【姿勢】ストレートネック #79
おはようございます
本日は皆さん1度は耳にしたことが
あるであろうストレートネックについて
お話していきます
よろしくお願いいたします!
ストレートネックは病気や症状ではない
患者さんの中には病院でレントゲンを取った際や
以前整体院などに通院された際に
そこの先生方から
ストレートネックですねと言われて
過剰に気にされていたり
心配になっている方が
いらっしゃいました
ストレートネックは首の骨である頸椎が本来もつ
構造である前に湾曲するS字カーブが
減少してしまってる状態を表す言葉です
厳密に言うと
下部の頸椎(3~7個目)の前の弯曲がなくなり
上部の頸椎(1~2個目)の前の弯曲
が大きくなった状態です
なのでストレートネックは
大きな病気や今すぐ取るべき症状
ではないので心配になる必要はありません
姿勢不良やマルアライメントは
それが症状の一因を担っている可能性がある時や
その方がコンプレックスを抱えている場合は
修正するようにしていくべきですが
そうでない場合は無理に修正すべきではない
と考えています
姿勢はその方が生活する上で効率的に
物事を進めていく事を求めた結果
完成した姿なので
無理に修正することで
何か別の不具合が発生する
可能性もあるからです
ですが今までの経験上
首まわりや肩まわりの不調を訴えられた
多くの患者さんに
ストレートネックの
所見が見られたことも
事実です
ストレートネックによって起こりうる不具合
1肩こり 首の痛み
ストレートネックの方は
上位交差症候群という兆候をともないます
上位交差症候群の方は
頸部でみると
曲げる役割をもつ前側の筋肉の長さが長くなり
筋力低下を起こし
反らす役割をもつ後ろ側の筋肉の長さが短くなり
柔軟性低下を起こします
背部で見ると
曲げる役割をもつ筋肉の長さは短くなり
反らす役割をもつ筋肉の長さが長くなります
頸部と背部では
筋肉が長くなる側と
短くなる側が前後逆転し
クロスすることが由来になった症候です
ネットで検索すると何個か病名という表現を
しているサイトがありましたが
これも病名ではなくあくまで状態を表す言葉なので
過剰に心配なさらないでくださいね
この状態になると
直接的な肩こりや首の痛みの原因
になる肩甲挙筋や僧帽筋上部に
過剰に負担がかかり
症状を引き起こす可能性があります
2顎まわりの症状
前半部分でストレートネックは
下部頸椎の前の湾曲が減少して
上部頸椎の前の湾曲が過剰になる状態と
書きましたが
上部頸椎が過伸展することで
下顎の骨が後方に変位する
いわゆる顎が上がった状態になります
これにより咀嚼筋とよばれる下顎を
閉じる筋肉の距離が長くなり
過剰に緊張を起こしたり
顎の関節自体に
ストレスをかけやすい状態になり
噛み合わせも悪化するので
顎関節の症状を引き起こしやすくなり
可能性があります
また下顎が後方に変異すると
口が半開きの状態になるので
口呼吸の一因にもなります
口呼吸の弊害についての記事です
https://note.com/daamae1108/n/n62642278dbca
3手がシビレたりダルくなる
さきほど説明した上位交差症候群は
頸部の前側の筋肉と背部の前側の筋肉の
距離が短くなり柔軟性が低下すると書きましたが
それらの中の
斜角筋と小胸筋と呼ばれる筋肉の近くには
腕や手の感覚や運動を司る神経の
束が通っています
これらの筋肉の緊張が強くなると
神経を圧迫するストレスがかかり
シビレやだるさ等の神経症状を
引き起こす可能性があります
代表的な3つをご紹介していきました。
次回の記事で
ストレートネックの改善エクササイズを
ご紹介していきますので
上記の症状が出ていて
自分はストレートネックかもしれないなという方は
楽しみにしていてください
本日もありがとうございました
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
前田 悠介
治療院
出張専門治療 悠~はるか~ 岐阜院
HP
instagram
ピラティス
名古屋市 東区 東桜2-3-7
東カンビル 2F
HP
Instagram
「関わる方の健康をお手伝い」
を生涯理念に日々邁進しております
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?