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議員に求められる情報発信とは何か?そして、それをやり続けると何が起こるのか?

私はいろんな政党のいろんな議員さんのSNSやブログなどをちょこちょこ拝見させていただいております。当選される前から読んでいる方もいます。それらを見ていて思うのですが、政治家は3つに分かれます。

1.当選前も後も情報発信しない人
2.当選前は情報発信してたのに当選後は情報発信しなくなった人。
3.当選前も後も情報発信し続けている人。

※当選前は情報発信していないのに当選後から情報発信し始めた人を私は見たことがありません。

1は間違いなく組織票で選挙を戦っている人です。既得権益を守るために議員をやってますから情報発信してしまうと不利益を被る場合がありますし、それに情報発信しなくても票が入りますからする必要がないのです。

そして2ですが、こういう人は間違いなく選挙に勝つためだけに情報発信していたわけです。だから、議員になって改革したいとかそういう理念みたいなものは最初から無かったのではないかと思います。私はこういう人が一番残念に思います。

そして3なのですが・・

実はこれが理想的なように見えますが、これもふた通りに分かれるように思います。

○当選前と後で情報発信の質が変わらない人
○当選前と後で情報発信の質が変わった人

SNSにおける選挙前の候補者の投稿を見ているとわかりますが、大多数は・・

『どこどこ駅で街頭演説をさせてもらいました。』
『○○のイベントに参加しました』

など、自分がどういう動きをしたかというものです。
これは地域に参加して頑張っていますよというアピールで、特に無名の候補者は地道にやっていくしかありません。だから、候補者としてはこういう投稿が大多数を占めるのは仕方のないことです。

しかしです‼️‼️

議員になっても同じような投稿だけを繰り返すのはどうなんでしょうか?

有権者はそんなことを知りたいわけではありません。
多くの有権者は日中には仕事など用事がありますから議会の傍聴も出来ません。だから・・

議会ではどのような話が行われているのか?
どのような経緯で予算が組まれ、そこに無駄はないのか?
法律や条例などにより様々な規制が作られるが、それは適切なものなのか?
コロナなどの有事にどのような対応をするのか?それは最も合理的な方法なのか?

など、有権者の代弁者として議員しか知りえないことなどを発信してほしいわけです。だから、当選前と後で情報発信の質が変わらなきゃおかしいのです。

そして、これが適切に行われるとどうなるか?

当然のごとく不正を行いづらくなります。
そして、一部の人間だけが得をするような偏った行政が行えなくなります。
そして、予算の無駄遣いなどが行えなくなります。
そして、非合理的なことが出来なくなります。

小野たいすけ議員が、文書通信交通滞在費(文通費)を就任1日で満額100万円もらうのはおかしいと発信して、改革が行われようとしたのが良い例です。

議員が情報発信を適切に行っていくと、有権者が様々なことをチェックしていくようになるので、結果的に予算の削減が行われ、無駄な規制なども無くなっていきます。言うなれば『小さな政府』になっていくということです。

日本の行政が肥大化していっているのは、ひょっとすると議員の情報発信が足りていないからではないでしょうか?

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