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スキゾの魂が疼く。田舎へ逃げよう!(ベトナムの田舎に家を建てて暮らす・生活編1週目+施工編おまけ1)

田舎の日々の暮らしはどんなものか、書いて行きたいと思います。

スキゾの魂が疼く。田舎へ逃げよう!(ベトナムの田舎に家を建てて暮らす・計画編)はこちらです

スキゾの魂が疼く。田舎へ逃げよう!(ベトナムの田舎に家を建てて暮らす・施工編1)はこちらです

5月1日

夜中に嘔吐。
思い当たるのは近所の店で買った豚肉か。怒涛の引っ越しで疲れていたところにちょっと悪いものを食べたとしか思えない。
とりあえず寝る。ビタミンCを飲んだが、熱っぽくなってきたのでパラセタモールも服用した。
熱は37〜38℃くらい。明らかにおかしい。

夕方と夜に雷雨。激しくはないがそこそこの降りなので、雨漏りなどを確認する。キャノピー2箇所とバスルームの窓から雨が漏るようだ。
これは修理依頼とする。

ネット通販(shopee)で買い物。バスルーム掃除用のデッキブラシやゴミ箱、ブーツキーパー、見当たらなくて困っているキッチンバサミなど。無事届くのだろうか?
木の家なのでドリルがあると便利と、充電ドリルもオーダーした。ジグソーは持っているので、簡単な作業なら自分でできそうだ。

すぐ前のコーヒー畑で花が咲き始めた。

コーヒーの花

5月2日

体調はほぼ回復。

車のエンジンがかからない。
先日から、キーを回したとき一瞬タイムラグがあってセルが回っていたのが、ついにだめになった。
リレーかスターターか。

ボロいテスターでバッテリー電圧を測ったら、ちょっと少ない。バッテリーか?
充電器は持っているので、充電したら無事復活した。
先日一回バッテリー上げてるし、数年交換してないので、新調したほうがよさそうだ。

近所の車屋をまわるが、一軒は主人が魚の養殖場を作りに行ったきり帰ってこないらしい。
車屋より魚の方が儲かるってことか。
もう一軒は連休でさらに数日休み。
車にバッテリーチャージャーを積みっぱなしにして、次回街に出るときにまでだましだまし使うことにした。

ゴミ捨て場を大家さんに教えてもらう。
Googlemapで見たら900mだって。とても徒歩では無理なので、バイクか車で捨てに行くことになる。

給湯器が未だなので、昼間の暑い時間帯にシャワーをつかう。水道管内の水が温められていてそこそこ暖かい。
これなら給湯器無しでも行けるかもとも思う。

できるだけ花や虫を記録しておこうと、一眼レフ+マクロレンズを引っ張り出してきた。レンズがマニュアルなので素早い虫は撮れないけど。google画像検索で名前がわかると面白い。

Lichen mimic katydid Dysoniaと思われる

夕方小雨。雨後テラスに出ると、清涼な空気と雨上がりの森の芳醇な香りが漂ってくる。

食欲が戻らず、夜はピザトースト風で。手持ちの食材でなんとかやりくりする。

5月3日

体調復活。

8時から17時停電という知らせがあったが、9時現在電気は正常だ。
こういうの、困っちゃうんだよね。電気を使って時間かかる作業をしたくても始められない。

メガネ置き場を自作。電線がじゃまで革紐のテンションが出ないが、使用できるのでとりあえすよしとする。

DIYしないつもりだったのだが、少しずつやらざるをえないかも

普段はほぼ裸眼、運転時だけ乱視近視矯正なのだが、細かい作業がし辛いので老眼鏡をプチる。日本のTVでよく宣伝してるつまみを回すと度が変わるタイプだが、55,000ドンって。大丈夫か?

しかしshopee、注文した品がTo receiveになっててもなかなか届かないな。拠点からここまでで時間がかかるのだろうか。連休だからかもしれない。

9時10分、無事停電開始。

暑いが停電なので街の探検に出かけた。
バイクで走り出したら思ったほど暑さは感じない。

周辺はメインロードからコンクリート敷の道が左右に何本か作られている。4輪の入れるところは農場用か土地が削られ均されているところが目立つ。その先はダートになり、さらに細くなって車では入れない。

メインロードの北側には、おしゃれなコテージ風の建物もいくつかあり、ファームステイとしての開発も進んでいるようだ。ちょっと丘を上がるとBe Duop山がよく見える景色のいい場所がたくさんある。

iphoenなので広角だが、実際には山が目の前

メインロードの南側は水が豊富なのか、魚の養殖場がいくつか作られている。
陸封の鮭かチョウザメだと思うが、陸封の鮭は鱒の仲間と思われ、たいして美味しくない。
チョウザメは美味だが、キャビアが取れるには3-4年かかるらしく、ほとんどその前に出荷してしまう。しかもすくなくともこの周辺数省の山の中で養殖が進んでいて、需要が頭打ちになるのが心配だ。今から養殖場作って
勝算はあるのだろうか。
反面、どこかの養殖場でチョウザメが安く買えるといいなあ、とも思う。

