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リフォームで何が良くなるの?それは美しさです!

リフォームとリノベーションとの違いについては先日の記事に記載した通りですので、リフォームとは、大きな間取り変更や構造の変更を伴わない工事だとしますと、リフォームによって変わるのは「美しさ」です。

  1. 室内の床や壁、天井を張り替える

  2. システムキッチンやシステムバスを交換する

  3. 外壁や屋根を塗り替える

がリフォームの一例ですが、どれも工事前より「美しく」になります。
「今よりはきれいにする」
これが最低限の目標だと思います。

そして、これ以上の目標を定めていくと工事費はプラスになっていきます。
例えば、

  1. きれいを長持ちさせる

  2. 見えない箇所の劣化も直す

  3. まとめて工事する

などです。
1は外壁塗装などで良く言われますが、複数回塗装することで、塗料のもちを良くしたり、塗料の種類(ウレタン、シリコン、フッ素など)によってももちが変わりますが、その分費用は加算されます。

2は長持ちにもつながりますが、良く見える箇所の劣化には誰でも気が付きやすいですが、見えないところ、床下や壁の中や天井裏なども経年劣化は起こっていますので、いつかは直す時期が来ます。今回やらなければ費用増加にはなりませんが、近い将来、この部分を直すことになってしまうと、改めて見える部分もリフォームしなおすことになり、結果的には割高になってしまいます。

3は関連する工事をまとめて実施するということです。例えば、外壁を塗装したいと考えた場合、屋根はもう少し様子を見ようと言って、外壁だけを塗ったとすれば外壁と足場の費用が掛かります。しかし、外壁と同様に屋根も劣化が進みますと、外壁塗装後、しばらくすると訪問販売などで「屋根の劣化がひどいから塗装した方が良い」などと周囲から指摘されて、屋根を塗装しようとすると、また足場の費用が掛かります。将来的には足場が外壁と屋根の塗装でダブってかかるので割高になります。

逆を言えば、ここまで考えなければリフォーム費用は抑えらえます。

外壁塗装を例とすると、
ただ、一瞬でも外壁を今よりきれいにしたいのであれば、塗料や施工方法はこだわらず、継ぎ目(シーリング)などには一切目もくれず、屋根や雨樋なども施工しなければ、塗装工事はかなりお安くなることでしょう。
しかし、近い将来、塗装が剥げて再塗装が必要となり、また、シーリングの打ち替えや屋根等の塗装が必要となり、一度目の費用は抑えられるが、二度目に割高な費用が掛かってしまうでしょう。

「これなら、初めにプロにきちんと相談し、適切なリフォームの提案を受けていれば良かった」となるかどうかは分かりませんが、工務店目線ではそうなる未来が見えます。

以前の記事にも記載した通り、リフォーム業者には資格や許可などが必要ではないことがあります。
資格や許可があるからプロというわけではありませんが、資格や許可が会社や個人の「看板」ではあると思っています。
何かあればその看板に傷がついてしまうので、出来れば傷がつかないように仕事をするのが一般的な考えではないかと思います。
本音を言えば、だから「看板」があった方が良いと私は考えます。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。