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ウルトラマンアーク第一話感想…作り物の街が愛おしい!

今年のウルトラマン、アークが始まりましたね。

アイキャッチで皆言っていますが、新マンテイストが溢れています

第一話「未来に駆ける円弧」あらすじ
飛世ユウマは、怪獣災害の防止、調査、事後処理などを目的とする怪獣防災科学調査所、通称「SKIP」の新人所員である。「みんなを守りたい」の想いを込めユウマが日々の業務に追われるなか、地球防衛隊から石堂シュウという人物が「SKIP」にやってくる…。彼らは怪獣シャゴンの動向を追いかけるが、危険な状況に陥ってしまう!? その時!ユウマの前に現れたのは…!!(ツブラヤイマジネーションより引用)

第一話の怪獣は「シャゴン」、初回にして結構な強敵だったと思います。

割とオーソドックスなルックスの怪獣ですが、
小さい個体の時がグロテスクで、なんとなく
ネクサス風味も感じました(笑)

意識的に、ブレーザーと差別化?

こちらは昨年、ブレーザー開始から一か月後に所感を綴った記事ですが、
「見た目はいいけど、戦い方が格好悪いなブレーザー」
的なことを書いています。
で、今回のアークはどうだったかと言いますと…

少しブレーザー風味な野蛮な戦い方も見せましたが、ブレーザーのアクションで予想外のことをする面白さ、が継承されている感のある「バリアを武器化」という見せ場がありましたね。そして、とどめに使ったアークアイソード、爆炎を背に見栄を切ったアークはかなり格好良かったです。
ウルトラマンは1話から結構苦戦するものですが、そうしながらも圧勝感を出せているのが掴みとしてかなり秀逸なのでは、と思いました。

登場人物は、まだその性格や背景があまり見えないので今後、観ながらそれを知っていくことになりますが、一話で際立っていたのは主人公ユウマより、この人でしたね。

石堂シュウ。
名前もちょっと主人公チックですね

地球防衛隊からSKIPに配属された、いわばシンウルトラマンの浅見さんポジションなキャラ、石堂シュウです。彼は第一話から
「コーヒーが無いと取り乱す」
というキャラを見せてきました。一番「濃い男」でしたね。私も缶コーヒーですが毎日欠かさず飲むので、気持ちは凄くわかります(笑)。藤岡弘、さんも珈琲好きで有名ですが、ヒーローはコーヒーを嗜むものなんですね、ハイ。
彼によって謎の巨人が「ウルトラマンアーク」と命名されたところで第一話は締めくくられました。主人公の所属する組織が調査主体なのもあり、完全に戦闘用部隊の趣があったSKaRDより軽いイメージで、作風も明るそうに見えました。明らかに、ブレーザーとは変えてきているのかなという感じです。
全体的に組織の雰囲気も緩そうですし、オーブやジードに近い空気を感じましたね。

雑なミニチュア、でもそれがいい

少し驚いたのは、怪獣シャゴンの出現によって戦っている防衛隊の戦車が出てきたことです。

怪獣特撮といえば、街中に出動する戦車ですよね

ゴジラマイナスワンの時も感想記事で綴りましたが、戦車が出てくると怪獣ものっぽさが出るので個人的にも好物であります。
また、ビルの中からアークとシャゴンの戦いを見ている人々の画など、円谷プロお得意の巨大特撮カットが多数ありました。

それはとても良いものですし、加えて気に入ったのが、それらがあからさまなミニチュア、作り物感があったことです。
私は昭和のウルトラマンを観て育った世代ですので、いかにもオモチャ、なビルや車に安心感を覚えるんですね。子供ながらに、あれらが作り物なことくらいは解っていました。明らかに質感が本物ではないですし、自身も持っていたミニカーそのものじゃん、くらいに見えていました。
ですが、それがいいんです。ミニチュアのビルが崩れたり、爆発したりするとワクワクします。よく、戦闘機を吊っているワイヤーが一瞬映ったぞ~と、昔の特撮に無粋なツッコミを入れられる話は聞きますが、その手作り感、それにしか無い味があって、大好きです。

令和のウルトラマン、アークですがところどころに散りばめられた「帰ってきたウルトラマンテイスト」と共に特撮シーンの昭和感がとても気に入りました。願わくばこの愛すべきチープさをこの先も観ていたいものです。

池袋のウルサマでも、ウルトラマンや怪獣たちが
展示されているところのミニチュアが大好きで、まじまじと
観ています、いつも




昨年のウルサマより
こういう模型の街、とっても味がありますよね
ウルトラマンの魅力の一つだと思っています

一目でミニチュアとわかる建物、巨大特撮の魅力です。
アークには、そこも期待していきたいと思いました。


そんな感じで、今年下半期も恒例のウルトラマンが始まりました。
昭和の味がある、最新の特撮番組を楽しんでいこうと思っています!


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