昼前に帰宅。停電は終わっていた。
告知時間はかなりアバウトで、電気工事予定されていれば8時〜17時となるのだろう。

午後コーヒー豆の焙煎。
眼の前にアラビカ種の珈琲畑があるような環境なので、コーヒー農家や焙煎所で生豆を分けてもらって自家焙煎だ。
以前は好みの焙煎の豆を手に入れるのが難しく、それならと10年以上前から始めた。
今はたくさんの焙煎所があり、大きなコンピューター制御の焙煎機で焙煎したほうが安定するし美味しいのだが、その分値段も高い。

午後になっても晴れていてかなり暑い。1階で30℃、2階は33℃くらいある。

車に積んでピクニックに持ち出せるようなパッタンとたためる椅子を2つ買う。

5月4日

昨日の夜タイマーをセットしておいたパンが焼けた。
HBは買ったけど使わない3大家電だそうだが、ここでは大活躍。半径30kmで一番美味しいパンが焼ける。
切り分けて冷凍保存した。

風呂用の給湯器は私がダラットで買うことになったが、店がわからない。Tin君に問い合わせて店を教えてもらう。
次に店にgoogle翻訳でベトナム語にしてSMSで問い合わせ。こういう時は音声よりテキストが便利だ。
営業日や時間がわかったので、明日日曜日に日帰りで買いに行くことにした。となると他の買い物や用事も済ませたい。効率よく回れるようにリストを作った。

人に預けてある犬も連れてこなければならない。
これで月曜日からの工事再開に備えられる。

米500gを水1.1で圧力釜で炊く。

雑貨屋で買い物。
ビアホイ、じゃがいも、人参、ナス、卵6個、豚肉200g、りんご、マンゴー、ロングライフ牛乳2個(200cc x 2)
普段買わない果物つい買ってしまった。
2,000ドン負けてくれた。ここのおばちゃんいつも負けてくれる。さらに万能ネギ60gもくれた。

店にいた少数民族のばあちゃんが興味深そうに私を見て、おばちゃんが日本人だと言ってるのに信じられない様子だ。
少数民族語で挨拶しておいた。(挨拶と「ありがとう」しか知らない)

遠い方の車屋が開いていたのでバッテリー交換を頼んでみた。ipad持って行かなかったのでベトナム語で説明するが、バッテリーが通じない。
しかたなくボンネットを開けて実物を見せる。置いてないからダラットまで行けとのこと。
近所に住んでいるというのが通じない。言葉もさることながら、こんなとこに外国人が居るというのが理解できないのだと思う。

肉はソミュール液に漬けてパンチェッタもどきを仕込む。
マンゴーが美味い。ここではスイーツが手に入らないので果物が多くなりそうだ。

塩漬け中

shopeeの配達員から電話がかかってきた。言葉はわからないし場所は説明できないので、電話番号は大家さんのを登録したはずなのに。
すぐに大家さん宅に行き、折り返してもらったところ、2年以上前の住所に配達していることがわかった。
配送員は、キャンセルして住所変更後に再オーダーしてください。と言う。
住所変更がうまく反映されていないようだ。商品がまったく届かないわけだよ。

全部の商品の売り主にチャットで連絡して、対応を聞くと同時に、住所変更のやり直しだ。「住所を加える」に同じ住所を登録してデフォルトになた。これでどうだろう。
なにか安いものをひとつオーダーしてテストする必要がありそうだ。
などと対応していたら..、なぜか2つの商品が無事届いた。住所変更できてるじゃん。まったく意味がわからない。
また各店にchatで、届いた商品もあるのでもう少し様子見です。そちらで配送先をチェックして旧住所の場合はキャンセル、新しい住所ならそのまま続行となります。と連絡していく。
もう何がなにやら....
ただ配送員の兄ちゃんが家の場所を覚えてくれたので、次回からは問い合わせ電話なしで届くはずだ。

夜、部屋の中の明かりにつられてカナブン系の虫が飛来する。羽音がうるさいのと、頭に止まる確率が高い気がする。
部屋を暗くして外の明かりをつけ、一旦虫をそっちに寄せてからドアを締めて部屋の明かりを点けても何故か虫が入ってくる。
観察していたら、どうやらドアの下の数ミリの隙間からはいってくるようだ。バッグ類で塞いだら入ってこなくなった。

