仮面ライダーBLACKと、かのステーキ店について思っている事
先日、この記事で森次晃嗣さんのお店について書きました。
これを書いたことに付随して思い出した、同じく特撮俳優のお店があります。
仮面ライダーBLACK・南光太郎を演じた倉田てつをさんのお店、ビリー・ザ・キッド東陽町店です。
こちらは契約満了?でしたか詳細は存じてないのですが閉店し、昨年8月に独立されて新店舗「ステーキハウス KURATA」としてオープンされたようです。
語るに外せない、3年前の件
東陽町のお店だった頃に、2度ほど訪れた事がありました。
RXステーキというボリュームたっぷりのお肉をいただいて、倉田さんのサイン色紙を貰ったりもして、その時は大変良い思い出になったのですが…。
ご存じの方は記憶にも新しいかと思いますが、3年前の4月3日、倉田さんのあるネット上での発言が炎上した事がありました。
それについてはここで詳しく述べる気も起きないので、もし知らない方がいましたらお調べください。
お店に行った際、店内の写真を数枚撮らせていただいたりもしたのですが現在それらの写真は一枚も残しておらず、また先述のサイン色紙も、破棄したので持っておりません。
要は、私自身がそれほど怒った事案だったんですね。私はエネルギーが内より外に向くタイプなので、落ち込むというよりは腹が立って仕方なかった、という感じです。当然もう店には二度と行く事はないし、作品もまた然りである。そう自分の中で踏ん切りを付けていました。
有名人のTwitterのフォローを、嫌になって外したのもこれが最初だった気がします。
しかし、作品に罪は無い
そんな事があって、イメージは地に堕ちてしまった南光太郎ですが仮面ライダーBLACK、RXという2作品は個人的には初のリアルタイム仮面ライダーで、まだランドセルを背負っていた頃の私が日曜朝を楽しみにしていた番組でもあります。
ちょうど、初めてクウガを観て、完走後にBLACKも見返すかと観たのがもう10年近く前の話にはなりますが、改めて面白いな、と楽しめたのを覚えています。
つまり、大好きな作品なんですよね。
常々、長いシリーズになると度々「原点回帰」という言葉が用いられます。昭和ライダーの頃はアマゾンが原点回帰と呼ばれてすらいたとか。しかし色々あっても「上手くいった原点回帰」と言えば、このBLACKをおいて他にないのではないでしょうか。
・悪の組織によって得た力で戦う、悲壮感あるヒーロー
・怪奇色の強い敵怪人達、仮面ライダーの徒手空拳の戦闘
これらのシンプルな要素を持ちつつ、ライバルキャラのシャドームーンが絶大な存在感を誇り物語の主軸になる、という独自性もあります。
これらで作品のカラーを確固たるものにしながら、続編であるRXでは平成ライダーの先駆けともいえるフォームチェンジ、また四輪車の登場など意識的な新機軸の取り込みも行っています。
結果的には2年間の放送を以て終了し、現在のような長期シリーズにはなりませんでしたがそれゆえに、昭和・平成の橋渡し役となった孤高の存在として現在も高く評価されている気がします。
BLACKが素晴らしい作品であることは、その後の出演者の振る舞いによって変わることもない。ファンであれば残念な気持ちになることはありますが。ですが大体の蟠りは時間が解決する、とも考えますし、直接的に自分に対し何かあった訳でもない。
そう考えると、やはりいつまでも引っかかりを持っているのも良くないな…と思えてきました。
リスタートとなった新しいステーキハウス、もし都合がつけば行ってみても良いかも…と思いましたね。
店内も以前ほどBLACK色は無いようですし(マスクは飾ってあるようですが)、単純に「へぇ、新しい店はこんな感じなのか」くらいの感覚で食べに行ってみるのも一興かな…と、「思えるようになった」、そんな子供の頃のヒーローへの気持ち、でした。
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