「リフォーム工事承ります」の真意とは
〝わざわざ〟書いている
夏、気温が上がって来たころ、
「冷やし中華 始めました」
と言う看板を中華料理屋さんなどの店先で見かけます。
夏がやってきたと実感させてくれる季節の風物詩でもありますが、
普段やメニューに載っていない期間限定のメニューが登場したことをお知らせしているご案内でもあります。
ではなぜ、「リフォーム工事承ります」
と、期間限定でもなく、当たり前のことをわざわざ書くのでしょうか?
リフォームをやっていないと思われる
その理由としては、
わざわざ書かないとリフォーム工事をしていないと思われるからです。
工務店なのだから、リフォーム工事をしているのは当たり前のこととして、わざわざお伝えしなくても良いのではと考えていたこともありますが、
あるお客様から、
「工務店やハウスメーカーなどは新築だけですよね?」
と言われたことがありました。
えっっっ?
そんなことは無いとお伝えして、
では、リフォームは誰が工事すると思っているのかと尋ねると、
「リフォーム業者でしょ!」
とのまさかのご回答でした。
衝撃でした。
リフォームは専門業者がいるとの勘違い
私の認識では、
工務店やハウスメーカーは新築「も」リフォーム「も」やっている業者で、
リフォーム業者はリフォーム「だけ」をやっている業者でしたが、
一般の方の中には、
そうではなく、住み分けているものだと勘違いされている方も少なからずいらっしゃるということに気が付きました。
だから、
「リフォーム工事承ります」
と書くところが多いのだと思います。
中には、建設業者以外の会社まで「リフォーム工事承ります」と書いていることもありますが、
これは窓口として相談に乗ってくれるという事なのか、
途中まで関わってあとは丸投げするのか、
は分かりませんが、とにかく、リフォームに関わっていることをお伝えするための文言であることは間違いありません。
改めて、工務店はリフォームをしています
むしろ、件数で言えば、リフォームの方が多いと思います。
近年は特に、新築着工戸数が減っていますので、
リフォーム現場で全国の工務店がたくさんご活躍されていると思います。
何となく、工務店と聞くと、
昔ながらの職人気質で気難しく、敷居が高いような印象も多少はあるのか分かりませんが、
「リフォーム」なんてカタカナの言葉が付くようなことはやっていないだろう、
と思うのかもしれませんが、
尺や寸など、昔ながらの寸法単位は使っていても、
今の時代の暮らし方に合ったリフォームに柔軟に対応できますので、
ぜひ、お近くの工務店にもリフォームのご相談をしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。