越谷アルファーズB1昇格!!! これまでのダブドリ取材を添えて
2024.05.12(日)日本生命 B2 PLAYOFFS 2023-24
SEMI FINAL GAME2 アルティーリ千葉 72 – 75 越谷アルファーズ
越谷アルファーズが2連勝で初のB1昇格を決めた。
悲願のB1昇格を達成した越谷アルファーズとダブドリ取材を振り返りながら
日本生命 B2 PLAYOFFS SEMI FINAL GAME2 の会見を振り返る。
(取材担当:大橋裕之)
記者会見 安齋竜三ヘッドコーチ
総評
安齋 本当にタフな試合で、アルティーリさんの壁は高かったですけど、本当に選手たちの頑張りと、アルファメイトの皆さんのあと押しのおかげで、それを越えることができました。試合中も試合後もすごく感動しましたし、良いチームになったと感じています。アルティーリさんが強くて、ずっとそこがなければ僕たちがここまで成長していく過程を踏めなかったと思います。本当に素晴らしいチームと対戦できて、ありがたかったと感じています。
大橋 越谷は、サラリーマン選手がいて、そのサポートや献身があり、飯田選手のように練習生から選手登録をされてシーズン中にチームを繋いだ選手もいました。試合に出ていない選手も含めたクラブ一丸の勝利だと思いますが、コーチはどう感じていますか。
ブリッジにて「Bリーマン」の飯田選手、横塚選手を取材
安齋 (シーズンの)最後の方にかけて、まとまりのあるチームになりましたが、僕は社員選手にも伝えてきました。僕らはプロとしてバスケットに生活を懸けている中で、彼らはもう一つ違う仕事を持っているけど、選手として『扱いは完全に一緒にする』と。本当だったら(プロ選手かサラリーマンかを)選ばなきゃいけないところから、いろいろと話をしながらでした。
でも彼らもね、本当に変わったと思います。チームや組織のために何をしたらいいかという考えになって、練習でも出られるときはずっと来て、自分の役割を果たしてくれました。そういう意味で特殊なチームだと思っていますが、そこがね(チームとして)一つになれたのは本当に素晴らしいと感じています。(B1昇格という結果は)選手たちの本当にそういう気持ちや、今シーズン培ってきたものの成果だと感じています。
長谷川智也選手 囲み取材
大橋 1年前ぐらいにALLDAYの会場で取材をさせてもらって、あの時はあの負け(=B2 PLAYOFFS 2022-23クウォーターファイナル敗退)で気持ちが沈んでしまったとおっしゃっていました。その中で今シーズンは、どんな気持ちを作り直して、どんな心境で戦っていたのですか。
今シーズンオフにブリッジにて、ALLDAYに出場したUNDERDOGを取材
長谷川智也にもインタビューを敢行
長谷川 あの負けは非常に悔しさもありますし、怒りだとか、いろんな感情がある中で、なかなか切り替えることも難しかったです。ですが、新しいシーズンが来るので、そこでね、引きずってもプロとして失格だと思うし、新しいメンバーも来るし、自分をキャプテンに抜てきしてくれたので、その気持ちに応えなきゃいけないと思いました。ただ、引きずることもなくシーズンに入りましたが、そのシーズンがなかなか上手くいかなかった。そこはキャプテンとしてもう少し色々とできたのかなと思いますが、今B1に上がれて、その気持ちも晴れて、すごく嬉しい気持ちですね。
大橋 このチームは、サラリーマン選手がいればプロ選手もいて、特殊なチームですけど、長谷川選手は全て経験しています。それはキャプテンとして選手全員を繋ぐという意味で大きい経験だと思いますが、自分の経験がチームをまとめる上で役に立ったと思うことはありましたか。
長谷川 社員メンバーも仕事がある中で、応援に来てくれたり、練習に参加してくれたりしていましたが、その(プロ選手と合わせたチームの)融合という部分で難しさもあると思うんですよ。だから、その部分で僕はプレーオフが始まる前に伝えました。『仕事があってなかなか練習に来られないのは分かるけど、やっぱりチームだから。もう10分でも30分でもいいから来て欲しい』と。俺らが今何をしているのか、どういう雰囲気でやっているのか。そういうものは試合だけだと、何で今チームがこうなっているのかという過程を知りえないじゃないですか。
それでも、僕は彼らの存在意義はデカいと思っています。その練習に彼らが来ることによって僕らも“来てくれた!”というような気持ちにもなるんですよね。そういう(チームの)化学反応を僕は知っているので、彼らにも自分でそういうのを見いだして欲しいと思って話をしました。今日も人一倍応援してくれてサポートしてくれました。
上原和人代表 囲み会見
大橋 キャプテンの長谷川智也選手は、いわゆる(前身の)大塚商会時代に入ってサラリーマンから(他チームの移籍を機に)プロになり、そしてプロとしてアルファーズに戻ってきて今回チームを引っ張りました。おそらく彼は、こういう(プロ選手とBリーマンのいる)特殊なチームの全てを知っているので、存在が大きいと思いますが、どう思われますか。
上原 今シーズンのチームは、智也なしでは語れないです。僕が(大塚商会で)選手のときに智也は新人の1、2年目の頃でしたが、本当にね、明るい性格で、まだやんちゃな部分もありながらですけど、他のチームを経験して、今のアルファーズでは下の世代の選手をすごく面倒見てくれています。ご飯に連れて行ったりメンタルケアしたり、10年経つと人って変わっていくんだなと。キャプテンになって、自覚が出て、顔つきが変わっていく感じを見ていると、不思議な気持ちになります。僕もずっと智也と関わっていたので、嬉しいですね。成長してベテランになって、アルファーズの歴史を知っていて、支えてくれている頼もしいキャプテンだと思っています。
越谷アルファーズ 23-24シーズンビジョン発表会見
ダブドリライブ常連の越谷アルファーズ 青野和人GM
22-23シーズンゲスト回✅
ダブドリVol.16 松山駿&駒沢颯(現熊本ヴォルターズ)
この景色の先の目的地へ
ダブドリVol.12 新装開店のスナックささらに青野GMと長谷川智也選手がご来店
日本バスケの原石たち
ダブドリ編集長 まさか?!の越谷アルファーズU13/14の練習体験!
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すでにシーズ終了の段階で、越谷アルファーズさんに様々な取材の打診をしておりますので、ぜひ今後も楽しみにしていてください!
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