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「やればできる」をやってみた! 沖縄最後の秘境 「西表島」 夢の国に行ってきました。




夜空には星座を消すほどの星空、

生き物の気配に溢れる森の中、


ライトの光と長靴の足音が唯一の人工物として響いては消えていく。

人の手が入らない原生林には、亜熱帯独特の湿った土と草木の香りと共に、微かな葉擦れの音や鳴き声が聞こえてくる。



ここは沖縄最後の秘境、西表島



我々はまだ見ぬ憧れを求めて西表の奥地へと向かった。。(ナレーション)


デデン!




憧れの西表に行ってきたyo!!



こんにちは、豆腐メンタルライフコーチ改め

「遊び屋だい」です!


今回は、皆々さまお待ちかねの遊び散らかす回!

なんと実は、先々週、念願の、、、




西表島に行ってまいりましたーーー!!!




わーーーーーい!!!!

5年ほど前から行きたい行きたい行きたいと喚き続け、チケット取るも台風で流され、リベンジと思うも就活失敗しカナダで難民して、ようやくようやく西表だけの図鑑を買って読み込み、この日に備えてきたのです!!


死ぬまでにやりたいこと100選にも入るほどの強キャラです。




中には、ん?西表?どこ?島?という方もいると思うので、今回のnoteで西表の魅力が少しでも伝わればなと!!


え?案件かな?と思われる熱量で語らせていただきます。



レッツ!プレイ☆イリオモテ!!!




沖縄最後の秘境「西表島」


「ああああ!あれじゃん!!!イリオモテ!山のうえ霧で見えないし…!」



僕らは波音で声がかき消される中、大声で船上から叫んだ。


海上から見渡すだけでも森しか見えない異様な島。沖縄の離島にしては珍しく全容が見えないほどの広さ壮大さ。



西表島は沖縄県2番目の面積を誇る離島だ。

だがその魅力は広さではなく、その自然にある。


西表島は県2番目の面積に対して、



面積の90%が原生森なのだ。



要するに人間の立ち入れる場所はわずか10%にも満たない。まるでジュラシックパークのような島。


道路も島の半周までしかなく、北の森はもはやヘリか船でしか行けない。その自然は、生態系だけでも特殊性を極め多くの新種も発見される生き物たちの楽園。


まさに沖縄最後の秘境。




「未知」という言葉がよく似合う、宝島なのだ。





上陸!


ゴウン…



鈍い音を立て、船は島に着岸した。

船を出ると亜熱帯の生温かい空気が体を包んだ。じんわりと汗が出る。




、、、、ついに…!ついに着いたぞー!!!

イリオモテー!!!!




上京テンションではしゃぎにはしゃいで、



パシャリ。

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パシャリ

画角の外から島民がこっちを見ているが知ったこっちゃない。



ついに、、、、ついに、、来れたんだ。。


西表島。。


私のディ◯ニーランド!!夢の国!!!

はあああ…!!!!



僕らは、辿り着いてしまった。






おっちゃんとカヌー



僕らは足元をカニが駆け回る泥地を、カヌーとパドルを運んでいた。


普通はツアーでないとカヌーは乗れないのだけど、島で唯一のカヌーレンタル屋さんを見つけ出してお願いしたのだ。



その方は西表島に三十年も前から住んでいて、カヌーでツアーやレンタルすることを広めた第一人者だという。

自分でカヌーを使って釣りをしてると友達に好評で、気づいたら事業化してしまったらしい。その人を真似して今のカヌー事業は広がったようだ。いわばパイオニア的存在。



ここにも好きなことやってぬるぬる生きてる人いたwwと話しながら思った。完全に同類の匂い。

すごく幸せそうなおっちゃんだった笑




カヌーを二人がかりで川に運び込み、一通り漕ぎ方と経路を教えてもらったあと、


じゃ!楽しんでね!


