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丸の内TOEI閉館の知らせに寄せて…昔ながらの映画館を思い返す話

まだ一年以上先の話、ではあるのですが東映の本社移転&丸の内TOEI営業終了、というニュースが先日ありましたね。

令和の世に残る、古めかしい、温かみのある映画館だったので惜しさはありますが、まだ時間があるのでそれまでに足を運ぼうかな、と思っています。

猛者たちの宴から、ちょうど一年

丸の内TOEIといえば、昨年5月20日に鑑賞回数10回以上の「強者」が招待されるSHOCKER NIGHTなるイベントが催された場所でもあります。
私も参加者で、その様子はnoteに綴っておりました。

そういえば、当選通知のメールが何故か迷惑メールフォルダに入っていて焦った…というのも懐かしい思い出ですね。
後にも先にも、公的なメールでそんなのは無かったので未だに謎なのですが。

SHOCKER NIGHTとはどんなものだったのかというと、場所が映画館であることからお察しの通り、一般的な舞台挨拶の、舞台挨拶部分が少し長くなったようなものでした。映画を普通に鑑賞し、その後SHOCKER側の3人が登壇、トークイベントといった流れです。
集まった観客は全員回数二桁観ているので、イチロー役の森山さんは
「僕より皆さんの方がよっぽど詳しい」
と言っていたのを覚えています。

事実、この日来られた3人はそれぞれ別のシーンに出ていて一緒に撮影していないのもあり記憶が曖昧だったようです。池松さんなり美波ちゃんなり、同じ場面に出ていた人が居ればもっと思い出せたのかな~とか考えたりしましたね。
このイベントはあくまで「招待」だったので参加は無料で、交通費以外はかからなかったのが個人的には「美味しい」鑑賞の一日でした。

森山さんが金髪になっていて別人だったのも思い出深い…ですが、憑き物が落ちたイチローだと思えば、それもまた味わい深いですね。

アップデートされていく映画館

丸の内TOEIがその歴史に幕を閉じようとしているわけですが、全国的に映画館の開業予定は沢山あり寧ろ増えていっている印象です。
古い施設が役目を終え、新しい場所に引き継がれていく流れなのでしょうね。

これはつい昨日の記事ですが、この中に載せた映画半券の写真をもう一度お見せしますと…

ちなみに今はワーナーマイカルシネマからイオンシネマに変わったので、
これもまた懐かしの…なんですね

右上にある小さな二枚は、地元の昔からあった映画館のものですが現在は存在していません。「シネセゾン渋谷」もそうですね。
エヴァの話ですと、新劇場版:序の時(2007年)はまだ市街地にシネコンが無くこの「ホールソレイユ」が唯一の上映館でした。ですが破の公開直前に大手シネコンが出来て、お客をゴッソリ取られてしまった格好だったんですね。エヴァ破、実は地元ではセカンドランであって公開が少し遅れたのですが、このホールソレイユは序の時と同じくエヴァファンの来客を見込んでいたものの強力なライバル出現、対抗すべく公開初日朝7:00からの上映で「最速!」を謳うという健気さを見せていたのを覚えています。

少し気の毒だなと思って、ここにも観に行ったのが思い出されます。
ちなみにスクリーンは地下で、普段はピンク映画をやっていたりするのでなんとも…な雰囲気でした(笑)。携帯の電波も入らなかったような。
と、ここまで書いて丸の内TOEIも地下で電波が届きにくかったな…などと思い出しました。古い映画館あるあるのようですね。
ここのホールソレイユ、別の映画でまた強烈な思い出があるので近々書こうかと思います。

時代の流れですが、こういう場所が無くなっていく寂しさはやっぱりありますね…半券の写真を見ればお分かりかと思いますが、指定席じゃないというのが、「昔の映画館」らしさです。
満席の時は、立ち見でも入れたんですよ。


そんな昔ながらの映画館、閉館までにまた、行っておきたい丸の内TOEIでした。

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