見出し画像

7月10日は、ウルトラマンの日!

本日7月10日は、「ウルトラマンの日」であります。
1966年のこの日、ウルトラマン前夜祭的な特番、「ウルトラマン誕生」が放送され、テレビに初めて光の巨人が登場したことにちなんで決められた日なんですね。

つい一昨日、最新作ブレーザーも船出をしたところですがウルトラマンも57周年、おめでとうございます。

ハチャメチャな制作体制


この特番、杉並公会堂で催された前夜祭イベントの様子を録画した番組なのですが実情は1話のフィルム納品が7月10日に間に合わないために急遽企画されたもので、準備期間もほとんど無いようなまさに突貫工事の代物でした。その準備不足ゆえのグダグダ感がそのまま放送されているようで、なんともシュール極まりないものになっています。
DVD-BOX、Blu-rayBOXに特典として入っています。

ろくな準備も出来ずにお客を入れるイベントをやるって、凄いですよね(笑)。

科特隊メンバーと怪獣がステージ上で直接戦います

つい最近まで、この流れは続いていた

初代ウルトラマンは最高視聴率が40%越えの超人気番組だった訳ですが、制作が追いつかず3クールで終了になります。その終盤を撮っていた頃に並行して次のセブンの撮影が始まっていたのですが、ウルトラマンが終わったのが1967年4月、セブンが始まったのが10月です。この半年の間は東映の「キャプテンウルトラ」を放送していたんですね。要はそれほど、制作体制が切羽詰まっていたって事です。そしてセブンの終盤は特撮シーンの少ない回があったりするのですが、これは予算の都合という身も蓋もない事情があったりします。

時間もない、お金もない。

こんな状況は一度会社が沈んだ約15年ほど前まで続いており、
「作品は素晴らしいが経営が壊滅的に下手
な会社が円谷プロだったんですね。

辿り着いた安定期

こんな経緯を経て、今現在のウルトラマンは半年放送、半年は総集編というスタイルで11年目に突入しています。
ブレーザーについては改めて感想を書こうと思っていますが、放漫経営でいつもピーピーだった円谷プロがようやく安定期に入ったのだと思うと感慨深いものがありますね。もっとも私は80年代生まれで昭和のウルトラマンはリアルタイムで観ていませんが。

40周年記念作だったメビウスの頃、本当に会社も危機的状況だったようで、今にして思えばメビウスはウルトラマンそのものの最終作として作っていたんではなかろうか、と考えたりもします。その後立て直しがあり新ヒーロー・ウルトラマンゼロの登場とニュージェネレーションに繋がっていく訳ですが、これこそまさに、メフィラスの苦手な「捲土重来」そのものですよね(笑)。

カネゴンやM1号もいるので、とにかく使える着ぐるみを出してきた感がありますね

幼少期からウルトラマンで育ってきた人間として、これからもコンテンツとして発展していっていただきたいものです。

改めて57周年、おめでとうございます!
光の国からぼくらのために、きたぞわれらのウルトラマン!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?