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デザインアドバイザーって?

私は現在、昨年2020年からデザインアドバイザーというシゴトをしています。これはデザインを内製化されている企業、デザインに関して何か困っている制作会社へ、ご要望に応じて、デザイナーのスキルアップやモチベーションアップ、デザイン・ディレクションのためのワークショップといったデザイナーの育成、または、デザイン知識やデザインツールの使用法に関してのレクチャーなどを業務としています。

働き方改革が進行している現在、デザインの制作物を内製して効率化を図る企業は年々増加しています。Adobeさんが2018年に行なった「企業制作物の内製化に関する調査」によると、多くの会社が「パンフレット・カタログ・冊子」「ウェブサイト」などの、定期的な情報更新が必要な制作物を内製化する必要を強く感じているようです。内製化意向の理由としては、「コスト削減」「リードタイム短縮」「更新を自分で行う事ができる」ということでした。

現在お付き合いさせていただいている多くの企業様にも、デザイナーではないのですが、バナーなどをご自分で作られている方々や、商品リーフレットをイラストレーターを自分で学んで、作られている方々がいらっしゃいます。

いろいろなデザインセミナーに参加すると、デザイナーだけでなく、さまざまな企業の方々が来られています。そうした「デザインの内製化の増加」を知ったことが、「デザイン会社でデザインを受託する」だけでなく、企業でデザインをされている方々のサポートや、育成に協力することもできるかもしれないと考え、デザインアドバイザーというシゴトを始めるキッカケになりました。


たき工房のキャリアステップ

たき工房は、一人ひとりが目的をもって成長できるよう、職種と役割に応じたキャリアステップと研修制度を用意しています。デザイナーについては、デザインに関する研修だけでなく、予算の立て方、マーケティング研修なども含んでいます。それぞれのチームでも、新しいツールやメディアの勉強会なども頻繁に行われています。私もこのようなデザイナーの育成に関しては、長年多くのデザイン研修を企画実施をしてきたこともあり、「この経験は他社でも必ず活かせる」と考えています。

下記は、たき工房のキャリアステップ表です。

https://www.taki.co.jp/recruit/newgrads/workstyle_career_step.html


デザインアドバイザーは、こんなことをしています

企業の方々のデザインの悩みはさまざまです。詳しくは明記しませんが、この1年デザインアドバイザーとして、このようなご協力をさせていただきました。

・ デザイナーのスキルアップ、モチベーションアップ

・ 文字に関する意識付けのためのワークショップ

・ デザインの世界観の作り方のワークショップ

・ IllustratorとPhotoshopの使い方と効率のよい機能

・ フォントについて

・ メーカーとしての制作会社へのオリエンとディレクション

・ お客様がつくられたデザインをリデザイン

・ デザインの勉強方法 など


組織の中で経験を積むと、スタッフを管理・育成する業務が多くなります。もちろんそれは大切なシゴトですが、身に付けたデザインのスキルや知識を、企業や社会が少しでもデザインが向上するように活用する。そしてそこで覚えた新たな発見を、会社に戻り伝えることで、自分が働いている会社のデザイナーも活性化する。と、よい循環になる可能性があると考えています。


デザイナーの育成についての情報を発信します。
たき工房には115人のデザイナーが在籍しており、日々さまざまな仕事で自己研鑽をしています。また、キャリアと適性に応じた研修・育成制度が、個々の能力向上に活用されています。
デザインには、一気に上手くなるような一発必中の魔法はありません。繰り返し反復することにより、少しずつ、デザインクオリティが上がっていきます。
このコラムでは、たき工房のデザイナーたちがどんな方法でスキルアップをしているのかをご紹介しますのでご覧いただければと思います。



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