見出し画像

松本人志の《凄さ》と、 「他の売れっ子タレント」とは、 ‘‘決定的‘‘に【違う点】


松本人志の《凄さ》と、
「他の売れっ子タレント」とは、
‘‘決定的‘‘に【違う点】


本コラムは、

■電子新書■
[新版]「テレビ離れ」は、【松本人志】のせいだった!?
 ー テレビ・バラエティー番組が、つまらなくなった本当の理由 ー

から、抜粋して再構成したものです。

本コラムの元書籍の電子書籍版を、
《Amazon Kindle》にて配信中!!

🎖️《Amazon 200万冊 読み放題プラン 無料キャンペーン 作品》となっておりますので
是非ともご覧ください。

⁡💁 下記のバナーより、先に無料キャンペーンに登録いただくと、200万冊が無料で読むことができます!(無料期間中に解約OK)



💁本コラムを朗読した動画バージョン
はこちら





「松本人志」が、テレビ業界に

《特別な影響力》を、もつ理由


松本人志は、「テレビ業界」において、他の売れっ子タレントと比べても、
特別なポジションを築いている。

それどころか、「バラエティー番組」そのものを作り変えるほど、テレビ業界に影響力をもつ存在だと言える。

それは、彼が単に面白いからや、
人気や知名度が高いからではない。

実際、彼よりも大物のタレントというのも存在するし、
昨今の休業報道においても、業界内外から多数の擁護の声があがり、あれほど大きな出来事になったのは、単なるネームバリューだけではないのだ。
 

彼が、ここまでの特別な存在とされているのは、

「一般的なタレント」とは、
《まったく異なるトークテクニック・芸風》
を編み出し、
他とは一線を画するアプローチをしたからだ。

そして、
それが《裏ワザ級の最強の芸》であったため、独自の評価を得たからである。


また、
彼が、テレビ業界において特別な存在とされるのは、
それが、松本人志自身の成功に終わるだけでなく、その影響が《テレビ業界全体》に及び
 【松本人志のスタイル・芸風】を基調とした、
《新しいタイプのバラエティ番組》を生みだし、主流となる
までに至ったことである。

つまり、
「松本人志」は、他の多くのタレントとは一線を画する、
【特殊な話術・トークテクニック】 を持つ【特別なタレント】  であり、
《たった一人でテレビ業界を変えた》
極めて特別な存在
と言うことができるのだ 。



「一般的なお笑いタレント」と、

「松本人志」の【違い】


松本人志が、
他とは一線を画する特別な存在であることを説明するためには、
「従来の一般的なバラエティ番組」
その主な出演者である
「一般的な、お笑いタレント」
について、
解説をする必要がある。
 

そのため、
松本人志の特異性について語る前に、
まず、こちらを理解してほしい。

従来の「テレビバラエティー番組」 は、
エンタメとして、アウトとセーフ、
常識と非常識のギリギリのラインを狙って、企画や台本を考え、
番組を面白くする制作手法をとっている。

司会者(MC)、出演者たちも同様で、
トーク内容や、立ち振る舞いについて
《どこまで深く斬り込み、どこでブレーキをかけるか》 を勘案する。 

これは、
《NGギリギリのところ》 を探りながら、
番組を面白くしていくという手法と言え、
企画や発言、タレントの立ち振る舞いの
《過激さ・斬新さ・キワどさ》=【深さ】  により、勝負していくものだ。

より具体的に言えば、
企画やトーク内容、リアクションによって、
視聴者を不快にしたり、放送禁止にならないギリギリの発言・行動をする、
出演者やゲスト、ネタにする対象物を
イジりながらも、本気で傷つけたり、怒らせないという、
エンタメとして成立するギリギリの、
キワどい所を攻めて笑いを取りに行くものだ。

では、なぜ、
このようなギリギリを狙うのかといえば、
一般的に、過激なものや、深い内容、斬新な番組の方が話題性や視聴率が取りやすく、
普通で当たり障りのない番組では、視聴率が期待できないからだ。

