機器はZEHを目指す方には必須の設備機器となりました。

自宅で発電することで自宅で消費する電気を賄ったり、
余った電力を売電することで月々の光熱費を削減することが出来ますが、
これらの設備機器も他の機器と同様に、
修理や部品交換、機器交換が必要となります。

立地や方角、設置したパネル量などにより、
設置費及び交換費(既存処分費や設置したことによる建物損傷修復費など)の元が取れるケースも少なくないと思いますが、
まとまって利益が還元される訳ではありませんので、
きちんと、収益を貯めておく必要があります。

4)薪ストーブ~炎の温もり~

薪ストーブ、
ペレットストーブ、
暖炉、
など、揺らめく炎に暖められたいと思う方も少なくないと思います。

最近では、別荘ではなく、
一般家庭での導入も増えてきています。

しかし、これらの暖房には、
私が日々利用しているエネルギーとは異なる燃料が必要となります。

そう、薪 まき、です。

自宅の周りが木に囲まれている地域ならまだしも、
住宅地には樹木が殆ど見られなくなっている現代では、
この薪の確保が難しいのが現状です。

この薪を購入しようと考えますと、
電気やガス、石油とは比べ物にならないくらいの高額になります。
ちなみに、暖房を使う期間を薪ストーブで賄おうと考えますと、
結構な量を使います。

最後に、後悔しないように初めから理解しておく

とは言え、
掛かる費用以上のメリットを感じる方も少なくないのがこれらのものたちです。
誰かの口コミや勢いなどで設置を決めるのではなく、
しっかりと中身を理解した上で設置し、
十分に使い尽くしていけば、たっぷりメリットを受け取ることが出来ると思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。