そう言っておっちゃんは去っていった。
そんな感じでいいんだ…




目の前には、広大なマングローブの河川。夏の日差しと川鳥や謎の鳴き声が聞こえる。足元にはうっすらと魚の影。


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僕らは川の上流にある目的地で沖縄最大の落差を誇る西表の聖地、

「ピナイサーラの滝」を目指して舟を漕ぎ始めた。





ピナイサーラの滝


揺れる水面に午後の光が反射する。濁ってるのに透き通っているような不思議な水質。生き物の気配が手にとるように分かる。



マングローブの両端にはオヒルギの群生。泥地には土を運ぶシオマネキの群れ、遠くでアカショウビンが横切るのが見えた。



事前に「西表の動植物図鑑」を読み込んだ僕らには死角はない。
知ってる…!知ってるぞ…!

河をゆくだけでもひたすら楽しい。



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ひたすら楽しんでるだい。





2、30分ほど河を上り、そして僕らは森の入口に辿り着いた。


舟を川の縁にロープで繋ぐ。地図を見直し、亜熱帯の木々に覆われた賑やかな森に足を踏み入れた。



道はまるで獣道。環境保全を目的としているからか、最少の整備以外されておらず、踏み固められた道らしきものを辿っていくのがルートのようだ。


といっても、僕らにしては余裕で道だ。こんな足跡すらない森を沢山歩いてきた。人が入ってるだけ有り難い。


それでも、もちろん気は抜かない。細心の注意を払い、山道を進んでいく。



踏み固められた道は、木の根っこや沢、急な斜面の上を続いていて、その通り道には多種多様な動植物が住んでいた。


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金色のヤスデのアマビコヤスデや、西表固有種のラン、サキシマヒラタクワガタなど、


なかでもスオウノキの大木は異様な存在感だった。

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(ダイを探せ)



生き物をみつけてははしゃいで写真を撮って、ニコニコしながら歩くこと一時間ほど、


僕らは遠くから沢のものではない、大きな轟きが聞こえた。顔を見合わす。



心臓が高鳴る。



森を抜ける遠くの明かりのもとへ二人で走っていった。視界が徐々に開けていく。



そして、白く反射した光に目が眩んだ次の瞬間、







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ーーーーーー!!!!!!!!



ーーーーーー滝だああああああ!!!!




半ば雄叫びを上げて水辺に走っていく。

沖縄一を誇る落差のせいか、水しぶきが風に流されてくる。滝壺はなく、少し先に水面が光る泉があった。



飛び込む2人。森の山の水が体を浸す。


冷たああああ!!!!



僕らは、飛び込んでは滝を見上げ、はしゃぎながら森の恵みを一身に受け取った。






森の生き物たち



西表は生き物の楽園だ。


ピナイサーラの滝を含め、至るところで僕らは図鑑でしか見たことのない生き物たちに遭遇した。




この日も僕らは程よく蒸し暑い木々の中、遊歩道を歩いていた。


飛ぶ蝶々は模様が違ったり、色が違ったり。聞き慣れない鳴き声や、見慣れない植物。




そしてふと顔を上げた先、40メートルほど離れたところにイノシシ。


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、、、、、、いや、イノシシ!?!?!?




ちょっ、ちょっとまて、




そんな普通に現れないでっ!!!?




二人で息を潜めながら後ずさる。


来るなよーー?こっちくんなよーー??


目を離さず静かに話しかけながら距離を取っていく。あくまでゆっくり静かに。驚かせると興奮して何してくるか分からない。


リュウキュウイノシシならそこまで気性は荒くないはず。それでも念には念を。。




はじめはこちらが気になったのか近づいたり離れたりしてたものの、10分ほど見つめながら距離を取ると、イノシシくんも少し落ち着きを取り戻して藪の中に消えていった。


、、、、、はあ…


こええ



因みにこれはイノシシというか猛獣に対しての対処法。カナダでクマ対策のために調べておいてよかった。


かわいい生き物はもちろん、こんなふうに颯爽と危険そのものも現れるから自然は怖い。



だからこそ魅力的なんだけどね。





そんなこんなで西表らしいハプニングもありながら遊歩道を歩いていると、何やら道の脇からガサガサ音が。



、、、、やめろよ第二弾とか。。


先程のことで若干オドオドしながら草むらを見てみると、、、、




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!!!!!!!!



この子は!!!!!!