ことに現代は、YouTubeやTikTokをはじめ、たくさんのメディアコンテンツで溢れており、
過激なもの、斬新なものがたくさんある。
いくら天下のテレビ局とはいえ、
普通のことを普通にやっているだけでは、
数字が取れないのだ。

一方で、
テレビにおいて、そういった尖ったものを作っていくのには、
多分の【リスク】が伴う。

テレビは、国から、放送許可を得た公共放送という一面があるため、制約が厳しいことや、問題を起こすと国から指摘を受けるという意味でのリスクはあるが、

テレビ業界が
最も恐れている【リスク】は、
スポンサーである。


テレビ業界において、
最も偉い立場であり、最も重要視されるのは、
スポンサーである。

というのも、
企業や団体にスポンサーになってもらい、 CM出稿するという形で、番組の制作費を集めており、
テレビ局の収益の多くが、このスポンサー収入によるものであるから
テレビ業界は、スポンサーに頭が上がらないのである。

では、
お金を出してくれているスポンサーが
テレビ業界にとってリスクになるというのは、どういうことなのか?

それは、一般的に、スポンサーは、
テレビ視聴者や、世間一般からのイメージを、非常に気にするということだ。

CMを出稿しているテレビ局や、テレビ番組が
不祥事を起こしたり、
問題のある内容を放送するなどした場合、
スポンサーからクレームが入る確率が高く、
CM出稿が取りやめられたり、
今後の契約においてテレビ業界側が、不利になるということが、
リアルに発生してくるのだ。

スポンサーそのものが、
不祥事を起こしたわけではなくても、
問題行動や、炎上騒動を起こすような番組にCMを出稿してると、
スポンサー自身にも、火の粉が降りかかってくる恐れがあるからだ。

そのため、
この点については 、
スポンサー 側、テレビ業界側ともに、
非常に、ナイーブになるのである。


スポンサーは、テレビ業界において、
ヒエラルキーの頂点にいる存在であり、
業界側は、彼らには、頭が上がらないのである。

では、
安心安全で、品行方正な当たり障りのない番組を作れば、
スポンサーは納得するかといえば、
無論、そうではない。

スポンサーがCMを出稿する目的は、
自身の企業やサービスを、より多くの人に知ってもらうためであり、
企業イメージとともに、最も重要視するのは
CM の視聴率や、視聴回数だ。

いくら番組が品行方正で、企業イメージが守れても、視聴率が取れなければ、
より多くの人に CM を見てもらうという、
本来の目的を果たせないため、
本末転倒なのである。

いくら番組内容が問題でなくても、
視聴率が取れなければ、
それはそれで、スポンサーからクレームが入るのである

また、
番組の視聴率が下がれば、
当然、CM契約の際の広告料金も下がってしまう。
スポンサーに収入の多くを依存しているテレビ業界は、
非常に大きなダメージを食らうのだ。


ゆえに、
「地上波テレビ番組」、ことに、テレビの花形コンテンツである「バラエティー番組」においては、
マイルドすぎず、行き過ぎずという、
アウトとセーフのギリギリのラインを狙って面白い番組を作ることが求められるのだ。

そのため、
番組企画や、そこに出演するタレント達も、
《過激さ・斬新さ・キワどさ》=【深さ】  のギリギリを狙い、勝負していく必要があるのだ。

こういった事情から、

【深さ】で勝負するのが、
「一般的な、バラエティ番組の制作手法」
「一般的な、お笑いタレント」
なのである。



「他のタレント」とは、‘‘一線を画す‘‘  《深さ》でなく《角度》でかわす
【松本人志トークテクニック】


しかし、
《松本人志のトークテクニック・芸風》は、
これらの「‘‘一般的な‘‘ バラエティ番組 制作手法」とは、大きく異なっている 。

この特異性によって、
松本人志は、
特別な評価影響力を有しているのである。

具体的に説明したい。

まず、「松本人志」〈トークテクニック 〉は、
【深さ】ではなく【角度】
アプローチをするという芸風である。

この【角度】というのは、
共演相手・発言・出来事などについて、
他の人が思いつかないような
【独特な着眼点】【独自の言葉選び】で、
ボケやツッコミを放ち、秀逸なオチをつけることである。

