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庵野秀明生誕祭・思い出最大級のエヴァ破のお話

一日遅れてしまいましたが、5月22日は我らが庵野秀明監督のお誕生日でしたね。

64歳、おめでとうございます!
ハイスペックな機械を連想させる数字、これからのご活躍にも期待しております!

リピート鑑賞を始めた作品

監督のお誕生日に併せ、この時期になると思い出すのが私の「映画館通い詰め」のはしりとなった作品、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」です。

公開は2009年6月ですが、
円盤発売が翌年5月でした

映画館での鑑賞回数は27回、それまでは「序」の3回が最高でしたから、いきなり9倍に跳ね上がったんですね(笑)。要因としては…

・家の近所にイオンができて、映画館が近くなった
(当時は実家住まいで、映画館までバイクで一時間以上かかってました)

・2009年5月に勤め先が倒産、11月まで無職だった
(失業保険暮らしでしたが、映画は他の趣味より安価なので行きやすかった)

などが挙げられます。
純粋に「破」が映画として素晴らしかったことは言うまでもありませんが、今、完結したエヴァ新劇場版4作を振り返ってみれば思い入れとしても一番はコレだと言えますね。

鑑賞の記録です
夏、東京に遊びに行った際に2回観ております(1回は友人と)
地元での最終上映がアスカ誕生日だったのも忘れられませんね
この後、再上映で2回観ており、計27回です


綾波を…返せ!!

何が良かったって、やはりラストのドンデン返しですよ。
90年代のTV版から観て来た人間としては、ゼルエル戦(新劇ではこの名ではありませんが)でのシンジ覚醒から興奮のるつぼでした。スパロボなどで勇ましくなったシンジ君は、半ばパラレルとして見ていましたがそれが本編で見られたことが、往年のエヴァヲタにとってどれほどの衝撃だったか。何度観ても飽きない+観たくなる+繰り返し観ることにハマった、私にとってエヴァ破とは、そういう革新的な作品だったんですね。

ここは、何度観ても泣けます
本当に何回観ても、涙腺が緩むんです

ある有名な映画評論家の批評サイトでもこの作品は絶賛されており、
「13年間に渡るトラウマを晴らす、感動の愛のバトル」と言われていました。全くもって、その通りだったと思います。

鑑賞回数でいえばシンエヴァが記録を更新したのですが、それでも破の感動はナンバーワンだな…と思います。もっとも、連続している同じ作品なのでシンエヴァまで辿り着いたからこそ破も真に傑作となった、と受け止めています。

大興奮の、円盤発売

これだけ観まくった映画だけに、公開が終わってから映像ソフト発売までの半年弱は、禁断症状との戦いでした。
当時はTwitterを始めたばかり、あとはmixiをやっていてエヴァの話ばかり日記に書いていました。この度懐かしむ意味で何年振りか分らないログインをしましたが、パスワードを覚えていた自分に驚きです(笑)。

では、エヴァ破の円盤発売直後の我が日記をお見せします。
2010年5月28日のものです。


334日経ち、愛する映画が手元へと
107日前から数えてきた5月26日をついに迎えましたが、楽天ブックスコンビニ受け取りでの予約だった私は、夕方から夜中まで仕事…という関係上、26日に手に入れ、鑑賞することは出来ませんでした(苦笑)。 思えば同様のパターンで一月、THIS IS ITの発売日にヤキモキした経験があったのに同じ轍を踏んでしまいましたね。 これからは待ち遠しいものは店頭買いにしよっかなぁ~と思っております。

DVD、BD両方をGETしまして、帰宅してすぐさまBDでの鑑賞をスタート! 部屋の灯りは消して、映画館気分を演出しました(笑)。 ポップコーンとコーラは買い忘れたので、家にあったコーヒーだけ手元に置きまして。

26回観た映画の「おさらい」になるかと思いましたが、追加シーンに加え随所の変更点があり、それを見つけるたびに新鮮な気持ちで観る事が出来ました。 大体、淡白だった表情が描き替えられているケースが多かったです(昔に帰る気なんて~やこれは命令よ、のミサトさんが顕著)。 アスカの台詞録り直しが目立ち、さらに伝説の「相原くん」も修正されていましたね(笑)。 追加シーンは作画に違和感がありましたが加持さんや参号機など、やや唐突だった展開を補足する形のシーンが多く、物語のまとまりを良くしている変更だと感じました。 「2,22」を冠するに足る内容だと、現在購入後三度目の鑑賞をしながら断言します(笑)!

定番の映像特典も充実しており、特にカットされたシーンは貴重です…個人的に加持さん登場は没シーンの方が良かったのでは、と思っているくらいですが。 スイカ畑に喜ぶシンジ君も見たかったなぁ。

さて、話題のフィルムですが…二種、手に入れたのはコレです。

BDの方はミサトさんのマンションを出て行くシンジ君、DVDの方はミサトさんリツコさんの作戦に関する会話シーンでのリフトが動くシーンで、ほぼ真っ黒なフィルムでした(笑)。 前回、特装版と全記録全集で二種類手に入れたフィルムはどちらも背景でしたから、今回はキャラ、もしくはエヴァか使徒が写ってるといいなぁ~という願望がありましたが、そこでシンジ君が出たのですから個人的には大当たりです! もう一枚の方はどれだけ映画を覚えているか、という挑戦状のように見え、これはこれで面白い、なんて思いました(笑)。 とにかく、両方とも大切にしますよ。

一日一日、数えていた日々が終わり少し寂しい気もする程ですが、それはそれで自宅で何度でも観られるようになった分、「Q」への期待を込めつつ観まくってやろう、と思っています。 劇場公開中に、何度観ても飽きないことは分かっていますから(笑)。 


ようやく我が手元にやってきた、去年の思い出を抱きしめて…!  
                               (終)


いやぁ~細かくてキモいなコイツ、と思いながら読み返しました(恥)。
そもそも普段から映画観る時ポップコーンなんか用意しないくせに何言ってるんだって感じです。

勿論、Blu-ray、DVD共に今も大事に保管しておりますが、この頃何か買うたびにmixi日記に書いていたエヴァグッズはほぼありません。
そんな14年間の自分の変革にも思いを馳せながら、この頃の自分を面白い、と思えたので悪い人生じゃないな~とも感じた、大好きな映画の思い出でした。

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