子供の躾の雑感(役に立つ話ではない)

210727 エッセイ-1

210727 エッセイ-2

かなり昔の話になるが、妻が長女を妊娠していた時、生まれてくる子どもをどうやって躾けるか話し合った。
「子どもは、言って聞かせても、理屈なんか理解できない。ビシバシと体で覚えさせるしかない。」と私。
「体で覚えさせるって、たたくこと?そんなことしなくても、言って聞かせれば、わかるでしょ。」と妻は主張する。
お互い譲らず、話は平行線で、収束することはなかった。

子どもが生まれ、育児にいそしむ私たち。
家事は一切手伝わないダメ夫だった私でも、私の縮小コピーのような長女が愛しくて、仕方なかった。
いっぱい遊んだし、おむつを替えたし、風呂にも入れた。
育児は、妻と二人三脚で育児をした。

子どもが3歳になると、自我が芽生え、言い聞かせても言うことを聞かず、ぐずることがある。
「体で覚えさせる」と言っていた私は、かわいくて殴れず、何とか言い聞かせようとしていたが、妻はいきなり、ペチンと殴った…。

えっ、そのグローブのような手で、幼い子供を殴るなんて…。
びっくりした。あれは、痛いと思う。正直、私はあの手で殴られたくない!!

長女3歳、次女1歳で、子育てで大変な時期。
子育ては私も手伝っていたが、四六時中子供と一緒で、ストレスが溜まっていた時期だと思う。

それにしても、私も妻も、子供が生まれる前に話し合った内容と正反対の結果になった。
夫婦の役割が変わっただけで、結果オーライということでしょう。
この事件から、30数年、2人の娘は立派に成長し、母親になっている。




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