識字率の“ラストワンマイル”

日本の識字率は100%だと言われている。
よほどの育児放棄をされていない限り、大抵の人は読み書きができる。

でも真の100%はそういうところではない気がする。
字が読めても理解できなきゃ意味がないし、そもそも見てないという状況では読みようがない。

街中を歩いていると、「日本の識字率は100%といえるのだろうか」と思うことがある。

左側通行とデカデカと書かれた階段で堂々と右側を歩く奴、
飲食店の注意書きを見つけられずに逆ギレする客、
交通標識を意図的に無視して警察に捕まるドライバー、

識字率100%とは言っても何か最後の一押しが足りないこの状態、なんとなく宅配便業界で言われている“ラストワンマイル”に似ている気がする。
ネットやSNS生活から切り離せない現代において、この“ラストワンマイル”をどのように埋めるかが、大きな課題になっている気がする。

人間は基本的に「見ない聞かない読まない」ものだと思う。
少しでもこういう人間を減らすにはどうするか?
そしてどうやってイライラさせられずに済むか?

いっそのこと、階段の左側通行を守らない輩とぶつかった時は「ここに声を出して読みたい美しい日本語がありますよ」と教えてあげようか。

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