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【面接対策】「転職活動の軸は?」への対策

こんにちは、たまだいです。

本日は、面接が苦手な人へお送りする対策記事です。
しばらくは、面接対策強化期間として、皆さんが面接で失敗しないための対策コンテンツを解説できたらと思っています。

<動画はこちら>

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<「転職活動の軸を教えて下さい」の意図>

まず質問の意図についてです。
これはこちらの動画でもお話しましたが、転職の軸は、中途面接で必ず訊かれる質問の御三家です。
聞かれていることは、何を判断軸として会社選びをしているのか、ということです。

恋愛で言うところの「どんな人がタイプ?」に近いです。
もっと正確に言えば「君は何を満たす人と付き合いたい?」ですかね。

これを企業側が質問する意図は大きく3つ。

・ミスマッチを防ぐため
・転職への熱量を知るため
・アトラクトの材料を得るため

面接官は、この3つのいずれか、もしくは複数の意図を持って聞いてることが大半です。ひとつひとつ補足説明します。

①ミスマッチを防ぐため
しっかりと転職の軸、要は相手がこの転職を通じて叶えたいこと、欲しいものを知ることで、それらが自社にあるのかどうかを判断します。
明らかにそれが、ないのであれば、それはミスマッチになりかねないので、採用することを避けます。

このミスマッチを防ぐという意図は、皆さんにとって、もの凄く重要です。
条件になりうる要素が山程ある中で全てを検証するのは不可能なので、本当にあなたにとって大切な判断軸を整理しておくことが求めらます。

特にノックアウトファクターをクリアにしておくことも重要です。
ノックアウトファクターに関してはこちらの動画を御覧ください。

②転職への熱量を知るため
転職の軸にどの程度の思考の痕跡があるか、要は深く考えられた上での転職軸なのか、表面的なものなのかを見ることで、転職への熱量やキャリアとの向き合い方、また考える力も知ることができます。

軸がまだ表面的な場合、それほど本気で転職したいとは思ってないんじゃないかと感じられてしまいます。
また、ミスマッチの可能性も上がりますし、物事を深く考える習慣がない人と評価される可能性もあります。

③アトラクトの材料を得るため
アトラクトとは、惹きつけ、興味付けですね。
企業にとって面接は評価する場だけではなく、評価される場でもあります

企業があなたことを採用したいという判断になったとき、あなたに自社のことを好きになってもらわないといけません。そして、そのために自社の魅力を伝えないといけない。

でも、あなたにとって何が魅力なのかがわからないと、お門違いなアピールをしてしまいます。
そうならないためにも、あなたが何を大切にしているのか、価値観を知っておく必要が企業にはあります。

転職をするのであれば、転職軸は面接対策という文脈に限らず、必ずクリアにしておくべきものです。どんな自己分析よりも時間を使って真剣に考えてください。

<「転職活動の軸を教えて下さい」の回答フォーマット>

では次に「転職活動の軸は?」の質問に対する、回答のフォーマットをシェアします。それがこちらです。

【結論】:私の転職活動の軸は、「①〜」「②〜」「③〜」です。
【理由】:これらを大切にしている理由を補足させてもらいますと、【理由】です。
【結論】:以上から私は、「①〜」「②〜」「③〜」を大切にしており、御社はこれらに当てはまるのではと考え、応募させていただきました。

ひとつ例を出してみます。

【結論】:私の転職活動の軸は、「①セールス職であること」「②マネジメント機会を早期で得るチャンスがあること」「③定期的な異動希望を出すチャンスがあること」の3点です。
【理由】:これらを大切にしている理由を補足させてもらいますと、私は将来、人事として会社の組織づくりに挑戦できるポジションを目指しておりまして、そういったポジションを任されるようになるためには、
「しっかりと成果を残し、信頼や発言権を得ること」「人を扱う仕事に携わること」が重要であると考えています。
【結論】:そのため、私は、これまで経験を積み、成果を上げてきたセールス職であり、早期でマネジメント(人を扱う仕事)ができ、定期的に人事への異動希望が出せる企業様を探しており、御社はこれらに当てはまると感じ、応募させていただきました。