余りの木切れは全部おいて行ってもらったので、角材を引っ張り出してきてドアの幅に切り、今夜からは3つのドアの下に置いて虫を防ぐ算段をした。
これは効果アリで、夜の虫騒動からは解放された。

5月5日

朝、政府騒音がない。なぜだ?
夕方はしっかりうるさかったから、日曜日という事ではなさそう。

給湯器、車のバッテリーその他をゲットして、犬を連れ帰るべく、ダラットへ日帰りする。
と思ったら、セルが回らない。いよいよバッテリーがヤバい。チャージャー繋いだらかかったので、チャージャーを車に積んで出発だ。

9時半ごろダラットに着き、まずは修理を頼んでおいたアンプ屋へ行く。しかしおっちゃん、まだ作業中だ。メッセージ送ったよって言われ、ごめん見てなかった、となり、次に来るときまでにと再度お願いする。

次はすぐ近くの靴修理屋でブーツのハトメ修理。それからバッテリー交換に車屋へ行くが、誰もない。早すぎたか?日曜日は休みか?ゲートは開いてるんだけどね。

仕方がないので他のガレージを探すことにした。途中の路上でアボカドを買って、日本食材が多い店へ行く。
みそ、そば、乾燥わかめ、わさび、コーヒーフィルターなどを買う。

給湯器屋の兄ちゃんは英語が堪能で、しかもTin君が見に来たり、私が開店時間を問い合わせたりしたのが全部つながっていることを理解していて話が早い。
結局設置できるスペースはあるのか、また正確なバスタブの容量を伝えれば適したのを選んでくれるという。小さい方についても水圧が低い用(給湯器内部で水圧を上げられる)と普通用があり、やはり水圧を高める機械を付けてから考えたほうが良さそうだ。
というわけで、購入はもう少しやり取りしてからとなった。
有料でデリバリーと設置もしてくれるそうで、諸々決定後に見積もってくれるそうだ。

もう一軒車屋に心当たりがあるので、途中で犬のリードと餌を買ってから車屋へ。バッテリー交換できるというのでお願いする。
おっちゃんがバイクでどこからともなくバッテリーを持って現れ、交換してくれた。これで一安心だ。

昼食後掃除機の修理にいつも行く電気製品修理店へ行く。
掃除機、なぜか5分くらいで充電が切れてしまう。おばちゃんにgoogle翻訳で、直ったら連絡ください。遠いのですぐには取りにこれないけど。直らなかったら捨ててください。と伝えた。

粉屋で全粒粉と強力粉を買おうと思ったのだが、全粒粉しかない。強力粉はどこでも買えるので、全粒粉と牛乳を買ってからスーパーに行き、強力粉、ステーキ肉、チーズ、ロングライフ牛乳、豆板醤、トマトソース、オリーブオイルなどを買い込む。

美味しいコーヒーでも飲んでゆっくりしたいのだが、犬を預けてある家の前までは車が入れない。坂道を50mくらい歩かなければならないので、雨は避けたい。断続的に降っている雨もどんどん激しくなりそうなので、雨の合間を縫って犬をピックアップ。
犬連れで寄り道は面倒なので、それから一気に帰宅した。

障害老犬たち

帰宅後shopeeでトイレ掃除ブラシとコーヒーポットが届く。

大家さんから配送荷物を預かっていると連絡があったので、取りに行った。先日Nha Trangに行ったときにオーダーした革のパスポートケースとipadケースだ。
今使っているパスポートケースは端をネズミに齧られたようで、ボロボロになっているし、ipadケースは人造革の質が悪く、すぐにダメになる。
両方とも革を選んで採寸してオーダーしたので、なかなかいいものが届いた。

結構安くオーダーできる

大家さん一家と近所のコーヒー農園カフェにコーヒーを飲みに行った。イエローブルボンがあるのに、入れ方はエスプレッソ。しょうがないのでそれをアメリカーノでいただく。濃い。
店の隅に生豆が展示されていて、イエローブルボン、ピーベリー、ティピカがある。売ってもらえると言うのでイエローブルボンを200g購入。16万ドン。自分で焙煎して美味しければ、そんなに高くはないかな。

5月6日

部屋の前のウッドデッキに居る犬が、夜中にゴソゴソしてて起こされる。様子を見たら嘔吐してる。
ざっくり片付けてすこし相手をしてやる。

朝、チビ犬(Ju)は寝たままなので、地面へ下ろす。
Juはかなり年寄りで目が見えない上に耳も怪しいので、どこかにフラフラ行ったら探せない。だからリード付けておく。
温かいうちは地面においておこうと思う。
大きい方(Dee)も年寄りで昨年の病気の後遺症でまっすぐ歩けない。しかも預けてる間にめちゃデブになっている。
ただでさえヨロヨロなのにデブだから、ウッドデッキの3ステップの階段がうまく上がれない。これは練習してもらうしかない。

温度計付きのコーヒーポットを買ったので、適温と言われている85℃〜92℃くらいでコーヒーを入れようとお湯を沸かし始めたら停電。
ギリギリ豆は挽いたので、電気湯沸かし器から鍋+ガスに切り替えてお湯を沸かす。
しっかり沸騰させたのに温度計は79℃。もう一度沸騰させるが変わらない。標高のせいにしては低すぎる。
79℃で入れたコーヒーは、それでもいつもより苦い。いつもは一体何度で入れてたんだろう?

