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女子日本代表 vs オーストラリア 試合後会見(高田真希、町田瑠唯)、囲み会見(赤穂ひまわり、東藤なな子)

6月20日に北海道札幌市、北海きたえーるで行われたオーストラリア戦。試合後の会見と囲み取材のやり取りを掲載する。(取材:宮本將廣)

高田真希選手、町田瑠唯選手会見

宮本 オンボールスクリーンのディフェンスで、オーストラリアがドロップなどをしてからジャムアンダーをチョイスしてきました。ジャムアンダーがメインになったのは2Qの途中ぐらいからだと思いますが、そこからオフェンスがうまく行かない時間が少しありました。それに対するカウンターは用意していたと思いますが、それ以前にサイズのあるオーストラリアがフィジカルで止めにくる中で、選手として体感できたこと、やってみたから得られたことがあると思います。高田選手はそのあたりどう感じましたか?
高田 そうですね。やっぱりうまくスクリーンをかけられなかったところはあったので、その点では自分たちのオフェンスが読まれていた部分があると感じました
。その中で、自分のマークマンをしっかり振り切ることとか、逆サイドにフェイクして走っていくとか、本当に基礎的なところが大事になってくると思います。あとはハーフタイムにインサイド同士でスクリーンをかけたりして、マークマンを剥がしてからオンボールスクリーンに入るとか、そういうこともできるよねって選手間で話したりしました。スクリーンをかけよう、かけようというマインドになってしまうと、そういう基礎的な部分が疎かになるというか。個人でできたことはもうちょっとあったなーとは感じているので、明日は自分たちのスピードを活かしながら修正できるところを修正して戦いたいと思います。
宮本 ありがとうございます。町田選手はガード視点で、もう少しここを工夫すればなどがあれば教えてもらえますか?
町田 どうしてもセット、セットってなってしまうとフィジカルでやられてしまう部分があるので、日本の武器であるスピードを活かしつつ、エントリーに入っていけば崩せたところがあったと思うので、明日はその辺りを修正したいと思います。

赤穂ひまわり選手 囲み取材

宮本 今日、ベンチから出てきてディフェンスのトーンセットがうまくできていた印象がありましたけど、振り返ってみてどうですか?
赤穂 そうですね。いつ出るにしてもやることは変わらないのでそれがうまく出せたのかなと思います。
宮本 恩塚さんはディフェンスのラインを高く設定したいんだと思います。今日もガードがプレッシャーをかけているとき、インサイドの選手に「もう少し高く」というような指示がとんでいたのかなと思ったんですけど。
赤穂 そうですね。ガードがプレッシャーをかけているときにインサイドが下がらないで守ることは練習してきました。交代でコートに出るときもそこをしっかりしてと言われたんですけど、うまくできたかなとは感じてます。
宮本 オフェンスについても伺いたいんですが、オーストラリアのオンボールスクリーンのディフェンスが最初はドロップとかをしながら、2Qの途中ぐらいですかね。ジャムアンダーにしてきて、なかなか打開できなかった時間が続きましたけど……。
赤穂 そうですね。スリーも消したいしドライブも消したいからあのディフェンスをしてきたと思うんですけど、そこはちょっと停滞というか、足が止まってしまうところがあったので、明日はしっかり修正してスムーズなオフェンスができるようにしていきたいと思います。
宮本 あそこに対してはチームとしてカウンターを持っているけど、出せなかった?
赤穂 そうですね。どのディフェンスに対してもオフェンスはしっかり練習をしてきていたんですけど、今日は噛み合わなかったなという感じです。
宮本 それも踏まえて、後半にいいペイントタッチができなくて、エブリン選手が個の力でこじ開けたりしていましたけど、赤穂選手としてもプレーしながらとかベンチで見ながら、感じたことはありましたか?
赤穂 まだスタッツを見てないからわからないですけど、今日はスリーのアテンプトが多かったと思います。外だけになるときついので、外を打つにしても一回中を攻めてからっていうのをもう少し意識できればいいなと思います。

東藤なな子選手 囲み会見

宮本 東藤選手個人としては、ペイントタッチがうまくできていたシーンがあったと思うんですけど、チームとしてはもう少し増やしていきたいのかなと感じました。ベンチから見ててそこの見極めはうまくできた感じ?
東藤 そうですね。相手がジャムアンダーをしてきていたので、ペイントアタックがしにくかったっていうのはあったと思います。自分が出たときに意識していたのは、ピックが起きたときに逆サイドで動きを作ってペイントアタックに持ち込むとか、戦術的に指示があったのはアップスクリーンに変えてとかがあったので、その辺を意識してやったら流れが変わるかなと思って、コートに立ちました。
宮本 恩塚さんが結構、「ドラッグスクリーンにいけ!」みたいなジェスチャーをしていたもんね。
東藤 そうですね。選手間でもすぐにそういうところのアジャストができたら、もうちょっと早くいいオフェンスを作れたのかなとは思います。
宮本 チームオフェンスの中で、もう少し東藤選手が思い切ってアタックしてもいいのかなって感じたところが個人的にはありました。そこはルールの中である程度決められていることがあるって感じですか?
東藤 そうですね。ひとつ目の狙いというよりは流した後のふたつ目のところを狙うためにわざと流すときもあったので、見てくれている人から人からすると、「あ、そこ行かないんだ」って思ったかも知らないですけど、それを狙っていたっていう感じですね。

東藤なな子選手はダブドリVol.13のロングインタビューに登場いただいております。あわせてご覧ください。

前日練習の様子はこちら


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