といった形でしょうか。
これが基本フォーマットになりますので、参考にしてみてください。

理由の部分は、取り繕うのではなく、実際にあなたが「なぜその軸を大切にしているか」を話してもらえたらと思います。
ちなみに、お金や条件面が理由になることもOKです。その場合はこちらの動画でお話しています。

<想定される二次質問、三次質問>

では次に、転職の軸の一次回答に対して追加で深堀りされるであろう二次質問、三次質問についてお話します。
以前こちらの動画でもお話しましたが、面接は準備が全てです。
特にこの質問の深堀りに対する準備が最も大切ですので、必ず対策してください。

深堀り質問の種類は多くはありません。
基本的には、What?Why?How?の3つがメインです。

What:「〜とは具体的に何?」と解像度を上げるための質問
Why:「なぜ?」と理由や根拠を問う質問
How:「どうやったの?」と結果に対する手段を聞く質問

自分の回答に対して、抽象度が高いところへwhatの問いを立てる。
自分の回答に対して、相手が「本当に?」と疑いを持ちそうなところへのwhyの問いを立てる。
そして、自分の成果や結果に対する信憑性やプロセスを問うためにhowの問いを立てます。

転職の軸に対する深堀りは基本的にWhatかWhyになります。
先程の例でやってみましょう。

【結論】:私の転職活動の軸は、「①セールス職であること」「②マネジメント機会を早期で得るチャンスがあること」「③定期的な異動希望を出すチャンスがあること」の3点です。
【理由】:これらを大切にしている理由を補足させてもらいますと、私は将来、人事として会社の組織づくりに挑戦できるポジションを目指しておりまして、そういったポジションを任されるようになるためには、
「しっかりと成果を残し、信頼や発言権を得ること」「人を扱う仕事に携わること」が重要であると考えています。
【結論】:そのため、私は、これまで経験を積み、成果を上げてきたセールス職であり、早期でマネジメント(人を扱う仕事)ができ、定期的に人事への異動希望が出せる企業様を探しており、御社はこれらに当てはまると感じ、応募させていただきました。

Whatの場合
・セールス職って具体的には?
・マネジメント機会とは?
・定期的ってどれくらい?
・組織づくりってどういうものを指してる?
・発言権ってどういう意味?
あたりがすぐに出てきます。客観的に文章を見て、もっと具体的に聞きたくなる部分、言い換えれば少しでも曖昧な部分には問いを立てて準備しておきましょう。
これは単純に、あなたの話をしっかりと理解するための質問なので面接でもビビる必要はありません。

Whyの場合
こちらが強敵ですね。こんな質問が考えられます。
・なんでセールス職であることが重要なの?
・なんでマネジメント機会を早期で得るチャンスがあることが重要なの?
・なんで定期的な異動希望を出すチャンスがあることが重要なの?
この3つは確実に準備が必要です。なぜそれらの軸があなたにとって大切なのかを問う質問ですね。

これも、しっかりとあなたのことを理解するために、聞いている質問では在るんですが、どうしても「なんで?」といった質問は詰められている感覚になります。当日テンパらないためにも、「なぜ?」を3回以上繰り返して整理しておくようにしましょう。

あともう1点・・・

なんで人事なの?営業チームでも組織づくりはできると思うけど。

この「他でも満たせると思うけど、なぜそれなの?」タイプの質問。やや意地悪ですが、結構聞かれます。三次質問として登場しやすいですね。

なぜ人事なの?と聞かれて「〜だからです」と回答。
それに対して、「その理由だったら〜でも満たすけど、なぜ人事にこだわるの?」みたいなイメージです。
これも事前に整理が必要です。

転職軸は、検索条件というイメージを持ってください。
条件A、B、Cで検索しても、あなたが希望している職種や企業以外にも、当てはまるものってありますよね?それらよりもあなたが希望している職種や企業をなぜ選ぶのかを、説明できるようにしておきましょう。

なんで人事を任されるようになるには、「しっかりと成果を残し、信頼や発言権を得ること」「人を扱う仕事に携わること」が重要だと考えたの?

この思考プロセスを問うタイプの質問もよくあります。
あなたの転職軸の中には、あなたの仮説や経験則、固定観念などが含まれていることが大半です。
それ、当たり前じゃないことがあるので、必ず、なぜあなたはそう考えるのかを整理しておきましょう。

<お知らせ>

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