【AIは道具】探究、深掘り、考える
こんにちは!
初担任のサポーター、だいです!
主に「学校教育」をテーマに発信しています。
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①「教育」全般に興味がある人
②「教育」に悩みや不安がある人
③(ゆえに)自信がなくて、
同志もいなくてもがいている人
④自分らしくありたい人
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有益な学びは、
たくさんありますので
ぜひ、最後までお付き合いください。
生成AI作文
おもしろい新聞記事があったので、
紹介させてください。
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東京都内の私立中高一貫校。
冬休みの宿題で
中学1年生に
「英語で日記を書く」課題を
出したところ、
現在完了形など
教えていない英文法が使われ
ミスもない「素晴らしい英文」の日記が、
何人もの生徒から提出されたそうです。
(読売新聞 R6年4月30日記事参照)
違和感を覚えた教員が
生徒に問いただしたところ、
生成AI作文で作った、との答え・・・。
AIと学校
「AIと学校」は、
最近の教育トピックの一つ。
ためしに、
僕もプロンプト作って
AIに「英文日記」を作成してもらいました。
秒で回答がきました。
ちなみに翻訳はgoogleに依頼(これも秒です)。
今の中学校1年生なら
スマホもPCも使いこなせる子は
使いこなせますから、
たぶん、ちゃちゃっと
「英語で日記を書く」宿題、
完了させてしまうことでしょう。
僕も上記の英文(および翻訳)を
10秒足らずで獲得しましたから、
試行錯誤して思考した時間は
見事に「ゼロ」です。
それはイコール
生徒が獲得した「経験値」も
「ゼロ」なんでしょうね。
大学生も思考停止?
同様の事態は大学でも発生しています。
昨年春以降、
全国の大学で
レポート作成時において、
許可なく生成AIを使用した場合、
不正行為になりうる旨の
注意喚起が相次ぎました。
不正が発生した場合、
学生の成績を下げたり、
単位を取り消す事例も複数起きたようですが、
露見しているのは
氷山の一角なんでしょうね。
かなり多くの学生がシラっと
AIでレポートを作成しているはず!
「これじゃ、
無料の宿題代行業者が現れたようなものだ」
新聞記事は嘆き節の教師の発言を
記事のトップに書いていましたが、
おそらくAI普及は
社会の流れとして不可逆ですから、
我々は「宿題」や「授業」
というより
「学力」そのものを
見直さなくてはいけない。
僕はむしろ
AIの回答第1稿を
そのまま提出する
学生の鈍感さ
いやもっと言うなら
思考停止状態をなんとかしたい、と思いました。
人間が「主」、AIは「従」
便利な道具があって、
それがラクだし時短につながるのであれば、
使いたくなるのは人の性。
そりゃ、
隠れて先生にバレないように
使いますよ、学生は。
(僕も絶対、使う)
でも、
ラクして
経験値ゼロで獲得したものって
「なーんにもプラスにならない」ことだけは
実感としてわかってほしい。
AIの回答って、
日本語としての誤りはないけど、
内容に具体性がないんですよね。
根拠も薄弱なものが多い。
だから、
AIの回答に対して、
「ほんとう?」
「なぜ?」
「だから?」
という問いかけを繰り返して、
質問と回答を少なくとも5回以上は
ラリーして欲しいな。
AIを使うことがダメなのではなくて、
思考錯誤も経験値もゼロのまま、
作業で済ますのは思考停止状態。
タコ吹いてるだけだから、それはやめようぜ。
AIを活用して知見や思考が深まるなら
大いに結構、大歓迎だよ。
そんな風に
(言い方はいろいろありますが)
AIという「道具」の使い方指導を
事前にしっかり意味づけしておくことが大切で、
そういう(意味づけの)具体的な声掛けをこそ
学校間・教員間でしておきたいですね。
探究活動
AIではできないこと。
それは「探究活動」です。
今、学校教育では
「探究活動」は一つのキーワード。
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興味関心のあるジャンルについて
自分で問いを立てて、
仮説検証し、考えを構築していく
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一連の作業を「探究」といいます。
この一連の作業、
AIは自立してできません。
上手にプロンプトを作成しないと
AIを活かしきれないことからもわかるように
AIは人間の「道具」です。
それは至極、あたりまえのことであって、
人間がAIの言いなりになったら本末転倒。
※実際、そうなっているケースが散見されますが、
完全にタコ吹いてます。
人間とAIの主従関係は明確にしたいですよね。
シブヤ未来科
東京都渋谷区は、
思い切った改革を断行しました。
今年度から、
月~金曜の毎日(!)、
全小中学校で小3~中3の午後の時間を
探究活動(「シブヤ未来科」という)に
充てることにしたそうです。
全校で午後をすべて探究活動にすることで
学級や学年の枠を超え、
復習の教員がチームとなって
生徒の探究の伴走する、とのことで。
これは僕、単純にスゲー!と思います。
おもしろい。
今後、どうなっていくか注目です。
渋谷区自身、
重要なポイントに置いているのが、
「企業や地域との連携」。
学校だけでは実現できない体験の提供、
企業の特色を生かしたプログラムの導入など、
外部資源の活用により
豊かな体験や人とのつながりを
生み出す機会をつくっています。
うん、
これはAIではできない。
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生徒の基礎学力の保証や
探究活動を促す教師の指導力、
学校の負担感など
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課題は多々あれど、
現状維持は停滞のはじまりですから。
こうした思い切った行動力には
ぜひ注目したいな、と思います。
現代社会は
スピード感を加速して
猛烈に変化してきています。
現場にいる教師は
「受身」じゃなくて
「言い訳」も少なくして
おもしろそう、生徒のためになりそう!
と思ったことは
なんでも挑戦するといいですね。
失敗も、AIにはできない大きな価値です。
今日は、ここまで。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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