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押しつけ設計にならないように

建築はアートとして扱われる事もありますが、
基本的には、
その建築を利用する方のことを考えた設計でなければならない
と私は考えています。

デザイナーでも何でもない一級建築士の戯言ですが、
住宅を造っている私どもで言えば、

「施主様が使いづらい家は造りたくない」

「長持ちしない家は造りたくない」

と言うのが本音です。

試したことはございませんが、
そんな家を造ってしまったら、ぐっすりと寝られなくなりそうなので、
まずは自分が納得できるものであることが最低ラインだと考えています。

そんな中でも、お施主様にお勧めしたいこともたくさんあります。
自信を持ってお勧めできるものが多いですが、
それらもあまり押しつけにならないようにて扱われる事もありますが、

基本的には、
その建築を利用する方のことを考えた設計でなければならない
と私は考えています。

デザイナーでも何でもない一級建築士の戯言ですが、住宅を造っている私どもで言えば、

「施主様が使いづらい家は造りたくない」

「長持ちしない家は造りたくない」

と言うのが本音です。

試したことはございませんが、そんな家を造ってしまったら、ぐっすりと寝られなくなりそうなので、まずは自分が納得できるものであることが最低ラインだと考えています。

そんな中でも、お施主様にお勧めしたいこともたくさんあります。

それらは自信を持ってお勧めできるものが多いですが、それらもあまり押しつけにならないように、お施主様に合わせたご提案が理想です。

しかし、つい、ご提案に熱が入ってしまうのはご容赦ください。

オススメ 無垢材

弊社は木造住宅を造り続けて129年、
初代~3代目の頃までは使用する木材はほぼ無垢材だったことでしょう。

良いですよね、無垢材!!

しかし、ここ最近の建築業界では、
木造住宅でも集成材や工業製品が主流となり、
無垢材は高級品として扱われている物か、
取りあえず無垢材の体を成している物か、
に概ね分かれているように思われます。

取りあえずの方は、正直申しまして、
無垢材であれば何でも良い、と言う考えでないのであれば、
工業製品や集成材を使った方が良いと思います。

安くないはずの無垢材が安かったら、
きっとそれには理由があると思います。

無垢材はより自然に近い製品ですので、
品質が高いものでなければ、安心して施工できないので、
ご提案したくはないですね。

ですから、弊社でも無垢材は全面的にお勧めはしておりますが、
使用する無垢材は何でも良いということは全くなく、
使う場所によって樹種にもこだわります。

しかし、良いものだと私は考えていますが、
合う合わないはどんな物にもございます。

無垢材のことをよく知ってから、ご採用をご検討いただきたいので、
私どもでは、実際の無垢材を使用した住宅を見ていただいて、経年変化を確認していただくなどしています。

そして、納得していただいたら、どんどんお勧めさせていただきます!!

オススメしない カタカナの部屋

SNSなどを拝見しておりますと、
戸建て住宅の中に見慣れないカタカナの空間を多数お見受け致します。

文字面からおおよその意味は分かりますが、
そのお部屋は本当に今も、将来も、必要な空間でしょうか?

流行りに流されていませんか?

部屋の名称などは何でも構いませんし、
映えるかどうかも構いませんが、
赤の他人家族が暮らす住宅はあくまでもその赤の他人の方々の思いが形になったものです。

ご自分たちご家族に合うかどうかを考えませんか?

考えた上で必要であるならば、
床面積などを鑑みながら、適切に設計すれば良いのです!

オススメしない 軒の無い屋根

日本は雨の国です。

五月雨、梅雨、秋雨、など雨に関する言葉がたくさんある通り、
一年を通じて雨が降る国ですので、雨仕舞 がとても重要です。

雨仕舞とは、
建築物を雨から守るための設えです。

日本の建築物と言えば、
三角の屋根を想像すると思いますが、あのような形状の屋根になったのには、日本の風土が関係しております。

雨を屋根でしっかりと受け、他の場所に掛かりづらくするために軒を出し、一早く雨水を地面に流すために勾配形状の屋根になりました。

しかし、
最近の住宅の屋根は、平らであったり、軒先が全く出ていないものも多数お見掛けいたします。

これらが悪いということは一切ございませんが、
私どもなら、なるべく避けたい設計ではあります。

なぜなら、これらの屋根を採用した場合には、
通常の軒が出ている勾配屋根に比べて、メンテナンスや修繕のサイクルが短いからです。

そのことを理解した上でご採用ください。

他にもおすすめやその反対はたくさんございますが、長くなりましたので、また別の機会にご紹介したいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。