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企画力

 企画力(注意型発想)「課題を見つけ出せる」
力があれば将来、課題を見つけ出せる人になれます。
『注意型発想』とは、問題に隠されたカギを注意深く読み取って、それをヒントに考える力のことです。
 私の息子の場合には、大学の定期テストにおいていち早く課題を見つけることができました。
法学部の学生にとって一番厄介な問題は、堅苦しい文章の六法全書を理解し、覚えることでした。
 息子は六法全書を、小さいころからやっていた「ダ・ヴィンチマップ」に落とし込んで簡単に理解する方法を自分なりに見出しました。
難解な文章をそのまま覚えるのでは難しすぎるので、「ダ・ヴィンチマップ」に落とし込んで、分かりやすい言葉や事例、関連性とストーリーに組み替えて図にしていきます。そして図や箇条書きにされた一連の文章を今度はイメージとして写真記憶に置き換えてしまいます。
ですから、難しい六法全書の内容も、たちどころに自分のものとすることができてしまうのです。
 重い六法全書をいつも携帯するのではなく、「ダ・ヴィンチマップ」に落とし込むことで、持ち運びも、理解も手軽にできるようになりました。
 ところで、問題解決において最も重要な糸口は、何が問題となっているか、どうして問題となっているのか、原因と課題を把握することなのです。それさえわかってしまえば、問題の80%は解決したのも同然ではないでしょうか。
それゆえ子ども達には、まずは「なぜ?」「何が問題なの?」といつも質問をするようにしていました。
このような問題にいつも答えていると、課題を見つける目が養われて行くからなのです。
 議論がまとまらない原因の多くが、ポイントや論点がずれてしまうからなのです。もしもこのポイントがずれていれば論外で、振出しに戻って一から議論を始め直さなければなりません。さもなければ、議論は脱線しカオス、混沌に陥ることが目に見えています。
 ですから、ポイントを合わせて、課題を突き止めフォーカスすることを最初に行います。それだけで、どれだけ無駄が省けるかは明らかで、計算すると恐ろしい結果となってしまいます。
そう考えると、ほとんどの会議は無駄だと感じてしまいます。
オフィスを出て情報収集をする、アウトプットを意識する、自分の感情の動きを分析する、表現手法をストックする。
 「問題解決力」の中でも「企画力」は学校組織や企業組織でも強く要望される能力です。
 それでは、それらの能力はどのような時に鍛えられるのでしょうか。
 私は子ども時代の遊びの中にそれらのヒントがあるのだと痛感しています。つまり、公園で遊びまわることこそが何よりも大切なのです。
 子ども達にとって遊びは「仕事」なのだと私は考えます。子どもの頃の公園遊びが、大人になってからも大きく役に立ちます。
そのなかでも特に、砂場での遊び・泥んこ遊びほど、子ども達の「創造力」・「企画力」を養うのに効果的な遊びはないと考えます。
 母親にとって、洗濯が面倒になる泥遊びは、とても嫌がる行為だとは思いますが、それをやらしてあげることで「企画力」が養われるならば、本当はとても安い授業料の勉強になるのです。
 そして雨の日には、家の中でレゴブロックや折り紙で遊ばせてあげることも大切な「企画力」のトレーニングとなります。折り紙やレゴブロックには見本こそありますが、レゴブロックの良さは正解のない遊びだからです。 
例えば、ロボットを作るという目的があっても、どのようなロボットを作るかは、全く本人の自由だから、正解がありません。
 これからの大学や高校で出されるテストにおいても、答えはひとつではなくなります。
無から有を創り出すこと自体が最大の価値となるからなのです。
 東京大学の学生達にアンケートを取ると、多くの東大生がレゴブロックを幼少の頃にやっていたこと、レゴブロックの本格的なクラブが東大にあることからも、レゴブロックは頭を鍛える貴重な遊びと言えるのです。
 ところで、問題解決の為には、問題が何であり何処であるかを正確に判断できなければなりません。
つまり、現状を正しく理解する分析能力が要求されるのです。一度、問題の根源が解ってしまえば、後はそれをどのように料理するかになるのです。そして料理の方法も、さまざまなレシピを持っていれば、その状況に合わせて、さまざまにアレンジすることができます。
子ども達に対して、企画力を身に付けさせる為に必要なことは、まずはニュースや新聞を一緒に見ることです。
最新の情報を頭に入れておき、現在どのような状況にあるのかを、絶えず認知しておく習慣が大切なのです。
ただし、TVのニュースや新聞には、裏の情報が解説されていないので、本当のニュースの背景を理解するには、YouTubeへの投稿解説やインターネットへの書き込み情報もチェックする必要があるのです。
 そして、私がブログに書いている毎日のテーマを必須課題だと意識して1番から365番まで実行してみてください。それらをやり遂げた先には、子ども達の大きな成長と進化がカタチになって現れて来ている筈ですので、それを楽しみに毎日のテーマとその課題に、子ども達と一緒になって全力で取り組んでみてください。 

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