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Adoファンとして「顔出し」について語ってみる

去る12月2日、「ベストアーティスト2023」が放送され、令和の歌姫AdoちゃんがTVで初歌唱!と話題になりました。

私は前日、池袋PARCOのHAREへ行って等身大パネルでツーショット写真を撮ってまいりました。

ライブ以外でペンライトを持ち出したのは初です

今月13日には歌ってみたアルバムが出ます、明日のFNS歌謡祭、紅白とTV出演も続きますし、ファンとして楽しみだらけな年の瀬です。

ファン以外からの、避けられない話題

上の記事は数ある中から、比較的マシなものを選んで貼りました。というのも、先日のTV出演に関する記事は「結局顔出さず」みたいな論調のものが並んでいたからです。

歌唱力が評価される一方で、ファンではない人達は「なんだ、出さないのか」のような受け取り方をしている傾向がやはりありますね。シルエットのみでのパフォーマンスに対して否定的な見方をしている中には、
「TVに出る意味があるのか」
「口パクや別人の可能性もある」

という強めの批判もありました。

これに対し、二年間追ってきたファンの立場から見解を申し上げたい、のがこの記事の趣旨です。

Adoはアイドル(偶像)ではない。歌い手である。

なんとか一行で言い切ろうとしたら、こうなりました。「歌い手」というジャンルも彼女から知ったほどの俄かですが、インターネットを使って自分の歌を発信する存在です。つまり「歌手」とは似て非なるもので、個人発信の手段が幅広くなった現代なればこそ、の表現形態を生業とする人達。そんな新しい形の表現者としてここまで躍進している人間に対して…

「人前に出るなら顔を出すべき」、
この考え方は前時代的です。

そもそもAdoちゃんはTVに出るのを目標に活動してきた訳でもなく、今回の出演は今年何度かあった、ライブ映像公開の派生ではないかと思っています。彼女はあくまで、歌を届けることを続けているんですね。

「顔見せないのかよ」と言っている人に伺いたいのですが、この歌声とシルエットを観て、顔、見えませんか?
これだけ動いて、感情を込めて、歌っているのに、表情がイメージできませんか?ファンのように関心を持っておらず、顔を出すか否かにしか興味がない人は歌も聴いていないのかもしれませんが、それこそ音楽番組に対して不純だな、と感じます。言い切りますが彼女は「TVに出る意味があるのか?」と言う人に向けて出演しているのではありません。

追記すると、振り付けも全部自分で考えているそうです。生粋の表現者なんですね。
私は普段創作をしている関係で脳内に映像を思い浮かべるのが常態化しているのもありますが、ライブ映像を観て、聴いているともう顔が見えます。それが本物とどう差異があろうとも、関係ないんですね。それが彼女自身の伝えてきたものだからです。

ほぼほぼ、このイメージで想像してますね

黙って、歌を聴けばいい

私はちょうど二年前、一昨年の12月にAdoちゃんを知りました。ちょうどファーストアルバムの発売直前だったのでいいタイミングだと思い「Ado民」入りしました。アルバムの応募券が外れファーストライブは参戦出来ず、ファンクラブ「ドキドキ秘密基地」にも発足直後には入らなかったのでセカンドライブもスルーしてしまいましたが、昨年夏のアルバム「ウタの歌」に付いていた応募券で当選、年末のツアー、蜃気楼の東京公演の切符を手にしました。順序が逆だろと思われそうですが、それがキッカケでファンクラブにも入りましたね。

今だから言いますが、初ライブの時は私も「顔、見えないかな?」という気持ちがありました。しかしライブが終わった時には、いや一曲目のうっせぇわを聴き終えた時点でもうその下世話な考えは吹っ飛んでいたと思います。それくらい、生の歌に震えたんですね。

ファンクラブ会員になったおかげで次のマーズ、大宮公演にも難なく参戦。と、言っていいほど今のAdoコンサートはチケット倍率高いと思われます。

そして、来年春の国立競技場2Days「心臓」、二日ともチケット当選しました。素晴らしきファンクラブのパワー。

これだけ「ライブに行きたい」と思わせる歌の力。
ファンは皆、同じ気持ちで会場に向かっていると思います。
その気持ちを持つ人間を増やすのが、この年末のテレビ出演の意図なのは間違いないでしょう。

Clarisの様に本人が望めば顔出しの時が来るかもしれませんが、今はその時ではないという事ですね。
考えてもみれば、本当に歌唱力だけでこれだけヒット曲を出し、ライブ動員数を増やしているのですから実力はもう世界が認めています。それは先日の記事にもリアクション動画の引用込みで書かせていただきました。

これを以てしても口パクだ別人だと虚構説を宣うなら、月曜深夜のオールナイトニッポンを聴いてみなさい、と言いたいですね。トークの中で即興で歌ったりしていますよ。

今の時代なればこそ、の新しいアーティストがAdoなのです。
TVの常識、のような古い価値観に囚われずその歌声を聴いて、「本物」である事を感じていただきたい。ある意味、彼女への意見がそのまま音楽芸能への見方、になっている気もしますね。

今年のヒット曲「唱」も現在8500万回再生、5曲目の億越えは時間の問題かと思います。
そう、Adoちゃんは凄いんですよ。

来年はついに、世界進出です

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