「実は世の中って不公平ばっかり」【知らないと損をする、自分の子供に伝えたい話】
未来の桜音加(おとか)ちゃん、こんにちは。
僕は2023年を生きるあなたの父親です。
2023年の君はまだ3歳。
お友達と遊んでいるとよく「おもちゃの取り合い」になったりします。
誰かが持っている物って「良い物」に感じるし、自分も欲しくなっちゃうんだろうね。
未来を生きる「そっちの君」はこんな事を思った事ありませんか?
「なんであの人みたいな顔になれないの?」
「あの子の家はお金持ちだから羨ましいなぁ」
「あんな才能があれば何でも出来るのになぁ」
多分誰でも一度は他人を「羨ましい」って思った事があると思う。
僕だって何度も色んな人を「羨ましいなぁ」って思って生きてきました。
多分コレって僕ら人間の自然な感情なんだろうね。
今日のテーマ
「実は世の中って不公平」
おいおい、父親が子供にそんな事言うなよ・・・
って思うかもしれないけど、決して暗い話じゃないから安心してくださいね。
結論から言うと
「不公平を受け入れると、本当に自分のやりたい事にチャレンジ出来るよ」
って話です。
世の中は不公平な事ばかり
「世の中は不公平だ」
なんてちょっと大っぴらには言いにくいよね。
なぜなら、なんとなく世間的には
「世の中は公平だ」って考えが「良い意見」とされているように感じるから。
歴史を見ても
福沢諭吉が「人は天の上に天を作らず」
って書き残したり、
フランス革命では「自由・平等・友愛」が叫ばれたり、とにかく「公平・平等」は素晴らしいものって流れがあるんだよね。
でも僕らは内心ではこう思ってる。
・・・いやいや
世の中、不公平なことばっかり!
全然公平ちゃいますやん!!
そう、学校では教えてくれないけど
この世界は不公平で溢れてるんだよね。
貧しい国に生まれた人もいれば、僕らのような豊かな国に生まれた人もいる。
運動神経がすごく良い子もいるし、運動が苦手な子もいる。
カッコいい顔の子もいるし、カッコ良くない子もいる。
君の周りを見渡してみても、不公平だと感じる事ってたくさんあると思うんです。
そして実際に大人になっても「不公平な事」ってたくさんあるのです。
「不公平」への不満
「公平か不公平かどっちが良い?」
と聞かれると、だいたいの人は「公平が良い」って答えると思う。そして実際に僕もそう思います。
でも同時にこう思います。
公平なのは良い事だけど、
「公平であるべき」という考え方は良くない
なぜかと言うと
世の中の争いごとや不満は
だいたい「公平であるべき」という思考によって
生まれるからです。
・私は〇〇してあげたのに
あの子はしてくれなかった
・私はこんなに頑張ってるのに
どうしてあの人は頑張ろうとしないの?
・どうしてあの子ばっかり上手くいくの?
よく考えるとこれらは全て「不公平」に対する不満。
そして不公平に対する不満って「公平であるべきなのに公平じゃない」ってこと。
つまり心のどこかにある「公平であるべき」という考えが、不満の原因になってるケースが多いと感じるんですよ。
「公平であるべき」の問題点
ここまで
「公平であるべき」って考えは素晴らしいように思えるけど、実は不満の原因になっている
って話をしてきました。
でも何より問題なのは「公平であるべき」という考えは、都合の良い「やらない言い訳」にしやすいってこと。
僕ら人間は「やらない理由探し」の達人です。
・自分には才能がないからやめておこう
・あの子みたいな顔ならチャレンジ出来たのに
・時間さえあれば自分もやるのになぁ
これは逆に言うと
「自分には足りない部分があるからやらない」
っていうこと。
つまり
「公平であるべきなのに、不公平だ。
だからやりたくない」。
僕ら人間って本当はやりたい事なのに諦めてしまう時、だいたいの場合は「やらない理由探し」から始まります。
やらない理由を探す事で、
「やれないのは仕方ないことだ」
って自分を納得させてるんだよね。
言い訳はいつでも僕らの成長を邪魔します。
何かをやり続けてきた人と
やらない理由を並べてやらなかった人
これが10年続くと、その差はすごく大きくなります。
そして大して何もやらなかった人は言うんです。
「10年前に戻れたら絶対やってるのになぁ」
って。
やらない理由探しをするよりも
やる方法を考える
こう考えるのを習慣にすると
君の人生はもっと素晴らしいものになるはずです。
不公平を受け入れよう
結局、不公平は当たり前に存在するんです。
それなのに不公平に大してグチグチ文句ばっかり言ってるとどうなると思う?
答えは
「グチグチ文句ばかり言う人生を送る」です。
トランプを楽しんでる時、
いちいち配られた手札に文句を言う?
トランプでカードを配るたび、手札にグチグチ文句を言う人とトランプをしたいと思うかな?
トランプなんて配られた手札に不公平があって当たり前。その不公平を受け入れた上で、勝ち方を模索するから面白いのだと思うんです。
「生きる事」もそれと同じじゃないかな?
グチグチ文句ばかり言ってると、
誰も相手をしてくれなくなるだけ。
もし楽しく幸せに生きたいと思うなら、
「不公平はあって当たり前」と考えた方が良い
って僕は思うんです。
その上で
「どうすれば上手くいくだろう?」
って考える事こそが大事。
そう考える事で、僕らは「本当にやりたい事」にチャレンジ出来るんじゃないかな?
まとめ
長くなったのでまとめておきますね。
・実は現実社会は不公平ばっかり
・「公平であるべき」って考えは捨ててみよう
・やらない理由を探すよりやる方法を考えよう
・不公平はトランプの手札と一緒
考えても仕方ないからさっさと受け入れよう
・不公平を受け入れる事で
本当にやりたい事にチャレンジ出来る
2023年を生きる3歳の君はケーキが大好き。
ホールケーキを買った時、本来なら人数で均等に分けるんだろうけど、うちの家ではフォークでみんなで突っついて食べます。
君は当然のように1人で上のフルーツばかりを食べ尽くしちゃう。
でも僕らが内心で
え、そこのイチゴも食べちゃうの?
おいおい、マジかよ・・・
と思いつつ、そんな「不公平」を受け入れる事で、微笑ましい思い出に変わるのです。
物の価値は下がるけど
良い思い出ってやつは、色褪せない財産
君も「世の中そんなもんだ」と不公平を受け入れて、ぜひ良い思い出をたくさん作って欲しい。
それが親としての僕らの願いです。
今月は僕の誕生日。
君は今もうすでにケーキを楽しみにしています。
どうかお手柔らかにお願いしますね!!
ね!!
2023年6月6日 ダディ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?