「山海堂」ナポリ・タン訪 vol.5
どこまでもマイルドで、一定の食べ味。
「ナポリタンで」と注文すると、「生卵が乗っていますが、いいですか?」と。
いいに決まっている。
前回からもう5ヵ月も経っていた。
県独自の緊急事態宣言明けの翌週である。
今回は熊本の繁華街の端のほう、並木坂にある「山海堂」さん。
雰囲気は抜群に良い。ここは夜に飲みに来てもよさそうな場所だ。
しばらくこの光を楽しんで撮影するも、なぜか今回はことごとくピントが合っていない。マニュアルフォーカスで撮影しているのだが、こうなってくると、嫌でも年齢を感じてしまう。
コンパクトな機材で、明るい単焦点レンズとなると、マニュアルフォーカスしかない。しかし、背に腹は代えられない……オートフォーカスを検討するか……。
下の1枚はベストショット。
どう見ても宮崎あおいさんにしか見えない(言い過ぎか)
ナポリタンは、かなりボリュームがあって1090円だ。
他のランチは800円台など、リーズナブル。
生卵が乗っているタイプだ。ナポリタンの下に敷かれていて、半熟に焼かれているタイプと好みが分かれるところだが、僕はどちらも捨てがたい。
さらにケチャップだけの味付けではなく、ソースになって上にかけられている。酸味は全くなく、かなりマイルドな仕上がりで、生卵がそのマイルドさに拍車をかけている。
さらに特徴的なのは、ソーセージが使われていないことだ。
代わりに細かく切られたベーコンが入っている。
僕はどちらかと言えば、あのソーセージの懐かしい味を堪能したい派だ。
後に居た女性客も、ナポリタンを注文し、運ばれてきたときには「うわー」と声を上げていた。
おそらくこのボリュームと見た目に驚いたのだろう。
やはりナポリタンは、この鉄板で出てくるのが好きだ。
熱々で冬にはたまらない。
山海堂さん、街中にあるし、飲めそうだし、次は夜訪れてみたい場所だ。
さて、次はどこのナポリタンを訪れようか。