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【行け!ゴッドマン】東宝の伝説的特撮ヒーローを語ります

ゴジラ-1.0が、アカデミー賞視覚効果賞を受賞、日本映画初の快挙ということで沸きに沸いていますね。

山崎貴監督、シン・ゴジラの後に作るのは凄いプレッシャーで…と仰っていましたがそれを見事に乗り越え、さらに次作ゴジラのハードルをこれ以上ないほどに上げてしまいましたね(笑)。邦画界にとっても歴史的な出来事であり、今年生誕70周年のゴジラが世界を席捲した素晴らしい出来事でした。

ゴジラにまつわる、珍妙な作品の話

さて、私もゴジラ映画を全て観てきてその歴史を追体験している身として今回のマイナスワンは到達点、頂点に辿り着いたな…と思っているのですが、以前の記事で書いたように、本当にゴジラは日本映画の盛衰をそのまま体現しているシリーズだな~と感じます。
8年前、シン・ゴジラの公開に併せレンタルでゴジラを全作品鑑賞しました。そのレンタル店が来月閉店するというのを今日知って、寂しくもなっているのですが…それはともかく、意欲的にゴジラシリーズを吸収していた時期があるんですね。
そしてその2016年、講談社より「ゴジラ全映画DVD コレクターズBOX」という分冊百科的DVDのリリースが始まり、2年をかけて買い揃えたのでした。

これは2号、キングコング対ゴジラのものです

このシリーズ、ゴジラ映画だけでなく東宝製作の他の特撮番組も収録されていました。
上の画像にありますが、知る人ぞ知る特撮ヒーロー、「行け!ゴッドマン」が全話収録されていたんですね。

概要はこのページに大方書いてありますが、およそ20年ほど前CSのファミリー劇場で放送されたことがキッカケで話題になり、そのシュールさからネット上での語り草になった作品です。こういうタイプのブーム、アニメだとチャージマン研などもありますね。

私も放送当時ファミ劇で観ており、70年代テイスト溢れるそのガバガバさが癖になっていました(笑)。そのゴッドマンの映像ソフトも同時に収集出来るとあり、喜んで毎号買っていたものです。

一見すると普通の特撮ヒーローですが、
30分延々と戦闘が続く間延び感はこの作品独自のモノです

70年代特撮は、今観るとどうしてもチープであり、とてもリアルなものには見えないのが事実です。例えば現代、リメイクするとしたら大幅にアレンジするか、あえて忠実にしてコメディチックにするかのどちらかになると思います。ほぼそのままやりながら格好良く出来るのは、シン仮面ライダーのクモオーグ戦のように卓越したセンスと、チープだとは思っていない信念の持ち主にだけ成せる技だと言って良いでしょう。

でも、それはそれとしてそのチープさが、昔の作品の魅力でもあります。このゴッドマンがファミ劇での再放送を機に話題になったのも、円谷プロのレッドマンが公式配信されてカルト的ヒーローとして持て囃されたのも、現代の作品にはないものが面白さとして映ったからでしょう。
そのまま現在、再現する事は不可能かもしれませんがブームは何周と周り巡るものです。実はこういう「ショボく見えてしまう黎明期の作品」にこそ、新しさが眠っていると思いませんか。

実はこの作品にも、宝物が

そんな感じでこのゴジラDVDコレクションにて全話、映像ソフトを収集もしたゴッドマンですが、さらにはこのシリーズのプレゼント企画でなんと、

「ゴッドマンTシャツ」

が当選したんですね。

こちらはフロントです、ゴジラTシャツでもあります


こちらがバック。
拡大中のゴッドマンが神々しい(?)

昨年東宝本社に面談に行った事がありましたが、このTシャツで話題作りには成功しました(笑)。
「そんなにゴッドマン好きなの?」と言われれば、特に好きではないのですがそれでもこのTシャツも価値あるコレクションの一つではあります、当然非売品ですから。

ゴジラからは明らかに離れてますが、これもゴジラから巡ってきた自分の宝物、なアイテムです。
今はまだ寒いですがもう少ししたら、これを着てTOHOシネマズで映画を観てくる所存です…意味はないですが。
アカデミー賞効果で拡大上映、と言われていますし私ももう一度くらい、マイナスワンを観に行こうかなぁと思っている、春の一日でした。

ゴッドマンはともかく、怪獣のデザインが適当すぎて酷いです(笑)
ウルトラシリーズとその他の差は、ここにあったと思いますね

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