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ONE TEAM


「ファインダー越しの私の世界」というハッシュタグが、SNSにはある。カメラを買う前の自分はこの言葉の意味が分からなかった。しかし今はこの言葉の意味が、はっきりと分かる。

陸上競技は個人種目だ。リレー、駅伝など複数人で走るものもあるが、実際に走る時は1人。それまでの努力の成果を発揮できるか出来ないかも、自分との闘いである。
しかし、走るのは1人でも、本当の意味では1人ではない。応援してくれる人がいる。共に苦楽を分かちあった仲間たちの声援は心強い。

新田さんもそう呼んでいるので僕もそう呼ぶが、アルバイト先のRUNNING SCIENCE LABで出会った後輩のコビーが5000mで自己ベストを出した。14分台ランナーの仲間入りである。彼は某強豪大学の二部陸上部所属で、一部への加入と箱根駅伝出場を目指している。そんなコビーはニューイヤー駅伝優勝のゴールテープを切ったこともあり、現在13分台で走ることを目標に練習している新田さん、今年筑波大院からラボに加入した、日本選手権優勝を目指している三津家さんらとかなりハイレベルの練習をこなしている。練習メニューを見る度に、「すごいな」と「頑張って」という気持ちが浮かぶ。ラボの会員さんも応援していた。
そういう意味で、今回のレースはコビーにとっても、周りの人にとっても、アツいものであった。
写真を撮り応援しながらトラックを回っていると、コビーに対する沢山の声援。なかなかあそこまで応援されている選手は見たことがない。そしてコビーは声援に応え、自己ベストを更新した。

ラップを取り応援するラボスタッフ、トラックの内側では併走しながら動画を撮るKくん(コビーの親友)、これぞ「ワンチーム」なのだなと思った

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僕らランナーはそれぞれの想いを持って走っている。それを切り取り残すことこそが、「ファインダー越しの私の世界」なのだなと、最近思う。

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