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偏愛品② 液晶タブレットと、無料で付いてきたopenCanvasなるもの

私は昨年の12月、生まれてはじめて液晶タブレットを買いました。理由は「なんか絵とか描けたら素敵だな」というふんわりしたものです。そうです、なんとなくというやつです。イラストはがっつり素人であります。

私が選んだのはXP-Pen Artistシリーズ 13.3インチです。液晶タブレットの中では比較的お手頃で、かつそんなに評判が悪くなさそうという感じでのお買い物でした。ちなみにAmazonよりも公式サイトの方が保証期間も長く、ちょうどセールもやっていた時だったのでそちらから買いました。


そして説明書を読んで、線を引く設定や色の変え方などの基本的な操作を学んで初めて描いた絵が、この見出しの絵です。自画像をキャラ化して発信をしたい!という気持ちがあったのでその試し書きのようなイラストで、つまりはだちこのβ版のようなものですね。うーん、キャラ化に対する自意識のためらいが黒髪やジャージに表れていますね!笑

でも前髪の感じとか、なんとなく現在のデザインに繋がる部分もありますね。髪型くらいは自分の好みを入れたかったのでしょう。


(今はくどいくらいバキバキの『だちこ』)

アイコン

あーーー目にうるさい!!でも!!!かわいい!!!!

昔はペンの種類やらレイヤーのことやらちんぷんかんぷんでしたが、今は「こういう風にやってみたい」と思ったことを何をすればできるのかが少しずつわかってきました。というわけで、「素人が初めて買った液タブとおえかきソフトを4ヵ月使った感想」を書いていこうと思います。


XP-Pen Artist 13.3Proの使用感

他のものと比較していない人間の感想になってしまいますが、ストレスなく使うことができているので満足しています。特に気に入っているのは、横についているホイールとショートカットキーたちです。

画像2

(公式画像より)

こちらの丸いホイールをぐりぐりすると画面の拡大縮小ができるのが便利すぎて、息をするように最初から手に馴染みました。これが液タブ初心者でも直感的に操作できるんですよね。ショートカットキーには「ひとつ戻る」や「新規レイヤー作成」などを割り当てています。これにも本当に助けられており、ショートカットをひとつずつ足して自分のペースで作業効率を上げることができています。

比較対象がないのが申し訳ないですが、ペンの描画に対するレスポンスも描き心地も問題ないです。ストレスが無いということは普通にありがたいことだと思っています。


そして、よく配信中でネタにされるopenCanvasくん

お絵描きソフトといえばクリスタやイラレがメジャーなイメージがありますが、私はこのはXP-Penを買うと一緒に付いてくるopenCanvasというソフトを使用しています。そして、今回の液タブはどちらかといえば「愛用品」ですが、こちらのopenCanvasこそ今回の「偏愛品」になります。

まずこのソフト、パッケージで普通に買うと7800円(税別)であることを言っておきます。立派な商品であります。そして私はお絵描き初心者で、機能の全てなどまだまだ使いこなせておりません。openCanvasさんは何も悪くないということをご留意の上お読みください。


このソフト…このソフトはですね…ちょっと「痒い所に手が届く」感はあんまり…ないというか…いや必要十分な機能はありますし、慣れれば使いやすいのですがなんというか…「こういうのがあったらいいのにな~!」というものは絶妙にありません

その代表的なものがブラシやテクスチャの機能だと思います。クリップスタジオさんにあるような「オリジナルまたは誰かが作った素材を、ブラシや画面の質感に使用する」ことができません。もし私が知らないだけでその機能があったら教えてくれ!!頼む!!!!

あと「選択範囲をコピー・貼り付けする」ことはできるのですが、本当に画面そのままをコピーするだけで、透過してコピーするという概念がありません。よく配信中に「トグルボタンはコピペしないんですか?」と聞かれるのですがそれがうまいことできないんです。なので私はいつも全部愛をこめてひとつひとつ手描きしております。

あとはサムネを作る際に文字入れをしたりするのですが、入力した文字を回転させたり文字に囲ったりする機能もありません。openCanvasは保存形式にPhotoshopとの互換性があるので文字入れなどはそっちでよろしくという事なのでしょうか……これはサムネを作りたい人には結構つらいと思います。


もちろんいい所もある

ここまでまるで悪口に聞こえるかのようなことを述べてきましたが、もちろんopenCanvasさんにも良い所がたくさんあります!他のソフトと比べたことないけど!!

・ペンの種類が豊富で楽しい!質感も模様もたくさんで、ペンごとに設定も細かく変えられるぞ!

・システムUIがシンプルで使いやすい!初心者でも「これが何の機能かわからない」ということは少なかった

・定規表示が優秀!パースがわからなくて難しいという人に手厚い機能が盛りだくさん!


すいません、みっつしか思い浮かばなかったです。でも少なくとも「ソフトが自分の能力に追いついてない感」はないです。文字入れ以外は…文字入れ以外は……!!


何故「偏愛」しているのか

愛着があるからです。

それだけ!?!?と思うかもしれませんが、本当にそうとしか言いようがないんです。足りてない所があっても、私にとっては可愛いやつなんですよ。

初心者の私にとってこのソフトは、「自分には過ぎたるもの」感がなくて。私がお絵描きの技術的に次のステップに行きたいという時には、その階段の一歩一歩に寄り添ってきてくれたんですよね。これはおそらくシステムUIのおかげだと思います。最初からあらゆる機能がどどんと目の前にあるのではなく、ペンやフィルターのところを漁ると「こんなのもある…!これ使ったらどうなるんだろう!」となるような導線でできているのです。

私は今の所openCanvasからお絵描きソフトを乗り換えたい!という気持ちは全然ありません。ソフトのポテンシャルは自分で広げられるという実感がこれまでの4カ月間にあり、そしてまだまだ使ったことのない機能やブラシもたくさんあるからです。

使って使って使い尽くした!という時には、今度は「openCanvasはいいぞ」という記事をもっともっと詳しく書きたいです。それができるようにこれからも精進して参ります。



ただ最後に言わせてください。

次のアップデートで文字入れ機能を強化してください、本当にお願いしますopenCanvasさん!!そしたら永遠に使うから!!!


だちこ


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