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発酵にハマった

発酵にハマったよ。きっかけはこの2冊。

※読む順番大事! 発酵文化人類学 → 発酵がおすすめ!!

発酵文化人類学は、口語的で、発酵にまつわるエッセイ的な感じ。発酵に関していろいろ知れる。自分はステイホームも影響して、この本をきっかけに味噌を手作りした。(味噌も大豆と麹菌を発酵させて美味しくなる)

「発酵」(このタイトルが無骨でかっこいい)はやや学術的で、発酵を人類がどうやって知り、現在どのように生かしているのかまで、発酵の仕組みから網羅的に発酵について書かれている本。(超おすすめです!)


あまりにこの「発酵」という本が面白かったので、今回はこの本の内容と面白いと思った点を書きます!


その1:宇宙規模で壮大

発酵と聞くと、納豆、ヨーグルト、健康食品と想像したけど、いきなり覆された!!!!この本の第1章はいきなりこう始まります。

地球と微生物

でかい!!!あまりにも規模が大きい!

そうなんです。発酵があって地球が誕生し、人間が生きているのです!!

意味不明だとおもいますが、説明します。

そもそも発酵とは、本書ではこう定義しています。(実際のものはやや長いので、かなりアレンジして、わたしなりに書き換えております。)

「微生物が、生きているものや、単なるモノに作用して、ある特定のものを生んだりする現象で、その現象が『人類にとって有益となること』」

↓(さらに意訳して)

「超ちっちゃい生き物が、ご飯食べたり、ウ〇チする現象で、

そのウンチがたまたま人間の大好きなウンチだったという現象」


いや、これマジなんですよ!納豆やらヨーグルト、お酒って美味しいし、その食品の保存期間ながくしたり(腐敗させないようにしてくれたり)しているのは全部微生物(菌)が その食物に含まれるとくていの物質をたべて、ウンチしたり呼吸したりする過程である物質をだしているんだけど、なんとたまたまそれは、人間が美味しいと感じる物質だった、っていう奇跡が「発酵」という現象らしいです。

※反対に「腐敗」というのは、発酵と同じく、微生物が作用して繁殖していること自体はおなじだけど、その過程ででてくるものが人間にとって「有害」だったというだけの違いらしい。


で、地球が赤ちゃんのときも、微生物たちがムニュムニュ作用しまくって、この地球上の酸素とか何とかかが発生して、いまの人間だけでなく植物や動物等々が住める環境になった。だから、発酵=微生物たちのおかげ、で地球ができたんだって!!!

本当に感謝だねぇ~~~。そして地球ってホント運が良いよね~~~!


こんな感じで、この本は、まず微生物が作用して発生する現象の地球誕生を例に、人類と微生物との関わりから説明を始めてくれます。

びっくりしたけど、地球誕生から関わり続けている微生物はもちろんいまのたくさん大大大大家族というか、かなりの数がいて、なんと!1gあたりの土には4億以上の微生物がいるという、、、、、(土の条件次第では1gなかに43億もいる場合もあるという)。いや、すごい数!!!!

もちろん微生物たちのおかげで、地球ができたということは、人間自体にだって影響を与えていないわけはない。人間も微生物だらけの集合の塊なんだなぁとしみじみ。(別に書くかもだけど「酵素」というタンパク質が超かっこいい。)



ここまで書いてきて、福岡伸一さんの「生物と無生物のあいだ」を思い出しませんか??(知らんがな)

これもめちゃくちゃ面白いのでお勧めですが、結局人間も色んな生物の集合で成り立っているんだなぁってしみじみする。

結局、人間もご飯食べてうんちするし、そのご飯自体も、ご飯食べてうんちするし、 これのループ。でもいろんな生物のうんち(生命活動の過程で新たに生まれるもの)っていろいろあって、それが複雑に影響しあっていると考えるとなんか宇宙を感じませんか???


その2:微生物論争( 生物から生物がうまれる VS 無生物から生物が生まれる)

科学者になりたいっておもった。結論は生物は生物から生まれる、らしいです。(よくわかりませんが)

当たり前じゃんともおもうけど、結構、無生物から生物うまれる説も強かったらしいです。


その3:発酵は派生しまくり(役に立ちまくり)

発酵の理屈がなんと以下の通り、13分野もあるそうです。(全部は書きませんが)

1お酒 2発酵食品 3抗生物質  4ホルモン等の研究 5環境浄化 等々 本当に最高だなぁ。


自分自身、アトピー性皮膚炎で、よく薬でステロイドという副腎皮質ホルモンという禍々しい名称のものを使っているのだけど、このホルモン関係の研究にも発酵の原理が関係しているらしい。。。。



いかがでしたでしょうか。全然おもしくない、と感じた方は発酵に縁がなかったということでありがとうございました。

次回はなぜこんなに自分は発酵に惹かれたのかについて、書きたいと思います。

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