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痛くても運動はしたほうが良いですか? Note 更新 27日目

おはようございます!
最近患者様から

教えてもらった運動って
痛いときもしたほうが良いの??
という質問を頂いたので

解説させて頂きます
本日もよろしくお願いします


運動は慢性的な悩みに対して
高い効果を発揮します

2019年に日本整形外科学会より発表された
腰痛診療ガイドライン
によると

牽引療法 電気療法などの物理療法や
コルセット等の装具療法
神経ブロック等の 注射療法
エビデンスの強さが軒並みCですが
(A B C Dの4段階)

運動療法はBで強く推奨されています

習慣的な運動(週3日)を行った群と
運動が非習慣的な群を比較した時に
後者は腰痛発生のリスクが増大する事が
研究で発表されており

予防的な観点からも
運動は腰痛に効果があると示されています

これは腰痛に限った話ではなく
各運動器の慢性疾患に対して
運動療法は大きな効果をもたらします

しかし痛みがある中で
無理をしたり、誤った方法で運動を行うと

かえって逆効果になってしまう恐れもあります

そうならないためのポイントが2つあります
・運動前 運動中 運動後の3パターンの状態を考える
・回数を10回前後行う。数回では判断しない

この2点を意識した上で 信号を例にして
運動を続けたほうが良い場合 青
様子を見る場合 黄 
中止する場合 赤
を伝えていきますね

積極的に続けたほうが良い 青信号



運動前に比べて10回の
運動後に痛みが軽減している

これは何となく想像つきますよね。
また痛み以外にも可動域やバランス能力など
機能面に改善が見られている場合も同様です
運動を行ったことで筋肉 関節 循環器等に
何かしら良い効果がもたらされた証拠です

10回をもう2セット増やすなどして
続けて見て下さい


様子をみる 黄信号



運動前と運動後で変化がない
運動中に痛みが増すないし良くなるけど運動後に戻る

などの運動前と運動後で比較して
痛みがそんなに変わらない場合です

この場合は回数や負荷の増減
ちょっとしたフォームの修正等で
対応して様子を見ます
継続して行っていくことで良い変化が見られるように
なることも少なくありません。


中止したほうが良い 赤信号



運動前と比べて運動後明らかに痛みが増した場合です

これも何となく想像つく方も多いと思いますが
真面目な方は無理して続けたり

逆に少し痛いくらいがちょうど良いんだ!といって
頑張ってしまう方も多いです

特に運動後しばらくその痛みが続くようであれば
迷わず中止して
教えてもらったトレーナーさんなどに相談して下さい


僕自身もそうですが
最近はSNSやyoutubeにトレーニング動画を
挙げている方が多いため

誰でも気軽にトレーニング出来るようになりました。それは大変良いことなのですが

その運動があなたにとって負荷が過剰であったり
骨格に合っていなかったり
フォームが間違っていたり

かえって身体を悪くしてしまうリスクも伴います
その時はこの信号を思い出して
楽しく効果的に運動を実践してください

本日もありがとうございました

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前田 悠介

治療院
岐阜市 琴塚 2-8-5
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ピラティス
名古屋市 東区 東桜2-3-7
東カンビル 2F
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「関わる方の健康作りのお手伝い」
を生涯理念に日々邁進しております

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