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セマルハコガメちゃんんんん!!!!!!


うわあああああ本物だぁああああ



んきゃわいいいーーー!!!



セマルハコガメちゃんは西表島の天然記念物で沖縄県にも珍しいリクガメなのです!



箱のようなドーム型の甲羅を背負って意外に素早くパタパタ去っていく後ろ姿が、、それはもう可愛く…はああ!!




うれしい…ずっと会いたいと思ってたカメだよう。。西表まで来て本当よかった…


握手会ってこんな気持ちなのかな。。





それからというもの、僕らは推しメンの生き物に会うために、


朝起きて森へ入り、

昼食べて森へ入り、

おやつ食べて森へ入り、

夕飯食べて森へ入り、

歯を磨きながらガサガサして、

寝る。



という3日間を過ごした。




その甲斐もあってか、

頭上を飛び去るカンムリワシを走って追いかけ、

道路を闊歩するヤシガニをパシャパシャし、

サキシママダラヘビをハンドリングして、


夕闇の後にはヤエヤマヒメボタルのイルミネーションの輝きも。。




人間界で起きているゴタゴタや喧騒の街とはまるで違う別世界がそこにはあった。

亜熱帯の日差しの下にも、静かな森の闇にも、光る潮溜まりにも、懸命な営みがあった。




彼らは、生きていた。







満天の星空



西表最終日の夜、僕らは車のライトを消した。


島に来てからというもの、空は曇り空で時たま雨が降る不安定な天気。

生き物の活性が上がる点では凄くありがたく、まさにベストコンディションだった。



それでも、やっぱり見たいものがある。



町から離れた街灯の明かり一つない海辺の公園。そこに僕らは車を停めた。
そして肌に心地いい風の中、外に出る。



車のライトを消し、手持ちのライトも消す。




一瞬の暗闇。




そして、、、



、、、、、、、あああぁあ!!!!



満点の星空。



一面に光を零したかのような星の海。


星座をも呑み込まんとする光の群れ。




簡単に見つかる北斗七星やサソリ座までも、埋もれるほどの星に見失っていた。天の川も真上を流れている。



、、、、、、、すっげえ…



かろうじて出した言葉も二の句を継げない。

ただただ、圧倒された。




二人で駐車場に寝転ぶ。アスファルトの地面が冷たく肌に触る。遠くの虫の音を聞きながら、時折光る流れ星にふたりして声を上げた。






随分と長い間そうしていた。


西表での出来事が、頭に浮かんでは消えていく。

ノロノロ運転しながらヤマネコを探したこと、

虫一匹でも名前を当てながらはしゃいだこと、

沼地にハマって2人揃って絶望したこと、、、


3日間とは思えない濃密さ、満足感、達成感。それなのになぜかまだまだ足りない帰りたくない。

ずっと続くと思っていた夏休みが突然終わりを告げられたかのような心地だった。




まだ居たい。もっといたい。とてもじゃないけど全然足りない。






それでも明日はやってくる。朝が来る。
夏休みは終わる。


ふたりして、必ず帰ってくると西表の夜空に約束した。








そして僕はすべてを失った。



ぎゃーーーーー!!!やだーーー!!


帰りたくないよーーーー!!!!



最終日の朝、僕は駄々をこねていた。


フェリーまでの時間はあと3時間ほど。
やだやだとごねた結果、せめて最後に海に行くことになった。やったあ


車を飛ばしてすぐ近くの砂浜へ。そこは謎の先生の石像が立っている、一応記念スポット?的な場所だった。




わああああああ!!!


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謎の石像おじさん意外には人工物は無く、向こう側までずっと続く砂浜と、キラキラとした波際が広がっていた。




はあああ…!!!



帰りたくねえよお…



砂地にはカニが走り、森へ続く洞窟や巨岩に登ってはニヤニヤして周った。入り組んだ立岩と砂浜、べらぼうに生えた緑のコントラストが海賊島のような雰囲気を醸し出す。
絶対ジョニー・デップいるじゃん…



山の方を見ると、浜とは違って山に雲がかかっていて、自然そのものの天候を感じた。
あの山歩いていたんだよなあ…



と、そうこうしているうちに時間は過ぎ去り、ついに時間だよと告げられた。



、、、、、、、やだ。



あともう少しあそびたい…と駄々をこねようとスマホに手を伸ばした

その時、





、、、、、、、、あれ?


