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丸ノ内サディスティック(前編)

DJ GASSSです!
今回はクリエイター目線での歌詞の解釈をします。題材は椎名林檎さんの丸ノ内サディスティック。

歌詞ってなんだ?

歌詞は詩でもない。文章でもない。
音と組み合わさった自由律詩が説明するなら一番近いと思う。

例えば熟って(いって)なんて云う読み方や表現も、歌声とセットだから赦される。
これを10代で表現するのと30代で表現するのも違う伝わり方に変化する。
とても立体的なメディアだと思う。

無罪モラトリアム

漢字とカタカナのコンビネーション、明朝体での表現。使われに使われたクールジャパン的な表現ではあるが、このタイトルはそういうセンスの先駆け的なパワーワードだった。

丸ノ内サディスティックが収録されているアルバムのタイトル、無罪モラトリアム。
一見に意味のわからない、このワード。
モラトリアムは支払猶予の事だ。

大人になったら払っていく若さの代償を、少し待って貰うことに罪などあるだろうか?(反語)……そんな時期は誰にもあるさ

早く社会人になり頑張らなくてはならない事が社会正義のようだった時代に

「まだ大人に成れないアタシを赦して」

という若く新しい価値観を突きつけた傑作ワードだと思う。実際、椎名林檎さんの言葉のセンスは当時アタマ2つくらい突き抜けていた。
これを10代、20歳でやるんだから天才だ。

そんなタイトルからして凄いアルバムの中からひとつ解説をしようと思う。

そう『丸ノ内サディスティック』です。

軽妙な言葉遊びと浮かび上がる輪郭

『椎名林檎』が作る歌詞はとてもミュージシャンらしく、口にしたときに気持ちが良い。

歌詞には
・詩を歌にしたもの
・メロディに言葉を載せたもの

と2つある。

椎名林檎さんは後者タイプだ。
自分も後者タイプなので、とても興味深い点も多い。


……続きは、今週末のFMコマラジ、デストピアクラブ(自分のやってるラジオ番組)のコーナー内で語る予定。

もちろん放送後にはnoteで記事にします!

後編お楽しみに!
ご拝読ありがとう!


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