この点こそが、【他のタレントとの違い】であり、
「従来のバラエティー番組」の演出方法 とは、決定的に異なるのだ。


先に述べた通り、
従来のバラエティー番組や、
それに出演する、一般的なタレントが番組を盛り上げるために行う手法は、
《過激さ・斬新さ・キワどさ》=【深さ】  のギリギリを狙い、勝負していくものだ。

つまり、
番組企画内容や、出演者のトーク・リアクションにおいて、
放送禁止にならない、ギリギリのライン、
エンタメとして成立する、アウトとセーフのキワどい所を攻めて
インパクトや、笑いを取りに行くものだ。

しかし、
「松本人志」の場合は、そういった、
チキンレース的な手法から脱し、
ウィットに富んだ【着眼点】【言葉選び】  で《逃げながら攻める》 という、
‘‘新しくスタイリッシュな芸‘‘を生み出したのだ。

そして、
これは、他とは一線を画する斬新な芸風であったのと同時に、
先に述べた、テレビ局とスポンサーの難しい関係性クリアできる【裏技的な手法】でもあったのだ。


《松本人志の トーク テクニック ・芸風》は、
テレビ業界が、慢性的に抱える
《面白いものを作ろうとするとリスクが伴い、安全圏に走ると 視聴率とスポンサーを失うという
ジレンマ》を解決してくれる【唯一の手法】
であったのだ。

そのため、
テレビ業界は、松本人志を、
単なる売れっ子の一人ではなく、
特別な存在として重用
することになったのだ。

《松本人志の独自トークテクニック・芸風》
は、
テレビ業界にとって、非常に都合のよすぎるほど良く、そのうえ、非常に強力なものであった。


ゆえに、
松本人志は、単に彼自身が評価されるだけでなく、
 テレビ業界全体に影響を与えた
松本人志 チルドレンと言うべき、彼の影響を受けた多くの後輩をたくさん作り出した。

さらに、自身は タレント 個々の話ではなく、
テレビ業界そのものが、
松本人志のスタイルに影響を受け
テレビ業界全体が、
《松本人志的なクレバーでウィットウィットに飛んだバラエティー番組》を制作する方向性が主流になったのである。

だからこそ、
テレビ業界は新しく、斬新なコンテンツを生み出すことに成功し、
松本は、テレビ業界において特別な影響力を持つようになった。


しかし、それは同時に、
一種の麻薬のような存在でもあったのだ。

テレビ業界にとって、
リスクを抑えながら視聴率も取れるという、《松本人志のトークテクニック・芸風》《松本人志的なスタイルのバラエティー番組》は、
非常に強力で、都合のいい存在であったが、
それゆえ、
思考停止で目先の利益にとらわれ、松本人志 スタイルに、依存状態になってしまったのだ。

それによって、
本来のテレビ業界のアイデンティティである、
本来のクリエイティブな熱意、豊富なアイデア、攻めた姿勢、多様性が失われてしまった。

また、
《松本人志のトークテクニック・芸風》
《松本人志的なクレバーでウィットに飛んだバラエティ番組》
は、
一見すると、強力かつ万能に見えるが、
実は、同時に致命的な欠点や、副作用を持つものでもあった。

無論、
これは、松本人志が、たくさんの番組で起用されすぎて飽きられたとか、
松本人志を真似するお笑いタレントが
増えすぎて飽きられた
というような単純な話ではない。