え、、、?スマホ、、、ないよ?




さああと血の気が引く。
一瞬フリーズする。



スマホはカメラ用に持ってきたAndroidなのだけど、西表の写真は全てそこに入っていた。貴重な生き物、景色、遊んだ思い出全て。。



ま、まだ助かる…!と必死に記憶を辿る。




…さっきまであったぞ…?落とした…?


でも、もし落としたとしたら…



ぎゃーーーと叫びながら走り出す。


そして、最悪の場所に最悪の想定通りに、僕のスマホは落ちていた。




    海。




拾って慌てて画面を見る。





あ!!ついてる!


と思ったのもつかの間、画面はプツんと消えた。
そして、うんともすんとも言わなくなった。





、、、、、、、オワッタ。





この日、僕は西表の思い出すべてを失った。。








おわりに


はい、ということでいかがだったでしょうか!



いきなり最後の方で終わってびっくりしたと思いますが、スマホのデータ(主に写真や動画)が全て消え失せ、帰りはほとんど記憶がないのです。


死んだ顔で帰路につきました。



それでも…!お、思い出は俺の心の中にある!




と息巻いてみましたが、
普通に写真の方が思い出せるわ…いやあああ


パシャパシャ写真撮ってる割には写真少ねーな?と思った方、察してくれたかな。。
ここで使ってる写真は全てもらったものなのです。。


僕が撮った写真は一枚もない……一枚も!!
やーーーだーーーー!!




それでも、、、なんだかわかりましたよ。
これは、あれですね。






西表にまた来いってことですね!!!!?





オッケーわかった、行ったろうじゃないか、もうわかったよ、行きますよ!
何なら今回はお目にかかれなかったSS級の希少種蛇だって撮ってやりますよ!!おおん!?






だい、西表島リベンジ必ず叶えてやります。



待ってろよ…イリオモテええええ(ハアハア





        未完


      ーーーーーーー



はあ…笑

そんなこんなで色々ハプニングもありましたが、
なにはともあれ、


西表遠征達成しましたーーーー!!!!



このnoteに済をつけられる喜びよ…


また一つ、叶えたい夢が叶いました。


最後の方色々あったけど…楽しかったよ…
ありがとう。。



これからもガンガンやりたい放題していくので、またなんかやってるなあと楽しんでいただけたら嬉しいです…!




さて、今回の西表遠征で学んだことは沢山ありますが、やはり一番感じたのは、



経験に投資することは、その後の人生にも大きく波及する。



ということですね。


今の僕の心に残るものは、

次の島にも行ってみたい。難しいと思ってたことも意外とイケるし、まだまだ世界は広い。

というその先の景色を見てみたい欲求でした。


「西表島」だけでは終わらず、その先の島、国、やりたいことまで、「西表島」を起点に末広がっていく景色が見えるようになりました。


こうやれば飛行機に乗れるのか、こうすれば計画がうまくいくのか、意外と簡単だったな、こういう楽しみ方があるのか、それならあの夢にも使えるな。。


そんな感覚が一気に押し寄せてきました。
こうやって人間はできることが増えるのだなと。未知の土地に旅立つのだなと。



なにも、経験がベストの投資!とは言いませんが、「選択肢が目の前に沢山広がる人生」もまた楽しいんじゃないかなと。


このnoteを読んで、なんだかウズウズしてきた…!という人は、




動いちゃいましょう!




意外と見えていなかっただけで、楽しすぎる世界がすぐ隣にあるかもしれませんよ…?





僕も次はなにやろうかな?
ブラックライト当てたら光る髪色に染めることかな!?


楽しみ!




それでは、長々と読んでいただきありがとうございましたーーーーー


また次のnoteでお会いしましょう!もしくはTwitterで!



ではでは、だいでしたー!







またね!








一一一一一一一追伸一一一一一一一一一一



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