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裏方役 233

 子ども達に聞く力を付けさせたいのならば、裏方役を経験させてあげてください。
 裏方役は、「縁の下の力持ち」と言う表現に置き換えることも出来ます。「縁の下の力持ち」は、目立たないところで、他人や周囲のために働き、骨を折って仕事をしてくれる人物を表しています。
目立たないけれどもなくてはならない存在といった感じです。
 たとえば、チームの調整役すなわち裏方役は、視野が広くチーム全体をよく見渡しています。
そのために必要な要素は「目配り」「気配り」「心配り」の3つなのです。
 目配りとは、周囲の人の行動を観察することです。
気配りとは、チームの中で発生しそうな問題を予想して、事前に対処することです。
 心配りとは、チームのモチベーションを高める行動をすることです。
 このように、調整役はリーダーにとっては「背中を任せられる相手」、メンバーにとっては「頼れる存在」になることで、リーダーやメンバーの力を引き出す役目を果たします。
 チームで仕事をしていると、ついつい目立つリーダーや、頭のキレる優秀なメンバーなどに目がいってしまいがちです。
しかし、彼らの力も調整役、つまりは裏方役なしには十分に発揮できません。チームでより良い成果を出すには、調整役の存在が不可欠なのです。
 「チームでの仕事がなかなかうまくいかないな」と思ったら、まずは周りの人を気にかけてみる、そんなことから始めてみてはいかがでしょうか。 
 物事には表と裏が必ず有り、表面的には表しかスポットがあたりませんが、本質的には裏からの指示で機能していることが多いのです。
 本質が見えるようになると、モノの見方も変わり、自分の行動の仕方も180度変わって来るのです。
 子ども達に聞く力を付けさせる為には、裏方役の経験をさせてあげてください。それには、日頃の家庭生活でも裏方役になる仕事を任せて、その様子をじっくりと観察してあげてください。裏方役を通じて、やがては本当に重要な声を拾い上げることが出来るようになるので、チームが一気にに引き締まり、パワーを増大することが出来るようになるからなのです。
 そして、私がブログに書いている毎日のテーマを必須課題だと意識して1番から365番まで実行してみてください。それらをやり遂げた先には、子ども達たちの大きな成長と進化がカタチになって現れて来ている筈ですので、それを楽しみに毎日のテーマとその課題に、子ども達と一緒になって全力で取り組んでみてください。

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