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「たこ」制作記録

制作した曲のことを、発表したタイミングからなるべく間を空けずに振り返っておこう。と思いながら1ヶ月以上経ってしまいました。

「たこ」という曲は、2017年か2018年くらいに作りました。当時は、ひさしぶりに何か曲を作ろうと思って、まず歌詞を書きました。バンドを辞めて3〜4年くらいだったか。
歌詞はだいたいの場合スマホのメモアプリに、通勤の電車内なんかで書いてます。この曲もそうだったはず。思いつくときはわりと一度に出てきますが、何も出てこなかったり、翌日見直してそっとボツにすることも多いです。

海の底 泥を巻き上げて
絡まりそうな ダンスはいかが
月の光も 青く差し込んで
幽霊船が 息を吹き返す
形も色も自由自在
軟体動物なもんで

『たこ』dadzijuwha

なんかこの歌詞だけの時点で、自分なりに手応えがあったのは覚えています。
それからメロディとコードをつけました。この曲含めほとんどの場合、ギター弾きながらフンフーンとやって、いいフィーリングが「釣れる」のを待つちます。

歌詞が前述の分しか無かったのですが、言いたりないこともないので、無理に長くしないでコンパクトに。

コード進行メモ:
Amaj7onC# Dmaj7 Bm7
Amaj7onC# Dmaj7 Bm7 A
Bm7(13) F#m7(13)
Bm7(13) Amaj7
Gmaj7 F#m7
Fmaj7(#11) E7sus4 E7

上記コードネームはあとから付けました。作っているときは手探りで好きな響きを探すだけ。
実際、この曲ができたので、音楽をまた外に向けてやりたいと思ったのでした。そのくらいこれは気に入った。なんでですかね。

別記事でそのうち書きますが、DAWについては、iPadのDAWであるBeatmaker3、garageband、それからLogic、など、いろいろ触ってみたことはあります。ただ2022年の春にAbleton Liveのデモ版を使い始めて以降、今の制作メインは完全にLiveです。
「たこ」もBeatmaker3で2018年頃にある程度作っていましたが、そちらは破棄してLiveで作り直しました。

やりながらいくつか、制約というか、決まりごとを作っていきました。

  • 無理に歌詞やメロディを長くしない。いわゆるJ-Pop的な構成にならなくても気にしない。

  • 7弦ギターを変則チューニング(FCGDGBE)にしていて、これにベースと伴奏ギター両方の役割を負わせる。

  • 歌に自信はないけど自分で歌う。補正はいくらでもやっていいことにする。Logic proに標準でついてるFlex pitchの機能で補正する。Ableton Liveはこの機能がないところだけ不満。

  • リズム楽器に、iPhoneで録った生活音や息子のおもちゃの音などを取り入れる。

こうして、なんとか2022年のうちに、リリースしました。今聞いてももうすでに直したいことはいろいろありますが、ひとりですべて作った最初の音源ということと、はじめて歌詞とメロディについて「自分らしいものができた」という感触があって、この曲はお気に入りです。

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