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ブンブンジャー&ガッチャードの映画を観てきました

毎年恒例、夏のヒーロー映画を観てまいりました。

今朝、公式から一つ大きめのネタバレが解禁されてはおりますがまだ3,4日目なので内容には大きく触れず、ザックリ感想を綴ります。

グラシネでの舞台挨拶は初でした

Filmarksより

まず、一本目のブンブンジャーから。


爆上戦隊ブンブンジャー 劇場 BOON! プロミス・ザ・サーキット

恒例の夏映画。

戦隊らしく一本道の番外編。
他惑星のお姫様との交流、追ってきた敵との戦い。
その中に、テレビの1話でミラがタイヤに伝えた「自分のハンドルは自分で握る」という作品のテーマが込められていた。

メンバーがそれぞれの強みを見せながら集結していく様はまさにヒーロー。
そういう意味では冴えないお兄ちゃんキャラ、をしっかり見せたヒカキンもまたヒーローであろうか(笑)。帰る時の車に乗るカットがほとんど逮捕された容疑者だったので笑った。

ミラのチェンジャー、新しく作ってやれよタイヤ。

スコア…3.3点


続けて、ガッチャード。


仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク

仮面ライダーガッチャード劇場版。例年にも増して、「もうすぐお別れ」を感じる映画だった。

未来が大変なことになっている、これはライダーで何度か見たパターンではあったが現在と未来の主人公の共闘、というのが新しい。デイブレイクはテレビ版でも顔見せしていたが、夏映画の伏線として仕込まれていたのだろうか。

この手の共闘だと、先輩にあたる未来の自分が熟練の戦士になっているものだが、Daigo演じる中年宝太郎は長い戦いで傷を負い明るさを失っていた。そこには頼もしさより悲壮感が漂っており、彼の奮起がメインテーマの作品だった。デイブレイクだけでなくレジェンド、カグヤ様にズッキュンパイアまで登場、とテレビ版の集大成であることをキャストで魅せてきた、一年間追ってきたファンへのプレゼント映画だった。

近年のライダーは明るく、トラウマになるような展開はないと思っていたところに結構な重さをぶち込んできたことも驚いた。プラス、それを希望へと転換させていたのもお見事。
上映後、子供の「ガッチャ!」の声があり拍手が起こったが、納得である。

舞台挨拶ではキャスト陣の仲の良さ、空気感が伝わってきてガッチャードが終わることに本気の寂しさを感じられた、とても魅力的な錬金術師たちでした。
まさかスパナにそんな過去があったとは…(笑)。

「外さない夏映画」として安定感のある枠ですが、今年は特に良かったです。
リピートも視野に入れます。

スコア…4.5点

いい意味で、一見さんお断わり

私は常々、映画は映画館で観ることだけで完結する娯楽だと思っています。たとえば続編であっても、前作を観ていたほうが楽しめるというのは良いとして、「観ていないと楽しめない」のは論外だという考えですね。2年前にあったあるアメコミ映画は、ドラマ版の展開が前提にあってキャラの関係性や会話にその要素が色濃く出ており、そのドラマを未見だったので置いてきぼり感を味わってしまったんですね。これは、映画としては駄目だと思います。
映画はいつでも、その映画で初めて触れる人を意識していないと名作にはなりえません。予備知識必須、これは作品側でお客をふるいにかけるやり方で健全な形ではないと思っています。

そして今回のニチアサ夏映画ですが、テレビの1エピソードとして観られるブンブンジャーは良しとして、ガッチャードのほう…これまでの夏映画と比較しても、テレビ版の情報が大量に詰め込まれていました。というか、テレビ版がこの夏映画を見越して作っていたのではないかと思う程に、です。ですが、「これじゃ映画が初見の人は楽しめないな」という感じはなく、むしろ「ガッチャードって面白いんだな」と思わせてくれるような物語の熱量がありました。もちろんテレビ版を観ていれば様々な要素がストンと落ちてきますし、一年間観てきた作品への思い入れがあって「爆発」する瞬間もあります。テレビドラマの劇場版として理想的な形なのではないでしょうか。

近年、振るわない印象のあった仮面ライダー映画ですが先日発売にもなったギーツVシネの良さもあり、巻き返してきているイメージを持ちました、とても喜ばしいことです。

ガッチャードにありがとう、の一日


今回、グランドシネマサンシャイン池袋での舞台挨拶を見てきましたが、ガッチャード勢の仲の良さが伝わってきてとても楽しかったです。

撮影OKタイム
スパナ役の藤林さんが役とは裏腹に、明るく面白い人でした
なんでも、グラシネで働いていた過去があるとか

上の感想にも書いていますが、ガッチャードが間もなく終わるのが本当に寂しく感じられる映画体験でした。テレビ版が佳境に入っているこの時期に番外編的なエピソードを映画館でやっても、視聴者の温度的にどうなんだ?と思っていたライダー夏映画ですが、今作は一年の集大成な作品になっていて「番外編でありながら、最終回の一つ」のように見ることもできましたね。

ギーツに続いて、ガッチャードも令和ライダーの名作として語り継がれる作品になっていきそうです、それがいちファンとしてはとても嬉しいことです。

入場者特典はライドケミートレカ4枚セット
いや、ブンドリオのカードは予想外でした

今作、とても良かったので久しぶりにライダー映画でリピート鑑賞に行きそうです。
もう一度観たい場面が、いくつかありましたから。

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