映画感想「劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ」(Filmarksより)
配信終了日に駆け込み鑑賞。
TVシリーズの編集版だが、マクロスらしくアレンジの加わったセミオリジナル作品。
TV版をリアルタイム視聴してはいたが、ほぼ忘却の彼方だった為テンポ良くまとまったダイジェストとして新鮮な気持ちで楽しめた。
そして、フレイアの夢を追い異星を訪れ、暖かい仲間に出逢い順調に進むも母星との戦争が始まってしまうという展開、これは奇しくも今の世界情勢とリンクしてしまっている。その中で自分の出来る戦い方を貫き平和に辿り着くストーリーは、偶然ではあるがあまりにも胸に刺さってしまった。
ワルキューレのライブシーンは、アイドル系アニメに抵抗がなければ一級のエンタメであるし、ドッグファイトのスピード感もマクロスならでは。
主となるのが歌うヒロインの為、主人公のキャラや戦いが薄味になってしまうのだが、それもこのシリーズの持ち味といったところだろうか。
先に続編である絶対Live!を観ていたのだが、改めてもう一度観たくなる求心力がこの作品にはあった。
「歌はきっと、私そのものだから!」