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菜の花畠に 入り日薄れ

菜の花畠ですね。夕暮れ前でしたけどきらきらしていました。

菜の花や 月は東に日は西にって詠んだのは 蕪村ですが彼はその人生の中でも菜の花を題材とした句を多数詠んでいました。同じように、菜の花を題材にした歌でこの季節ふっと口ずさんでしまうのが『朧月夜』。信濃国出身の高野辰之さん。鳥取出身の作曲家・岡野貞一さんとコンビを組んで多くの唱歌を作られました。『春が来た』、『春の小川』、『紅葉』、『故郷』、『日の丸のうた』。等がありますよね。明治時代の方々なので、もとの歌詞は、古風な言い回しがおおいです。
『朧月夜』一番の「におい淡し」。ここでいう「におい」とは、色のことですよね。また二番の「里わの火影」、こちらは「里にともされた家々の灯り」といった意味になるのでしょうか。けど ほんとうに綺麗な あるいは美しい言葉で表現されています。
だからなのでしょうか?世に誕生してから百年以上も経つというのに未だ歌い続けられているのは?確かに音楽の時間に習うからいつまでもっていうのは、あるかもしれませんけど。それ以上に、親から子へ、子から孫へと歌い継がれてきたというのもあるのでは?って思います。
ところで、わたしの最も古い記憶に残っている童謡といえば 以前こちらのnoteで紹介させていただいた『三日月さま』なのですが、この歌はいっときわたしの夢だったのでは?って思ったこともありました。おばぁちゃんから母へ、母からわたしへと伝わってきたはずなのですが、以外と知られていなかったりして。ほんとうに このネット時代。功罪は、いろいろだとは思いますけど。他にも知っていらっしゃる方がいて。夢ではなかったって思えたり。
そういえば お月さま続きで。
 えぇ、「朧月夜」、「三日月さま」ってくれば、「雨降りお月さま」、「うさぎ うさぎ」。「十五夜お月さま」(個人的には、寂しい感じがして。苦手)この曲は、学校へ通い出してから知ったのもあって思い入れは少ないかも。でも「月」に関わる童謡、わらべうたって 本当にたくさんありますね。

って、ここまで来れば やはり巨匠の『二十三夜』も入れておきたいかも知れません。※巨匠………堺正章さんですね。って ちょっと路線が違いました。

「いやぁ 音楽って本当にいいもんですね」
まだ つづく

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