 
松本人志は、
長きにわたり、数字が取れるタレントであり、ネームバリューはあっても、 尻すぼみになり扱いに困る大物ベテランタレントが多い中、むしろ 現役バリバリで稀有な存在だ。

また
テレビ業界は、流行り廃りに非常にシビアな業界であり、
数字が取れないタレントは消えていくし、
もっと言えば、
松本人志のスタイルが流行らないとなれば、
そのジャンルごとばっさり切られていく。


例えば、
かつて、テレビ業界では ショートネタの番組が人気を席巻し、
たくさんのショートネタ芸人が溢れていたが今はほとんど見ることがない。

これはテレビ業界が、
数字が取れなかったり、
時代に合わないと判断したため、
個々のタレントの人気や需要とは関係なく
そのジャンルや方向性ごと、
ごっそり、切り捨ててしまったからである。

ことに、ショートネタブームはテレビ局が仕掛けたもので、
その芸人本来の芸は違うものをテレビ用に、
テレビ用に求めていたにも関わらず、

ブームが下火になれば、手のひらを返して、シビアに切るのが テレビ業界だ。


もし、《松本人志》《松本人志の影響を受けた お笑いタレント》《松本人志 スタイルの方向性を持つバラエティ番組》の、需要が少ないと判断されれば、すでに彼らもテレビ業界にいないはずであり、テレビの低迷に影響を与えることすらできないはずだ。

そもそも
いくら、彼が人気者であり、
影響力のある 大物だとしても、
彼が全ての番組に出演してるわけでも、
テレビ業界を牛耳っているわけでもない。

テレビ業界の浮沈をすべて彼の責任にするのは、
さすがに荷が重すぎるだろう。


【テレビ離れ】の原因は、
松本人志自身に、問題があるのではなく、
テレビ業界が、「松本人志」の才能の使い方を、間違ってしまったのだ。

つまり、テレビ業界は、
《松本人志の才能》《松本人志に影響を受けたスタイルの後輩お笑いタレント》《松本人志スタイルのバラエティー番組》
という、斬新で、クリエイティブな新しいコンテンツを、上手に扱うことができなかった
のである。

また、実は、
《松本人志のスタイル・芸風》は、
強力かつ万能なように見えて、
大きな欠点もある、
諸刃の剣的な手法でもあるのだ。


強力な分、強力な副作用もある芸風であるのだが、
テレビ業界は、
それを上手に扱えず、必要以上に頼りすぎて
【テレビ離れ 】という形で
より強いマイナス反応が出ているのが、
現在なのである。

しかし、こう言うと疑問が残るだろう。

「松本人志」は、
多方面に多大な貢献と影響を与えているがゆえに、
ここまで高い評価を受けて、特別な存在とされているはずなのに、
その彼によって、「テレビ業界」が低迷しているというのは、一体どういうことなのであろうか。


この点こそが、
テレビ離れの根深い本質であり、
広告のプロや、テレビのプロが、
いかに色々な施策を行おうとも
創意工夫を凝らそうとも、

ここ20年以上
慢性的にテレビが、右肩下がりになっている
要因なのである。


純粋に娯楽の多様化や
YouTube や tiktokのような
インターネット動画メディアに
視聴者を取られたという側面はもちろんあるが、
実は、本質はそこではなく、
もっと根深い所にあるのだ。


では、その本質とは…


 

続きは、《電子書籍版》でお楽しみください。

🎖️《Amazon 200万冊 読み放題プラン 無料キャンペーン 作品》


💁本コラムを朗読した動画バージョン
はこちら



≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈


🎖【総合案内・SNS・活動/作品の一覧】🎖
🔽🔽🔽

「俺は、誰にも媚びません。」 が いつも、お腹を空かせています。 【俺が「世界大統領」になったら、サポートをくれた方・購入してくれた方は、絶対に幹部に登用】します。 まず、ここまで読んでくれてありがとうございます。 よろしくお願いします。