9時過ぎにTin君たち建築家チームが来て、外の鉄の柱の塗装とバスルームの手直し。外の鉄柱はオレンジに塗られていい感じだ。
バスルームは主に床の処理とタオル掛けや鏡を付ける作業だ。
昼からは水圧を上げる機械の設置。手動で板を切っていたので、ジグソーを貸してあげた。

午後、Juが暑そうなので場所を移そうとしたら、死んでいた。全然元気なかったし、寿命だと思う。
1日ほどだったけど、田舎の家で最期を過ごせてよかった。建築家チームに穴を掘ってもらって埋葬した。動物の埋葬が簡単なのも田舎の良さだと思う。

Deeは左前脚の横に出ている爪が割れている。階段が上がれないのはこれが原因か。爪切りで切ってヨードチンキを塗る。前脚は他の爪も長いのでカットした。

shopeeの配達員から電話があり、また旧住所に配達されたものがあるようだ。どの商品かは聞き出せず、数日後の「配達できません」のメッセージ待ちとなる。
同時に届いている品物もある。今日はブーツキーパーと砥石が来た。

夕日が落ちるまで天気がよく、午後から夕方まで2階に日が入りっぱなしだ。Macbookやテレビにも直射日光が当たる。その上眩しいし暑いので、窓に遮光フィルムを貼るかカーテンが必要そうだ。
夏至あと日の入り場所を確認してから、どの窓にフィルムが必要かを考えるか。それとも多めにフィルムを買ってすぐに対策するか。そろそろ夕方は天気が悪くなる季節だし、数日様子を見るか。

ほぼ完成形。後は流し台下の棚だけ

夜はひき肉とナスのカレー炒め。インド料理屋で分けてもらったガラムマサラとなんとかマサラで味付けしたらとても美味い。今度正式に購入させてもらおうと思う。

夜はjuちゃんに献杯と言いつつ、いいウイスキーを呑む。

5月7日

夜が早いので、朝も早く目が覚める。
周囲を軽く散歩。Deeが付いてきた。

本日も建築家たちが来て作業だ。
昨日つけてもらった洗面台上の棚、いい感じなのだが大きすぎて顔が洗えないことが判明したので、切ってもらう。それからバスルームのカーテンレールの設置や掃除など。

顔が洗えない

もう一人はドアや窓を止める金具の交換だ。前のはボロくて窓が風で煽られると折れてしまう。ドアはマグネットのストッパーだけではちょっとした風に耐えられないので、ここにもフックを付けてもらった。

2階の西日問題。とりあえずカーテンをテストすることにして、梁から洗濯ばさみをいくつか吊り下げて布を止め、簡易カーテンを作った。
これで様子を見て、良さそうならワイヤーとおしゃれな洗濯ばさみで自作するつもりだ。
ワイヤーは張らず今のテスト用みたいに梁に釘止めにするかもしれないが。
今日は薄曇りで効果がよくわからないが、陽当りは軽減されるようだ。

棚は大工連が工場で作って設置するという。こちらは来週になると思われるが、確実な日を連絡してほしいとTin君に頼んだ。

以前から使っている木製の格子状のフックラックは長すぎるのでバラして3フック4つ、2フック4つに分けた。それに内壁と同じ塗料を塗ろうとしたら、クリアラッカーが塗られているからは剥がさないとだめだという。
紙やすりでラッカーを剥がして塗装し、入口付近の壁に設置してもらった。
これでバッグや上着、帽子などがまとめられた。

本日でTin君たちの作業は終了。不具合が出たら連絡することになる。あとは大工たちの作業と、給湯関連となった。
Tin君の次のプロジェクトは薪ストーブ。まずは鉄屋さんを見つけてもらうことになる。

夕方、政府騒音後に日が 暮れて、酒を飲みながらウッドデッキで犬と過ごすのはなかなかいい。聞こえてくるのは虫の声だけだ。8時を過ぎるとぐっと寒くなってくる。

スキゾの魂が疼く。田舎へ逃げよう!(ベトナムの田舎に家を建てて暮らす・生活編2週目+施工編完結)へつづく

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