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比那子の由来をやっと理解できた話

私の名前は「柴田比那子」と書いて、「しばたひなこ」と読む。

「比那子」

ひなこは珍しい名前ではない。

しかし、漢字にすると日菜子、雛子、比奈子など、同じ「比」「那」を組み合わせたひなこには出会ったことがない。
自分の名前の漢字を伝える時には「比べるに、沖縄県の那覇市の那に子どもの子です」なんて伝えたりしている。

名前の由来に関して、ずっとずっと前に両親は「学問の始まり何事も(那・なんぞや)、比べることから始まる」だから比那と説明してくれた。

正直、ぜんっぜん理解できなかった。
何回聞いても、この回答ばかりで、もう理解するのははるか昔に諦めていた。

そのことさえも、忘れたころ、

先日、zoomで自己紹介をする機会があり、自分の名前の由来を話す機会があった。


「学問の始まり何事も(那・なんぞや)、比べることから始まる」だから比那らしいけど、正直自分でも理解できていないと話すと、


ぽんッと

チャットに文章が送られてきた。

送り主は起業コミュニティでお世話になっている桜井さんだった。
桜井さんは哲学を中心にあらゆる知識があり、それらを統合し、非常に深い思考をされているので、いつもワクワクしてお話を聞かせて頂いている。

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「比較とは、「二つまたはそれ以上の対象を種々の観点から観察し、それらの類似性ないし同一性、および差異性を明らかにする思考の働き」のことを意味するそうです。ご両親は、様々な観点で相対的に物を見てフラットな人になって欲しいという願いを持っていたのではないかという仮説を持ちました。」

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後日、この仮説について考えたのは普段スラックなどでのやり取りをみたのも踏まえて思いついたとそうだが、この文言がすぐに出てくるのがすごいなあと感服してしまった。

名づけ親の父にも確認したが、どうやら合っているらしい。

とにかく、私はこの仮説にすごく腹落ちした。

そうか、今まで、クラシックバレエ、サッカー、英会話、大学受験、京都の寺社仏閣をめぐるサークル、国際保健での活動、地域保健での活動、看護師、はぐくむ、起業コミュニティ、そして余白堂、、などなどなどなど

一貫がないな~という視点もあるかもしれない。

だけど、色んな経験をして様々な人に出会えて、関わり合えたからこそ、なんだかんだフラットな人になれていたりするのかな???

と思えたのである。

自分の名前の由来を人に説明できるようになったのも、どこか安心した気持ちもある。


これからの人生、困難もたくさんあると思う、そういった事象に対して、色んな視点で考え、動じず淡々と課題をクリアしていける人間でもありたい。


2023年3月20日(日)


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